【新刊】 中島広数のグローバルで通用する「日本式」マーケティング

 

・元・味の素マーケティングマネージャー直伝の仕事術!

 


どうも管理人のポポリッチです。

 

本書はとても刺激的でした。
著者である中島広数さん。


元・味の素マーケティングマネージャー。

クックドゥを担当されていました。
スーパーなどで定番商品ですよね。
CMなどでも見かける生活の定番商品です

 

そしてグローバルで通用するについて。
実際に海外赴任もされています。
そういう経験がある人なので説得力が強いです。

 

 

 

グローバルで通用する「日本式」マーケティング 元・味の素マーケティングマネージャー直伝の仕事術

 

 


書名:グローバルで通用する「日本式」マーケティング 元・味の素マーケティングマネージャー直伝の仕事術


著者:中島 広数


出版社:日本能率協会マネジメントセンター


出版年:2024年2月1日


ページ数:212ページ

 

 


日本がダメなら海外へは通用しない。
仮説、仮説、仮説。
そして実践、検証。
本書を私なりの書評していきます。

 

 


・超実務視点で伝えるグローバルマーケティングの極意!

 

 

(P.59) 「正解を自分でつくり上げる」のがマーケターの役割なのですが、そのために何より大切なのが「はじまりはいつも仮説」という考え方なのです。




正解はない時代と言われます。
だからこそ自分の頭で考える。
思考力が大切になってきます。
思考をする上で重要なのが仮説。

 

私も仮説は大事と痛感するタイプ。
人によっては行動が大切と言う人もいます。
行動の前に仮説を立ててそこから実践して検証する。
本書の考え方はしっくりくるものでした。

 

 

 

(P.99) マーケティングで大切なのは商品コンセプトをつくるだけでなく、どうやって実現するか、どうやってトライアルの壁を超えるかもしっかりと考えておくことなのです。




トライアルというのはです。
購入・試すということになります。
少し話が脱線するかもしれません。
私なりの書評なのでご了承ください。

 

商品だけでなく個人活動も当てはまります。
本人が本人をプロデュースする力とも言えます。
開発部門は良いものをつくれば売れると思う人が多いこと書かれています。
これは個人のクリエイターさんでも当てはまる人が多い。

 

例えば、ブログや音楽や動画などなど。
生放送している配信者さんなどもそうです。
クオリティアップする精神は大切。
それと同時にどうやって周知していくか大切になる。
ここが抜け落ちている人が多い印象。

 

極端な例になります。
クオリティが高いフォロワー100人以下の人。
クオリティが標準レベルだけどフォロワー100000人以上。
どちらがより多くの人に見てもらえるかと言う話ですよね。
作品のレベルを上げるのと同時に現代のツールを使いこなし周知する意識も大切。

 

 

 

(P.149) 私が事業支援を行ったフィリピンのオイスターソースや、カンボジアのポークパウダー、あるいは私ではありませんがタイ味の素が1993年に発売した缶コーヒーなどはまさに日本式のグローバルマーケティングが当てはまった事例と言えます。




タイの味の素。
缶コーヒーを発売しているそうです。
日本人としては想像がつきませんよね。
この缶コーヒーは凄いですよ。

 

タイでナンバーワンのシェア。
販売しているだけでなくトップなんですよね。
タイで販売している味の素の缶コーヒー。
1度くらいは飲んでみたいと本書を読み思いました。

 

 

【グローバルで通用する「日本式」マーケティング (中島広数)】

 

 

 

 

・視野が広がる内容!

 


【新刊】 中島広数のグローバルで通用する「日本式」マーケティングでした。

 

実際に商品開発に関わっていた人。
海外赴任をして現地を見てきた人。
説得力がある重い言葉が並んでいました。
知らない知識を知れる本書はまさに目からウロコでした。
味の素の凄さも伝わる内容でもありました。