・スルースキルとは別の視点
本書は仕事のストレス。
受け流す33のヒントです。
書評前にツイートしました。
私のインターネットのスタンス。
Twitterのスタンスと言って良いと思います。
昨今は「反応しない」を使い分けています。
ある意味で反応したら負けって感じです。
ツイートするとフォロー外から1行リプライが来ます。
検索ワードとかで引っ掛かってつける感じでしょうか。
「○○嫌い」
アンチが多い有名人の方いますよね。
そういう人の話をするといるんですよ。
私に取っては「知らんがな」じゃないですか。
そういう人は最近は反応しないようになりました。
むしろ、反応するとさらに反応されて悪化する。
ああだこうだ言う人も過去に遭遇したことがあります。
私の反応したら負けを語りつつ本書の書評に入っていきます。
書名:反応したら負け 仕事のストレスを受け流す33のヒント
著者:カレー沢薫
出版社:PHP研究所
出版年:2021年11月17日
ページ数:192ページ
職場のイラッが笑いに変わる脱力。
冒頭の私の話とは別物だと感じます。
条件反射で返すのではなくユーモアを交える。
そういう方って素敵な人が多いですよね。
カレー沢薫さんの視点を学んでいきましょう。
・本書は管理職を対象としたビジネス雑誌 THE21に連載した仕事についてのコラムをまとめたもの
(P.4) 本書のタイトルは『反応したら負け』である。ただ取り入れすぎると「仕事がどうでもよくなる」というリスクもあるので過剰摂取には気をつけてほしい。
【目次】
はじめに:「デキる人」が「デキない人」を真似るパラドックス
第1章:ストレス上司との闘い方
第2章:コミュニティを泳ぐ知恵
第3章:面倒くさい人のトリセツ
第4章:荒ぶる職場のサバイバル術
第5章:壊れる前に「メンタルを守ろう」
おわりに:給料以上は悩まない
本書の概要と目次になります。
普段の自分と違う考え方を持ってみる。
心が気楽になったり、そういう視点もあるんだ。
気づきになって生きやすくなると思います。
冒頭にカレー沢薫さんの自虐もありました。
管理職を対象としたビジネス雑誌に連載されていた。
そういう意味でも頭を柔らかくする視点。
読んで考え方が変わった人もいるかもと感じた新刊です。
(P.18) 同志がいなければ周囲に「上司にパワハラを受けている」と言いまくるだけでもいい。いずれそれが上司本人の耳に入れば、保身のためにパワハラをやめるということもある。何にしても一人で抱え込まないことだ。むしろ一人で抱え込めば抱え込むほど、ジャックナイフの出番がきてしまう。最後に「直接対決」しないことだ。必ず上司より上か外部機関に訴えた方がいい。さもなくばパワハラがエスカレートする恐れがある。「対処は早めに」「孤立しない」「直接対決はジャックナイフを持っている時だけ」この3つを心がけよう。
昨今は別の部分になります。
少し注意したり叱っただけ。
それをパワハラされた!って叫ぶ人も増えている。
パワハラについては違う問題も出てきていますよね。
引用箇所で特に大事なのはこちらだと感じます。
「何にしても一人で抱え込まないこと」
パワハラを受けてるけど、これってどう思う?
