・困難に打ち勝つための原理原則50
どうも管理人のポポリッチです。
この書評を書いている現段階になります。
数年ぶりの困難。
逆境といえる逆境にぶち当たっています。
当ブログはここまでブログ継続8年8ヵ月。
はてなブログ連続投稿8年8ヵ月達成しています。
私のなかではブログ継続10年が1つの目標。
それに向けて最後の試練だと思ってブログ更新しています。
今の状況でもブログ更新だけはやめないの貫きます。
というわけで人生をひらきたい私も胸に響く1冊を読みました。
書名:人生をひらく 困難に打ち勝つための原理原則50
著者:永守 重信
出版社:PHP研究所
出版年:2022年7月20日
ページ数:192ページ
すぐやる、必ずやる、出来るまでやる。
最強の経営者。
日本電産の永守重信さん。
人生・経営哲学を述べてくれています。
気を引き締める気持ちや学びになった新刊の紹介です。
・人生というのは8勝7敗で勝ち越せばいい
(P.2) あきらめずに、すぐやる、必ずやる、出来るまでやることを徹底できれば、必ず人生はひらけてくるものです。そのことは、本書に書いてある原理原則を50年間欠かさずに実践してきた私の人生が証明しています。もし、あなたが自分の力を出し切って、人生を切りひらきたいと思っているのなら、一度騙されたと思って、私のやり方を実践してほしいと思います。
【目次】
まえがき
前章
第1章:理念と目標設定の原理原則 ――始めに「志」ありき
第2章:人を動かす原理原則 ――「心」で人を動かす
第3章:働き方の原理原則 ――知的ハードワーキング
第4章:組織運営の原理原則 ――天才より凡才の絆
第5章:リーダーシップの原理原則 ――原点は訴える力
第6章:決断と選択の原理原則 ――経営の要諦
あとがき
本書の概要と目次になります。
第1章から第6章までです。
永守重信さんの原理原則。
成功哲学がしっかりと記されています。
年配の経営者が書かれている書籍。
時代にそぐわないのでは?
そのように感じる人もいるかと思います。
ただ、年配の成功した経営者が仰ること。
グサッと突き刺さることも本当に多いんです。
痛いところを突いてくることも多いんですよ。
私は若いイケイケの人とどちらの視点も大切だと考えています。
年配の方の意見は何よりも読んでいて身が引き締まります。
私自身、甘い部分は本当に自分に甘いなって感じることが多いです。
そういう側面も含めて読んでよかった1冊を私なりの書評していきます。
(P.37) 家庭が大事か、仕事が大事かというようなことがよく言われますが、両方とも大事に決まっています。そもそも、家庭と仕事とは比較すべきものでもありません。そして、両方とも大事にしながらも、仕事をしなければ家庭も大切にできないのは明らかですから、「家族が大事です」ではなく、「家族も仕事も大事です」と言って両立していこうと思える人であってほしいと思います。
ワークライフバランスと言われる時代です。
昨今は家庭を大事にしようの主張が強い時代。
それを加味してしまうと納得できない人もいるかもしれません。
本書は「人生をひらく」がテーマです。
人生をひらく人がそれでいいの?ってことにも繋がります。
本書を通して読んでみるとよく理解できます。
永守重信さんの経営哲学。
一貫していると感じました。
「家族も仕事も大事です」の視点は忘れないようにしたいです。
よくネタにされる恋人からの言葉。
「私と仕事どっちが大事なの?」
この言葉も「○○(恋人)も仕事もどっちも大事」ですよ。
言ってみてどうなるかの責任は私は負いませんので予めご了承ください。
(P.44-45) 仕事をするということは、夢を形にすることと同義なのです。もし今、ご自身の人生や仕事における志、夢を見失っているなら、もう一度原点に立ち返り、志を打ち立て、夢を抱いてください。そして、自分の家族、身近な友人、一緒に働く仲間、取引先に夢を語ってください。その夢が実現できたなら、その次にはもっと大きな志と夢を抱くようになるでしょう。
この書評をしている現時点の私。
原点回帰をしていてリストアップしています。
自分を見つめなおしている期間。
リストアップすることにより想起される。
志や夢につながることが多く出ています。
こんな人生で終わりたくない想い。
未来にやりたいこともまだまだ残っている。
そういう意味でも原点に立ち返ることが出来ています。
ここを下げ止まりにして前を向いて動いていますよ。
(P.51) どうすれば勝ち越せるかといえば、同じ失敗を繰り返さないことです。これだけです。誰にだって失敗はあります。そもそも失敗なんて大した問題ではありません。私もこの四十数年間、大成功ばかりだったわけではありません。失敗だらけです。それでも、「必ず勝ち越すぞ」と考えて、最悪でも8勝7敗にもっていくということをやり続けているのです。
8勝7敗という言葉。
たとえがよくわからない人。
大相撲にたとえての話です。
大相撲の世界。
8勝7敗。
7勝8敗。
来場所の番付。
地位が大きく変わります。
たった1勝と1敗の差で上げ下げが起きます。
そういう意味で1勝が大きな意味合いあるんです。
7勝7敗だとしても勝ち越す。
失敗から必ず勝ち越すって気持ちは強く持とうという話です。
「最悪でも8勝7敗に持っていくというのをやり続ける」
私的に本書のなかでスゴく刺さった言葉でした。
(P.83) 私は失敗というのは、次の失敗を止めるものだと考えています。今、小さな失敗をすることで、次の小さな失敗を未然に防ぐことができるのです。新しいことをやることで生じる新しい失敗は、どんどんしたほうがいい。失敗を恐れて何もしないというのが一番よくありません。
極論を言うとです。
失敗は人生が終わるまで分かりませんよね。
もちろん、うっかりミスなどは除いてになります。
ただ、それだって気づきになります。
気づきになるってことが大切だと思うんです。
失敗を失敗のままにして終わらせない。
そこから次に繋げていくことですよね。
失敗は次の失敗を止めるもの。
この言葉も今の私には深く刺さります。
それと同時に改善点などを考えています。
失敗を前向きに捉えてポジティブに使っていきたいですね。
【人生をひらく 困難に打ち勝つための原理原則50 (永守 重信)】
・フラットな気持ちで読んで行きましょう。
本書の著者。
永守重信さん。
1944年生まれ。
書評時点で78歳です。
2022年に本書を読みます。
昨今のコンプライアンス的にどうなの?
そういうことを度外視して読んでみる。
私はそういうのも大事と思います。
これってパワハラじゃないの?
(もちろん精神的苦痛になるパワハラはよく無いですよ)
ただ、なんでもかんでも大げさに捉える風潮もどうなのって話です。
本書を時代にそぐわないと切り捨てて読んでしまう。
否定的に読んでしまったら斜に構えてしまうだけです。
厳しい意見を言う年配の方がいる。
私は身が引き締まる思いで最後まで読みました。
キツい意見を言うのは今の時代は伝え方が難しいと思います。
だからこそ逆に厳しい意見を真摯に受け止めて読了しました。