・トヨタの印象
どうも管理人のポポリッチです。
本書の冒頭に書かれています。
皆様はトヨタの印象。
どう思われていますか?
トヨタと言えば自動車。
トヨタ自動車を思い浮かべるのが普通です。
そしてライン作業。
製造業で「カイゼン」などのイメージ。
そちらを想像される人が大半だと思います。
本書はそうではございません。
製造現場ではなく海外営業部門。
そちらのオフィスワーカーをしていたそうです。
違う視点でトヨタを知れる新刊を紹介します。
書名:トヨタで学んだ「紙1枚!」で考え抜く技術
著者:浅田 すぐる
出版社:日本実業出版社
出版年:2022年9月29日
ページ数:320ページ
3回読むとすべて腹落ちする不思議な本。
考えが浅い、もっとよく考えた方がよい。
言われない方法を知れる本書から学んでいきます。
・本書はそもそもデスクワークでの例しか出てこない
(P.8) 本書はそもそもデスクワークでの例しかでてきませんので、どの業界のどの業務に従事されている方であっても、自身に置き換えて読みやすくなっています。むしろ、そうした「工場系トヨタ本」を過去に読んでピンとこなかった人ほど、本書を役立ててほしいです。
【目次】まえがき第0章:エピソード0 「はたらく」第1章:エピソード1 「TBP」第2章:エピソード2 「問題解決」第3章:エピソード3 「紙1枚」第4章:エピソード4 「制約」第5章:エピソード5:「標準化」
第6章:エピソード6:「知行合一」第7章:エピソード7:「動作」第8章:エピソード8:「考え抜く」第9章:エピソード9:「やり抜く」第10章:「横展」第11章:「紙0枚」あとがき
本書の概要と目次でございます。
章立てが細かいです。
それだけ考え抜く技術。
エッセンスが詰まっている1冊だと感じます。
(P.44) トヨタには「教え、教えられる」といったキーワードで形容される企業文化が根づいていて、社員同士が教えてもらったり教えたりすることが、時間のムダではなく、大切な仕事のひとつとして位置付けられています。
意外と当たり前じゃないですよね。
先輩から教えてもらえない。
後輩が教えたら先輩が学んでくれない。
そういう愚痴を言う人をネットでも見かけます。
企業文化として根づいている。
教え、教えられる文化がある。
そういうところがトヨタの強さなんでしょうね。
(P.75) 問題も原因も対策も、まずはいろいろな可能性や選択肢をできるだけモレなくダブリなく挙げるところからスタートします。これが、「拡げる」プロセスです。その後、今度はその中からできるだけ1つに限定していくように頭を動かしていく。こちらの思考プロセスが「絞る」に該当します。
最初に拡げるプロセス。
問題も原因も対策も多く挙げる。
いろんな可能性や選択肢を挙げていく。
これはやる人も多いんじゃないでしょうか。
その後に拡げたら絞る。
1つに限定して頭を動かすのはなるほどと思いました。
拡げ過ぎたら多過ぎて頭がこんがらがってしまう。
そうならためにも絞る思考プロセスも大切ですね。
(P.116) 「カイゼン=変えること」の前提や土台にあるのは、「安易に変えてはならない本質は何か?」についての洞察や理解、すなわち「考え抜く力」なのです。
確かに言われてみるとそうですよね。
よし、改善しようと思い立ち失敗。
前のほうが良かったと感じたことがある人も多いと思います。
私も改善と思ったら悪くなってしまったことは残念ながらあります…(汗)。
例えば、昨今はペーパーレス化が言われる時代。
しかし、トヨタには紙1枚文化がずっとあるそうです。
安易にペーパーレスの時代だからとやめないってことに繋がります。
しっかり安易に変えてはならない本質はなにか考えたいです。
【トヨタで学んで紙1枚で考え抜く技術 (浅田すぐる)】
・考え抜く力を向上させる!
【新刊】 浅田すぐるのトヨタで学んで紙1枚で考え抜く技術でした。
本書を読んでなるほどと合点すること。
腑に落ちる解説ばかりでした。
生活のなかで取り入れていきたいです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。