・ストーカー加害者側の視点!
どうも管理人のポポリッチです。
本書は珍しい内容。
ストーカー加害者の視点。
赤裸々に書かれています。
著者である守屋秀勝さん。
本書の注意事項も述べています。
加害者のほうが絶対に悪いという話。
どうしても自分の主観も多く入っています。
中には被害者に落ち度があったのでは?
このように思う人もいるかもなのでしっかり明記されています。
読んでいて重い内容と感じる1冊を紹介です。
書名:粘着の人 ストーカーという名の宿痾
著者:守屋秀勝
出版社:産学社
出版年:2024年3月11日
ページ数:212ページ
ストーカー加害者の更生支援。
最も危ないモンスターストーカー。
元ストーカーが独白。
早速、本書を私なりの書評していきます。
・赤裸々に語られている内容!
(P.88) 彼女に送ったメッセージは会社にばれていた。それ以前から執拗に電話を続けていたことも上司の耳には入っていて、どうするか検討していたらしい。
ストーカーというとです。
元恋人の印象が強いですよね。
本書は幼少期から今までを綴られています。
恋人じゃない人も多いです。
むしろ、本書の場合。
5件くらいのストーカー事象。
そのうちで元恋人のほうが少ない。
その辺りも驚くことでした。
(P.138) 彼女には以前からテレビに密着取材をされていて、その日はカメラクルーも来るという。私は彼女に会えるのならどんな形でも問題なかった。それ以上にやっと会えるということにホッとした気持ちだった。
テレビに出演されているカウンセラー。
その方にストーカーしていたときの話。
出会いから細部に書かれています。
本書の著者は本名で活動されています。
ググったら相手が誰か出て来そうです。
ストーカ規正法でというニュースも見た記憶あります。
あの人かな?という想像はできました。
先程も書いた通りで相手は恋人だけではありません。
カウンセラーや海外の人など多くの体験談が書かれています。
(P.186) 「なんでこんなにくだらないことをしていたんだろう」 気付くと私はコミック片手に、笑い声を上げていた。「仕事も探さないと」 私は早速入院を取りやめた。不思議と日常生活を取り戻そうという前向きな気持ちがあふれ、晴れやかな気持ちに満たされた。
マンガで分かる心療内科 アドラー心理学編。
こちらを読んでいろいろ変化したそうです。
ただ、おわりにも書かれています。
本人が語っていることになります。
「本当に回復しているの?」
ここの疑問はどうしても付きまといますよね。
実際に薬物依存の更生支援をしていた有名人。
本人が逮捕されてしまった件などもありますよね。
アドラー心理学本で解決したのは私も最後の最後で驚きました。
でも1冊の本で人生が変わった人は山ほどいます。
私も本との出会いは大切にしています。
【粘着の人 ストーカーという名の宿痾 (守屋秀勝)】
・ストーカーの思考回路!
【新刊】 守屋秀勝の粘着の人 ストーカーという名の宿痾でした。
ストーカー規正法があります。
しかし、根本的な問題。
ストーカーの更生支援が大切。
そういうことで著者さんは更生支援の活動されています。
本書のストーカーの思考回路を知ると怖さも感じる内容でした。