【新刊】 永井竜之介のマーケティングの鬼100則

・学びを最速で実践に変えてくれる書籍

 

 

 

当ブログの書評カテゴリー。

そろそろこの2つのジャンルです。

 

「文章術カテゴリー」

「マーケティングカテゴリー」

 

この2つの書評。

カテゴリーとして独立してもいいかもしれません。

私もこの手の知識を吸収したくてよく読んでいます。

まとまっていた方が読者さんのためになりそうですからね。

 

本書はマーケティング本。

初心者さんにも分かりやすい変換。

マーケティングについての説明が理解しやすいです。

 

 

 

マーケティングの鬼100則 (ASUKA BUSINESS)

 

 

 

書名:マーケティングの鬼100則 (ASUKA BUSINESS)

 

著者:永井 竜之介

 

出版社:明日香出版社

 

出版年:2022年2月18日

 

ページ数:240ページ

 

 

 

現場で使える。

売り方、広め方を身につけろ。

 

専門用語を分かりやすく変換。

学びを最速で実践に変える本書。

楽しくマーケティングを学んでいきましょう。

 

 

 

・考え方と作り方に役立つ道具がマーケティング

 

 

 

(P.3) ビジネスに「ただ1つの正解」なんてない。考え方と作り方次第で、無数の正解を生み出すことができる。その「考え方」と「作り方」に役立つ道具こそが、マーケティングである。本書は、現場に立つあなたの明日の仕事を劇的に変えてくれる「マーケティング実践書」である。

 

 

 

【目次】

 

まえがき

 

第1章:Strategy ~鬼戦略~

 

第2章:Development ~鬼開発~

 

第3章:Sale ~鬼販売~

 

第4章:Diffusion ~鬼拡散~

 

第5章:Cooperation ~鬼連携~

 

あとがき

 

 

本書の概要と目次でございます。

書名タイトルはマーケティングの鬼100則。

章立ての章タイトルも鬼が並んでいます。

 

鬼戦略、鬼開発、

鬼販売、鬼拡散、鬼連携。

 

気になる考え方。

役立つ視点を本書から学ぶ。

そして私なりの書評を今回もさせていただきます。

 

 

 

(P.31) どんな業種・規模でも、モノではなく価値を考えることによって、ビジネスの幅を広げられるようになる。鉄道会社ならば、ただ「鉄道屋」として鉄道を運営するだけではなく、ヒト・モノを運び、駅を活性化させて、新たな価値を生み出すことができる。映画会社ならば、ただ「映画屋」として映画を製作・上映するだけではなく、映画を核としてより幅広いエンターテイメント(娯楽)の価値を生み出すことができる。「うちは『○○屋』だから」という言葉に縛られず、視野を広げて「自分たちはどんな価値が創れるか」を考えることで、幅広いビジネスを生み出していけるのだ。

 

 

鉄道屋と映画屋。

この例えは理解しやすいですね。

うちは○○屋だからと縛られない。

 

これは店舗だけに限らない。

例えば、ブログを書いているブロガー。

モノをではなく価値を考えてみる。

 

自分のブログで他の人の活動を宣伝できるんじゃ?

ブログTOPで看板のように他の人のサイトを紹介できるんじゃ?

 

これは私が実際にやっている応援スポンサーさん紹介。

特にマーケティングとかは意識せずにやっていました。

でも引用箇所で言えばマーケティング視点でやっていたんですね。

視野を広げて価値を考えてみると新しい方法を生み出せるかもしれません。

 

 

 

(P.55) 楽天イーグルスの球場は「野球を観る場所」ではなく、「野球も楽しめる飲食店」として設計されている。グループで話しやすい対面式の席が大量に用意され、飲食店に負けない美味しい食事、きれいな通路やトイレが整備された。その結果、野球ファンじゃなくても気軽に利用できる施設として、受け入れられることに成功したのである。「誰のどんなニーズを満たすか」を抽象化して考える癖をつけて、戦略の幅を広げよう。

 

 

誰のどんなニーズを満たすか?

