【書評】 ミルコ・デムーロ×クリストフ・ルメール 勝利の条件

・世界的名手の思考に迫る!

 

 

どうも管理人のポポリッチです。

 

本書は2016年に出版。

ミルコデムーロさん。

クリストフルメールさん。

 

お2人の立場も変化している。

というのもデムーロさん最強の時期。

年間G1を4勝しているような時期。

 

一方でルメールさん。

ようやくG1勝利できた。

(JRA所属騎手になってからですね)

そういう状況なので読んでいて感慨深かったです。

 

 

 

ミルコ・デムーロ×クリストフ・ルメール 勝利の条件

 

 

 

書名:ミルコ・デムーロ×クリストフ・ルメール 勝利の条件

 

著者:ミルコ・デムーロ

 

著者:クリストフ・ルメール

 

出版社:KADOKAWA

 

出版年:2016年4月6日

 

ページ数:240ページ

 

 

なぜ2人は勝てるのか?

その答えがここにある。

 

本書の注目ポイントは表紙。

ルメールさんがシルクレーシングの勝負服。

この時代にアーモンドアイやイクイノックスはいません。

先見の明を感じるのも有り書評したくなりました。

 

 

 

・伊仏のトップジョッキー2人が本音を激白!

 

 

(P.63) JRAのジョッキーとして華々しくデビューを飾ったからどうしても比べられるところがあって、そういう意味では僕も早くG1を勝ちたいと思っていました。

 

 

 

クリストフ・ルメールさんから。

メジャーエンブレムでG1初勝利。

JRA所属騎手になってからですね。

 

今のルメールさんから考えたらですよ。

「僕も早くG1を勝ちたいと思っていた」

今はG1勝ちまくっていますからね(笑)。

 

ルメールさんもこういう時期があった。

日本に適応して活躍する土台をつくった。

それが現在の2023年に活きて活躍されているんでしょうね。

 

 

 

(P.67) ネオユニヴァースでは三冠制覇に挑んだけど、少し距離が長かったかもしれない。コーナーをずっと外を回らされる不運もあって、最後、いつもみたいに伸びてくれなかった。

 

 

 

ミルコ・デムーロさんの話。

 

そこからのネオユニヴァースの話。

三冠のときはワクワクドキドキしました。

 

ドゥラメンテの話もされています。

お2人からは日本の三冠体系のリスペクト。

皐月賞、日本ダービー、菊花賞を1年で勝利したい気持ちが伝わりました。

 

 

 

(P.165) ミルコはイタリアで何度もリーディングジョッキーになっているけど、僕はフランスでも一度もトップになったことはありません。まだ何かが足りないのかもしれません。日本ではそういうところを補いながら、フランスでは獲れなかったリーティングジョッキーという称号を狙っていきたい。そういう気持ちを強く抱いています。

 

 

 

クリスト・フルメール騎手の話。

 

今では何度もリーティングジョッキー。

年間1位の成績を取りまくっている人ですよ。

その方がこういう話を本で話していらっしゃる。

 

ルメールさんが日本で努力したこと。

そして実を結んだことが今に活きている。

本書を読むとそういう印象を受けました。

 

 

【ミルコ・デムーロ×クリストフ・ルメール 勝利の条件】

 

 

 

 

・まだ10年経過していなかった事実!

 

 

【書評】 ミルコ・デムーロ×クリストフ・ルメール 勝利の条件でした。


お2人がJRA所属騎手になる。

とっくに10年経過していると思っていました。

意外とまだ7年~8年だったんですね。

ただ、この時期のインタビューで語っていること。

今のお2人を見ていると感じることもある内容でした。