・その視点があったか!という話
本書の冒頭の話。
著者さんのお名前。
竹林 一。
たけばやし はじめさんです。
「たけばやしーとお読みするのですか?」
嘘のようで本当の話で実際にあったそうです(笑)
掴みはオッケーのネタになりますよね。
それと同時にこれもイノベーション。
そういう視点があったんだ!という話。
本書は考え方や方法についてのイノベーション。
著者さんの失敗と成功を繰り返す中での気づきを教えていただきましょう。
書名:たった1人からはじめるイノベーション入門 何をどうすればいいのか、どうすれば動き出すのか
著者:竹林 一
出版社:日本実業出版社
出版年:2021年12月24日
ページ数:240ページ
何をどうすればいいのか。
どうすれば動き出すのか。
本書は1人から始めるイノベーション入門。
こういう考え方があると幅が広がっていく。
そういう視点が満載で読んでいて楽しかったです。
今回も私が気になる箇所を抜粋して私なりの書評していきます。
・イノベーションを実現させるための考え方と方法
(P.6) 本書では、私の実体験をもとに失敗と成功を繰り返すなかでつかんだイノベーションを実現させるための考え方と方法について、失敗したこと成功したこと全部ひっくるめてお話ししています。
【目次】
プロローグ
第1章:誰もがイノベーションを起こせる時代
第2章:イノベーションとは「新しい軸」を生み出すこと
第3章:イノベーションは「ちょっとしたWILL」からはじまる
第4章:イノベーションを実現すべく 「人を巻き込む・動かす」
第5章:「新しい軸」をもとにイノベーションを実践し続ける
エピローグ
謝辞
参考文献
本書の概要と目次になります。
イノベーションと聞くと難しそう。
私に関係ないと思う人もいるかもしれません。
そうではなく、「視点」や「軸」という意味でも役立つと感じます。
そういう箇所を含めまして今回は紹介していきます。
(P.26) それぞれの仕事の場で、新しいやり方で新しい価値を創ったら、それはイノベーションです。つまり、技術職や経営企画の人たちだけがイノベーターではないんですね。だからこそ、誰もがイノベーターになり得る可能性がある。むしろ、みんながイノベーターになって、未来をワクワクした社会にしてみませんか。この本、そんなあなたのために書かれた本です。
イノベーター。
イノベーション。
関係ないって思う人に向けてです。
「新しいやり方で新しい価値を創る」
ここが本書を読む前に大切です。
誰しも新しいやり方で新しい価値を創る。
今の時代はやられている方もいると思うんですよね。
その感度を上げていく。
意識的に磨いていくと言う部分。
本書を読んでいて大切と感じました。
(P.53) 2025年以降からはじまる「自律社会」を見据えるなら、便利軸だけではなく感動軸からもイノベーションを考える必要があります。「自分の幸せは自分で創る」というのが、「自律社会」の常識となるだろうからです。世の中を変える力は、私たち1人ひとりにあります。どうせ変えるなら、あなた自身がワクワクする世の中を、イノベーションを起こして創りませんか。
本書の肝となる言葉。
「自律社会」です。
これは何となくの想像が付きますよね。
これからの未来。
働き方が変わっていく。
より自主性も求められていくと思います。
会社におんぶに抱っこで安泰の時代ではない。
そういう意味でも個人でイノベーションを起こせる。
イノベーターになることが大事だと感じることも多く記載されています。
(P.89) イノベーションを生み出すって、じつは何かすごく難しいことをやっているわけではなくて、軸を変えてみるだけでも生まれるんです。気負わずにゆったりした気持ちで目の前の課題を観察し、その構造を反転して考えてみてはいかがでしょう。イノベーションを司る「新しい軸」は、そんなことからも生まれてきます。
私は俯瞰してみてますよねって言われます。
これは「自分軸」を大切にしつつの「他人軸」です。
まずは自分軸で考えてみる。
その後に○○さんならどう思うかな?
そこから他にどういう意見があるかな?
まず自分が最初から枝を広げていきます。
自分の考え方だけで止まらない感じの思考になります。
「イノベーションは軸を変えてみるだけでも生まれる」
自分の凝り固まった軸から見るだけで無くて変化させる。
小さな変化が化学反応を起こすことも考え方は多いと感じます。
(P.158) 「EQ」で自分の特性を知っておくと、極端な話、「それ以上やったら、自分自身おかしくなる」という限界が見えるんですね。いまの時代はストレス社会で対人関係や過重労働などで心のバランスを崩す人も多いですから、「自分の心を守る」という意味でも、「EQ」について知識を持っておくことは悪くないと思います。
EQについて触れられています。
私はEQは言葉はなんとなく知っている。
具体的な部分までの詳細はわかりません。
理解していないと言っていいです。
この辺りはEQについて大きく書かれています。
改めて勉強しておきたいと思えることでした。
(P.162) 大切なのは、燃えない人をゼロにすることではなく、1人でも多くの人々の心に火をつけることです。人の考えというのは、無理やり変えることはできません。強引に馬に水を飲ませることはできないのです。それよりも、燃えやすいところから燃やしていく。その集団のうち何人かにでも火がつけば、それでよしです。燃えない人に働きかけるのは一番最後にしていいんです。なぜなら、まわりが熱くなってきたら、その流れに影響されて燃える人もいるからです。誰の心から火をつけていくのか。人を巻き込むことをデザインするときには、その視点を忘れないことが肝心です。
燃える燃えないの話。
昨今、言われる炎上じゃないですよ。
「巻き込む力」
こちらについての解説になります。
私に不足している部分は周りを巻き込む力。
群れずに一匹狼タイプ。
だからこそ時には巻き込んでいる。
みんなを巻き込んでいる人はTwitterでよく見ます。
見ていて本当に尊敬します。
私自身も相手を次々と巻き込んでいきたい。
そういう考え方を今は持ち合わせています。
引用箇所で語られている竹林一さんの言葉は勉強になりました。
【たった1人からはじめるイノベーション入門 何をどうすればいいのか、どうすれば動き出すのか (竹林 一)】
・イノベーターの視点を持ち合わせて行動
【新刊】 竹林一のたった1人からはじめるイノベーション入門でした。
これからの時代です。
イノベーターとしての視点。
個人でイノベーションを起こせる考え方。
幅広く頭に入れておきたいと感じました。
とても勉強になる1冊で活かせる箇所を今後も活用していきます。