抽象化して考える癖をつけていこうと言う話。

 

楽天イーグルスについてです。

チーム新設1年目です。

100敗近くして最下位の年になります。

 

その年のパリーグ6球団。

その中で唯一の黒字を達成したそうです。

チームが強ければ黒字になるってだけじゃないよの実証ですよね。

過去に関わっていた方の書籍を当ブログで書評した記憶があります。

 

ここ数年で業務形態が変わってきた印象。

「カラオケボックス」になります。

カラオケ=歌う場所。ほとんどの人はそうですよね。

 

しかし、ママ友のランチ場所として。

あるときはビジネスマンの商談場所として。

歌う場所からの脱却を掲げているのもよく見ます。

 

カラオケボックスは集中して取り組める。

防音もしっかりしているし納得なんですよね。

そういう視点を個人でも持ち合わせておく。

今後の時代を生き抜く知恵としても大切ですね。

 

 

 

(P.87) ビジネスにおいて百発百中はありえなく、リスクや失敗はつきものだ。当初の狙い通りにいかないことを念頭に置いたうえで現状を分析し、軌道修正して、失敗のダメージを軽減したり、成功への道筋を書き直したりする。そのために有効活用できるのが、マーケティングである。言い換えれば、マーケティングを使いこなすことができれば、失敗を過度に恐れず、革新的なプロダクト開発にチャレンジできるようになるのだ。

 

 

百発百中はありえない。

ビジネスにおいてリスクや失敗はつきもの。

 

選択と集中。

言葉としては良い言葉。

ただ、それをやらない言い訳にしない。

 

そういう意味での百発百中はありえないです。

いざというときの軌道修正するための考え方。

違う道筋を書き直すのに有効活用できるテクニック。

そのためにもマーケティングの知識は入れておきたいですね。

 

 

 

(P.116) ビジネスは、「種蒔き」と「収穫」の2種類に分けることができる。すべてのビジネスで均一に稼ぐ必要は必ずしもなく、利益は重視せずに顧客を掴む「種蒔き」のビジネスと、ごっそり稼いで収益を生み出す「収穫」のビジネスを使い分ければ良い。

 

 

100円均一ショップ。

100円で買うのがお得の商品。

100円で買うのがお得じゃない商品。

ありますよねって話が書かれています。

 

大手100円回転寿司チェーン。

原価率が前に読んだ書籍で書かれていました。

これも100円での損得が隠れていますよね。

 

スマホゲームもそうですよね。

デイリーでのログインボーナス。

無料ガチャや無料チケットを配る。

その一方で課金というシステムがあります。

 

昨今だとネットでの集客。

YouTube動画やメルマガは無料。

コンサルやセミナー。商材は有料のスタイル。

種蒔きと収穫を分けているスタンスの人も多く見かけます。

世の中のビジネスには何事も種蒔きと収穫があることは意識しておきたいです。

 

 

 

(P.171) SNSを通じた情報発信は、1つのミスがビジネス全体、企業全体にまで致命的なダメージを招いてしまう。発信するときには必ず、「不適切な表現になっていないかどうか」を確認する必要がある。

 

 

昨今は難しい時代になりました。

昔の価値観でありのままに喋る。

炎上ということもあるので考え方のアップデート。

現代のリテラシーをしっかり身につけておきたいです。

 

ちなみに私はエイプリルフールネタをやらない。

これは毎年エイプリルフールが近づく時期に宣言します。

別に今に限った話ではないですが、それってネタなのかな…。

不適切だなって感じることをつぶやく人が毎年います。

 

企業が100%ネタとわかるようなやつ。

思わずクスッと笑えるやつなら誰も傷つけませんよね。

不適切な表現になっていないかどうかを確認するのは本当に大切です。

 

 

【マーケティングの鬼100則 (永井 竜之介)】

 

 

・理解しやすい鬼100則でした

 

 

【新刊】 永井竜之介のマーケティングの鬼100則でした。

 

100則なので本書の解説。

分かりやすい解説ばかりでした。

 

ビジネスだけでなく私生活でもマーケティング視点。

あらゆるところでマーケティング視点は役立つと改めて感じました。

読んでいて楽しく学べる事例がたくさん載っていましたよ。