・現役調教師の馬についての話!
どうも管理人のポポリッチです。
著者である小桧山悟さん。
現役JRA調教師の方になります。
と言ってもです。
2024年2月末。
定年で引退される人。
本書は現役時代での出版。
これで最後というのも語られています。
文才を感じられるんですよね。
調教師を引退してからも出版されるかと思います。
むしろ、作家人生になるかもしれませんね。
そんなことを感じつつ本書を読みました。
書名:私の馬研究ノートⅠ 蹄音の誘い
著者:小桧山 悟
出版社:ラトルズ
出版年:2023年12月6日
ページ数:274ページ
競馬系の書籍。
自厩舎を語る。
競馬界を語る著者も多いです。
本書は幅広く著名に相応しい内容でした。
・スマイルジャックで日本ダービー2着もある調教師の書籍!
(P.115)それで失敗したら責任は自分が取る。でもうまくいったら厩舎が潤うわけでもあるので、にんまりして「ごちそうさま」という。馬からおりた調教師とはそういうものだと思う。
小桧山悟さんの人柄。
一貫して書かれていること。
「責任は自分が取る!」
厩舎関係者は沢山います。
失敗することだってあるでしょう。
そのときに小桧山悟さんも頭を下げる。
しっかり謝罪されてることが多く書かれています。
誠実性が感じられる話も多かったです。
(P.119) 馬主、調教師、厩舎スタッフ、生産者、そしてファン。みんなの思いが血によってつながっていく。競馬の魅力がそこにある。
○○厩舎に縁の深い血統。
私は血統オタクなので大好きです。
小桧山厩舎もそういう縁を大切にしている話。自分が手掛けた牝馬。
産駒を生んだときに気になるそうです。
例えばウマ娘で人気のゴールドシップ。
母馬のポイントフラッグ好きでした。
須貝騎手が現役時代に乗っていた印象あります。
そんな馬が調教師になった須貝厩舎にいる。
現役時代に好きになる要因でしたし競馬のロマンです。
(P.123) いっせいはデビュー前、縁あって小桧山家に居候していた。その間、完全に家族の一員だった。自分はその才能に惚れこみ、同時あちこちの新聞社や雑誌社に売り込んで、マネージャーのようなことをしていた。
かなざわいっせいさんとのエピソード。
まったく知らないことばかりで驚きました。
かなざわいっせいさんがお亡くなりになっていた。
その事実も本書で初めて知りました。
競馬知りたての頃になります。
宝島社から出版されてた競馬読本シリーズ。
110円で収集しまくって読みまくってました。
その中でかなざわいっせいさんの名前はよく見る。
実際にコラムなども読んでいたので小桧山悟さんと縁があった方だったんですね。
【私の馬研究ノートⅠ 蹄音の誘い (小桧山悟)】
・ムツゴロウさんとのエピソードも書かれています!
【新刊】 小桧山悟の私の馬研究ノートⅠ 蹄音の誘いでした。
書評箇所では触れていない箇所。
ムツゴロウさんとのエピソードも書かれています。
テレビ番組でも有名なあのムツゴロウさんです。
私は競馬好きですけど本書は知らないことだらけでした。
そして小桧山悟さんの文章は読みやすいと感じました。