・成果を上げる行動変容
何事も行動変容。
意識的に行動を変えていく。
自分が求めている結果ではない。
そのときは行動を変えること意識するの大切。
同じことを続けて違う結果を求める。
それはどうなのって格言的な過去の言葉。
アインシュタインが言ったやら言ってないやらの名言ありますよね。
本書はミスの無くし方ですが、肝に銘じたい本書を書評します。
書名:無くならないミスの無くし方 成果を上げる行動変容
著者:石田 淳
出版社:日本経済新聞出版
出版年:2021年12月14日
ページ数:184ページ
注意をしても。
マニュアルがあっても。
事故が起こるのはなぜ?
意識を変える。
仕組みを変える。
科学的メソッドを本書から教えていただきましょう。
・望ましい行動を定着、習慣化させる
(P.13) 本書ではさまざまな「行動」について触れていますが、最終的な目標は「望ましい(安全行動)を定着→習慣化させる」ことにほかなりません。このために必要な仕組みのつくり方を、これから説明していきます。もちろん、これは組織や部下のミスだけでなく、「自分のミスを無くしたい」と考える個人にも有効な手法です。
【目次】
はじめに
序章:理論編 ミスは「意識の徹底」では無くならない
第1章:なぜ「ミス」が生まれるのか 7つの背景
第2章:上司の思い込みマネジメントが招くミス 7つの間違い
第3章:実践編 ミスを無くす仕組みづくりの前提 6つの行動メカニズム
第4章:ミスを無くす仕組みづくりの実践 5つのステップ
第5章:事例編 ミスを無くすヒント集 10のケース
おわりに
主要参考文献
本書の概要と目次でございます。
誰だってミスは起きるものです。
しかし、ミスは減らせるもの。
1つでも多くのミスを減らしていく。
それこそ無くならいミスを無くしていく。
この心がけは大切なことですよね。
本書からしっかりと無くならないミスの無くし方を学びましょう。
(P.27) 「安全第一」が知らず知らず、スローガンだけになっている職場を私は多く見ています。百歩譲って、今のメンバーが大丈夫だとしても、これから新しく入ってくる人材が同じように安全な行動を取るとは限りません。人間の行動原理から考えれば、「なぜそんなことをするの?」とあきれるような行動を取る人が出てくる確率は高いのです。
安全第一がスローガンだけになっている職場。
悪い意味であるあるだと思います。
人間は慣れの生き物なので大丈夫と思うこと。
つい、気が抜けてしまうは誰しもあり得ますからね…。
もう1つ別の視点で言うとです。
ミスと少し方向性が変わりますが、私なりの書評なのでご了承ください。
「なぜそんなことをするの?とあきれるような行動」
昨今のインターネット。
誹謗中傷が問題になっています。
有名人やYouTuberやインフルエンサーさん。
テレビで出演している人に限らずになります。
今は開示請求など対策を取る人も増えています。
悲しい事件も起きたりしている状況なのはご存知の通りです。
知らなかっただけでは済まされない時代に突入している。
と言うよりも現代は知らなかったは無いと思うんですよね…。
「なぜそんなことをするの?とあきれるような行動」
私はそういう意味で「」の言葉は当てはまると感じました。
同調圧力や扇動に乗ってしまう人。
そうならないように意識したいですね。
(P.35) メディアなどでさんざん非難されても、バイトテロやバカッターの存在は後を絶ちません。それはなぜか? 答えをいってしまえば、「承認欲求が満たされるから」です。「バカげた画像、動画をSNSにアップしたら、みんなが”いいね!”をくれた」 これで自身の承認欲求が満たされます。承認欲求が満たされるということは、「行動の結果のメリット」の1つです。
先ほどの話。
少しくらい繋がっていますよね。
「承認欲求が満たされるから」
これは現代において付き合い方1つ。
人間の行動原理にある。
行動の結果のメリット。
この辺りを意識しないと減っていかない。
この後に書かれていることです。
ただ、単にスマホを取り上げれば良いわけではない。
別の方法で承認欲求を満たそうとする人も出てくる。
しっかり、向き合って対策を取ることが大事と感じました。
(P.49) 「経験値、知識量、価値観は人それぞれ違う」 「言葉の解釈は人によって違う」 だからこそ、「行動の指示」と呼べる具体的な言葉を定めて使用しなければなりません。スローガンを考えるのは、具体的な行動を示す言葉を定めた後の話です。
午前中に終わらせてください。
「10時には終わってくれるだろうな」
このように思っていても相手は11時59分までに終わらせればいい。
このように解釈しているかもしれません。
言葉の解釈は人によって違う。
だからこそ、より丁寧に伝える。
具体的な言葉を示すのは大切ですね。
自分本位で考えすぎない。
意思疎通をしっかりすること。
私も大事にしていきたいと感じます。
(P.109) 決められたことができず、ミスばかりしてしまう人に対して、ミスをする原因を、その人の「性格」や「やる気」「姿勢」の問題として片付けても何も解決にはつながりません。「意識」の問題としてとらえ、内面にフォーカスして”変えよう”とすることもNGです。ミスをする理由をその本人に求めて、解決を図るのではなく、その人がなぜそうした行動を取るのか、そのメカニズムを理解して、そこから解決していく必要があるのです。
ミスした相手に対してです。
「性格、やる気、姿勢の問題」
これで片付けようとする。
これはみんなありそうですよね。
まず最初にそちらが浮かぶのは当たり前。
しかし、そこで解決しない。
その人がなぜそうした行動を取るのか。
メカニズムを理解する方に進める。
相手を理解しようとする。
ミスした原因を相手の気持になり寄り添う。
そこが解決への糸口になっていきそうですね。
(P.117) 重視したいのは「行動承認」。望ましい行動を取った際の称賛です。たとえば、日々の安全確認や報告に対してその場でほめる、あるいはチェックリストにチェックをするたびに「今日もOKだね!」と声をかける、などです。事務職などの間接部門は、達成すべき数値目標を設定しづらかったり、行動が見えづらかったりもするでしょう。そんな場合は、「あなたがいてくれてよかった」という意味の「存在承認」をすることが効果的です。具体的には、「○○さん、ありがとう」と、相手の名前を呼んで感謝の気持ちを伝えましょう。
結果承認
行動承認
存在承認
ミスを無くすための行動変容。
重視したいのは「行動承認」という話。
3つの承認についてになります。
行動承認と存在承認は触れらています。
とは言え、結果承認は1番使われていること。
結果が出たから褒めるはやりがちなことですよね。
テストで高得点を取ったから褒めるのが結果承認。
テスト勉強していること自体を褒めるのが行動承認。
このような感じでしょうか。
行動承認を増やしていく視点。
結果承認と合わせて忘れないでおきたいですね。
【無くならないミスの無くし方 成果を上げる行動変容 (石田 淳)】
・行動を褒めてあげる
【新刊】 石田淳の無くならないミスの無くし方 成果を上げる行動変容でした。
人間の行動原理としてです。
結果が出てから褒められるよりも。
行動が褒められると嬉しい部分もありますよね。
最後に触れた、行動承認と結果承認についてです。
私としては腑に落ちた部分もありますし意識したいこと。
3つの承認について考える機会になり勉強になりました。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。