・とても素晴らしい内容でした
どうも管理人のポポリッチです。
岩田聡さん。
ご存じでしょうか。
ゲーム好きな人。
ゲームをプレイする人。
名前を聞いたことあるかもしれません。
任天堂の元社長になります。
元と言うのは2015年にお亡くなりになりました。
当時は大きくニュースでも報道されました。
本書はその岩田聡さんの言葉を収録したものです。
書名:岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。
著者:ほぼ日刊イトイ新聞
出版社:株式会社ほぼ日
出版年:2019年7月30日
ページ数:224ページ
世界中のゲームファン。
ゲームクリエイターに愛された人。
糸井重里さん。
宮本茂さん。
岩田さんを語る箇所もございます。
・この本はほぼ日刊イトイ新聞に掲載された岩田聡さんのことばを再構成したもの
(P.2) この本は、ほぼ日刊イトイ新聞に掲載された岩田聡さんのことばを再構成したものです。また、ことばの一部は任天堂のウェブサイトに掲載された「社長が訊く」からも抜粋しました。
【目次】はじめに第一章:岩田さんが社長になるまで第二章:岩田さんのリーダーシップ第三章:岩田さんの個性第四章:岩田さんが信じる人第五章:岩田さんの目指すゲーム第六章:岩田さんを語る第七章:岩田さんという人
本書の概要と目次になります。
第六章が宮本茂さんと糸井重里さん。
お二人が岩田さんを語っています。
他の章は岩田さんの人となりがよく分かる内容でした。
(P.93) 個人においても組織においても、できることをきちんと整理して、後悔のないように優先順位をつけていく。後悔って、するに決まってますけど、できることならしたくないというか、「あのときああしておけばよかった」ということが、ちょっとでも減ったらいいなと、わたしはいつも思ってるんです。
私の2022年。
後悔の1年になりました。
反省の1年とも言える年です…。
だからこそ後悔を減らしていく。
2023年は2022年が無駄にならないようにする。
しっかりと意識的に整理して行動していきたいです。
(P.53) 最初だけ盛り上げて、とにかく買ってもらうというのではなく、半年後、1年後、新しい提案を出し続けていって、お客さんが「ああ、気がついたら遊び続けてたわ」っていうことが起こらないとダメです。そうしないと、ほんとうの意味での目的を果たしことになりませんから。発売したあとも、二の矢、三の矢があって、それがほんとうにちゃんと当たるのか。お客さんのこころを射抜けるのかどうか。お客さんに遊び続けていただけるのかどうか。大丈夫だと思っていつもやっているんですけどね。
冒頭に述べた通りです。
岩田聡さんは2015年7月11日にお亡くなりになりました。
本書で語られているゲーム機の最新ハード。
WiiとニンテンドーDSになります。
私が引用箇所を読んで思ったこと。
今のニンテンドースイッチのゲーム。
まさしくこのスタイルですよね。
二の矢、三の矢があるゲームタイトルが多い。
これは現代はこの時代よりも家庭にネット環境が当たり前の時代。
ネットアップデートも抵抗感なく実装できる時代になったからですかね。
ただ、岩田聡さんの言葉を読んでいると昔から構想にあった。
この辺りの路線は今の任天堂にも受け継がれていると感じました。
(P.143) テレビゲームの歴史って、こう言うと身も蓋もないですけど、かつては『ドラクエ』と新しい『マリオ』が出たときだけ押入れから出てきて、ふだんはテレビにつながれもせずに仕舞われてる、っていう遊ばれ方をしてた時期もあるんです。ですから、それを、まずはつないでおいてもらうようにした。そのつぎのステップとして、ようやく毎日電源を入れてもらう機械になりつつある。そんなふうに思っています。
ファミコンを知っている人。
ファミコン時代は確かにそうですね。
うちはゲーム好き家庭なので頻繁に遊んでいます。
ただ、ファミコンって繋げるのもめんどくさい。
今みたいに簡単に接続できるタイプじゃなかったです。
場所も取るし取り外して毎回いちいち仕舞っていましたね。
そういう意味でスーパーファミコンへの進化。
まずは繋いでおいてもらうようにしたは腑に落ちました。
任天堂の今のスイッチへの路線への話にも繋がります。
【岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた】
・ゲーム好きとしては刺激的な1冊!
【書評】 岩田さん 岩田聡はこんなことを話していたでした。
私はゲームの裏話を知っているつもりです。
それでも知らないことが満載で刺激的でした。
それに任天堂の考え方は継承されていることも感じました。
先代の山内さんとのエピソードを読んで腑に落ちました。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。