【新刊】 齋藤孝の教養のある人がしている、言葉選びの作法

・文章を紡ぐ人として良書でした!

 

 

文章を紡ぐ人であり続けたい管理人のポポリッチです。
 
私の今の軸はブログ。
それにTwitterで文章を紡いでいます。
そう語ると私は関係ないと言う人もいるかもしれません。
 
本書はそういうことではないのです。
書名に書いてある「言葉選びの作法」。
要するに「言葉のセンス」について書かれています。
 
これは動画投稿の言葉。
それに生放送などの喋り言葉。
そちらの普段の会話などの話し言葉でも繋がります。
言葉のセンスの磨き方を学ぶこと出来ますよ。
 
 
 

教養のある人がしている、言葉選びの作法

 

 

 

書名:教養のある人がしている、言葉選びの作法

 

著者:齋藤孝

 

出版社:ぱる出版

 

出版年:2022年12月8日

 

ページ数:224ページ

 

 

言葉のセンスは生まれつきのものではない。
誰にでも習得可能なものである。
言葉のセンス=教養×状況を切り取る能力。
早速、本書を私なりの書評させていただきます。
 
 
 

・言葉のセンスは生まれつきのものではない!

 

 

(P.8) 言葉のセンスは、決して生まれつきのものではありません。さまざまな磨き方によって、習得することができます。本書を通して、言葉のセンスを磨いていきましょう。

 

 

 

【目次】
 
はじめに
 
第1章:言葉の「センス」とは何か――教養×状況を切り取る能力
 
第2章:「教養」とは何か――語彙力・構文・知識をベースに
 
第3章:「状況を切り取る能力」とは何か――センスある視点・切り口・角度の習得法
 
第4章:センスを磨く実践トレーニング
 
第5章:センスが光る発信例――文学作品・「話す」発信・「書く」発信・就活ビジネスシーン
 
第6章:言葉の「センス」で人生を豊かに
 
おわりに

 

 

 

本書の概要と目次でございます。
冒頭でも語らせていただきました。
 
現代において言葉選びのセンス。
これは必須科目とだと私は感じました。
 
と言うのもコンプライアンスにも関わります。
昔は良かったけど今はNGの言葉も多い昨今です。
そういう箇所も語られているのはさすが齋藤孝先生です。
響く言葉やNGな言葉などなど言葉選びの作法を学べます。
 
 
 
(P.18) そうした中で、人々に求められているのが、共感度の高い的確なコメントや、人々を唸らせるオリジナリティのあるコメントを即座に作成し、発信できる「言葉のセンス」なのではないでしょうか。

 

 

 

昨今はなんでそれで炎上するの?
ネット記事が煽り過ぎじゃない?と感じることあります。
 
ただ、テレビ出演も多くされている齋藤孝先生。
だからこそ説得力ある解説が展開されています。
 
テレビに出演しての言葉。
言葉1つで降板に繋がってしまう。
緊張感が違うの本書を読み伝わりました。
 
これはテレビに限らず人気ユーチューバー。
それにプロ契約のeスポーツ選手が失言で契約解除。
現代はいろんな部分で言葉のセンスで失墜を多く見ます。
共感度の高いコメントできてプラスアルファできる自分へ言葉を磨きたいですね。
 
 
 
(P.34) 「教養はタイムスパンが長い」のです。センスのある言葉を発するには、現代的な感覚と常識が必要であるということは、先に述べた通りです。それにタイムスパンの長い教養を加えてベースとし、さまざまなシーンや状況を切り取る言葉をセレクトする能力がある人こそ、言葉のセンスがあるということになるのです。

 

 

 

「教養」になります。
本書は教養になる題材。
ここから齋藤孝先生のチョイスで書かれています。
 
本書を読む前になります。
私は急に芥川龍之介が気になりました。
蜘蛛の糸という作品を読みたくなっていたんです。
これも教養に繋がるんだろうなって本書を読み感じました。
 
 
 
(P.86) ラジオというのは最後に残された言葉の聖域なのです。言葉でのみ成り立っている世界、パーソナルな世界とも言えます。公共電波ですが、テレビとはまったく別物です。

 

 

 

この辺りの齋藤孝先生の話。
私はラジオ大好き人間なので共感。
深夜ラジオに救われていた人間だからこそです。
 
深夜に限らずになります。
昨今、ラジオ放送の切り抜きがネットで流れる。
あなたラジオ聞いてませんよね?って人の批判意見。
そういうことが溢れるようになりました。
 
深夜ラジオを楽しく聞いている人。
ネットのラジオ放送の切り抜きやめてくれ。
コメント見ていてもそういう人は多いです。
 
もちろん、度が過ぎた内容。
偏り過ぎていることは度外視になりますよ。
でもしっかりとした放送コードっていうやつがあります。
言い過ぎたり差別的な発言の場合は訂正も放送中に入りますからね。
 
だから、放送コードを守っている内容。
そのラジオ放送が炎上してしまうのはやり過ぎ。
ネット記事が盛り上がってるから記事を見てコメント。
それで放送を聞いていない人達で炎上もなんだかな…と思ってしまう私です。
 
 
 
(P.187) アウトプットするためにインプットするので、インプットそのものに対して真剣になり、精度も上がります。また、何をアウトプットすればいいかを日常的に考えるので、話題をセレクトする力も身に付きます。アウトプットが多くなると、それに対する外野からの意見を聞くことができ、それらを採り入れるうちに「気づき」も増えてくるのです。

 

 

 

私も普段からアウトプットするためのインプット。
こちらを意識して生活しています。
 
SNSでつぶやくネタが無い。
これって陥ったことがありません。
それくらい日常にネタが多くあります。
 
昔から言われるのがチョイスが好き。
これもアウトプット意識で言われることが多い。
本当に有り難いことだと感じています。
 
そして「気づき」の部分。
私も大事にしていることです。
本を読むのも1つの気づき。
Twitterを見るのも気づきと思って楽しんでいます。
 
 
【教養のある人がしている、言葉選びの作法 (齋藤孝)】

 

 

・言葉選びのセンスは「文章」だけじゃない!

 

 

【新刊】 齋藤孝の教養のある人がしている、言葉選びの作法でした。
 
私はブログや文章を中心としています。
ただ、文章に限らず言葉選びは一生もんだと思っています。
本書でも齋藤孝先生はテレビ出演の事例も語られています。
 
会話。
昨今だとネットでの生放送や動画投稿。
こういうところでも言葉選びのセンスは出てきますからね。
学びになる1冊を読むことができて良かったです。