それはパワハラだし酷いことされてるねって言われる。
それはパワハラじゃなくて叱られてるだけじゃないかな。
一人で抱え込まずに話を聞いてもらう。
第三者の意見を聞くことで判別もできます。
パワハラしている本人はパワハラと気づいていない。
そういう意味でも直接言わず、一人で抱え込まずに相談に乗ってもらう。
どちらにしてもパワハラと感じたら人に聞いてもらうのが大切だと感じます。
(P.52-53) マウンティングの対処法だが、まず大事なのは「これマウンティングや」といち早く気づくことである。それに気づけば「真面目に聞かない」という対処ができる。相手がマウンティングを始めたと気づいた瞬間、心を遥か上空に避難させる、簡単に言えば「上の空」だ。真面目に聞くから「へえ~すげ~!」とバカ正直に感心してしまい、気づいたらケツに乗られているのである。マウンティングを取ろうとしてくる人間は、ことあるごとに優位に立とうとするので、そういう相手と話す時は、心を常にトカゲのしっぽのように切り離しておくことをお勧めする。つまり、真面目で人の話をよく聞く人間ほどマウンティングを取られやすいということだ。
冒頭で私のTwitter体験を話しました。
マウンティングしてくる人はいます。
冒頭の話も似たようなものかもしれません。
こういうのに反応しない。
すべてに返信するとか思わないほうが良い。
昨今このように私は思っています。
これは私自身も気をつけたいこと。
ネット発信者でありがちなことになります。
「ブランディングがマウンティングになってる」
意識して気をつけていかないとなりやすいんですよね。
しっかり敬意を払ったりマウンティングにならないようにする。
意識的にマウンティング会話になっていないか気をつけたいです。
(P.64) 悪口というのは、「一緒に盛り上がろうぜ、高め合おうぜ」というライブのお誘いみたいなところがあるので、ノリが悪い奴は誘われなくなるのだ。ただ、聞いているだけでも嫌な気分になる人もいるだろう。「話題を変える」という手もあるが、急な方向転換はわざとらしい。よって相槌ではなく「どういうことですか?」と何回も聞き返すなどしよう。「理解力のない奴との会話」は、相手もイライラするので早めに終わる場合が多い。悪口が始まったら、「バカ」のふりをしよう。バカはそこまで敵視されない利点もあるので、一石二鳥である。
悪口が始まったらバカのふりをする。
私は好きな考え方になります。
悪口を言っていても良いこと無いですからね。
例えば、ネットで○○さんが○○さんの悪口を言ってた。
私はこういうところは敏感にキャッチします。
なぜかと言うと簡単な話。
明日は我が身ですからね。
もちろん、内容にもよります。
ただ、噂が流れてくるくらいの人です。
近づかないに越したことは無いと思っています。
(P.108) 「意識高い系(笑)」という言葉が広まったせいで「意識が高い」という言葉自体が恥ずかしい物になってしまったが、今、世の中は情報社会である。情報に対し意識が低い人間は得をできないのはもちろん、最悪、大損してしまう可能性すらある。意識というのは高いに越したことはなく、そういう人間の話を「ハイハイ、意識タカイタカイ(笑)バアっ!」と小バカにするのは、典型的意識低い系の行動である。
意識高い系
意識高い系(笑)
こちらの2つをユーモアを交えて話されています。
意識高い系と揶揄されることがあります。
私は現代は意識くらい高く持った方が良いと思っています。
ネットにはありったけの情報が流れている。
得すると言うよりも損しないための情報。
知っていて助かる情報って本当に多いんですよね。
では、意識高い系と意識高い系(笑)の違い。
これは聞かれてないアドバイスを話してしまう。
確かに聞かれてもいないのにって言うのは聞く側にとってはですよね。
私は基本的に話題を振られないと人には話をしません。
そもそも主戦軸はネットなのでネットでアウトプットします。
ネットで自発発信をすればいいだけなんですよね。
会話中に流れが来たら話しを聞きたい人にその話題の話をすればいい。
(笑)の方にならないように気をつけて今後とも情報発信したいです。
(P.138) もし賛同が得られず、冷ややかな目で見られたら、その会社は惰性で仕事をしている人間の集まりなので、古い習慣をなくしたい気概を持つ人には相応しくないだろう。会社を変えるより、所属する会社自体を変えた方が手っ取り早い気がする。しかし、面倒だから賛同を得られないのではなく「ブラジャーもヒールと同じく身体を締めつけ負担を与えるものだから撤廃すべき」など、本気で賛同を得られないことを言ってしまっているという可能性もある。自分の意見は果たして口に出していいものなのか、会社で言う前にそれこそSNSとかで聞いてみた方がいい。
最初のパワハラの話。
TwitterなどSNSで聞いてみるのも良い。
その話に最後の最後で繋がりました。
私も自分自身が正しいとは思っていない。
みんなの考え方が知りたくて質問することがあります。
Twitterの投票機能でアンケート調査して結果を見る。
自分とのズレを感じたり参考になることも多いです。
自分の意見は果たして口に出していいものなのか。
そういう意味でも先にネットで聞いてみる視点。
現代だからこそ使えるツールですし有効活用していくのも有りです。
【反応したら負け 仕事のストレスを受け流す33のヒント (カレー沢薫)】
・ユーモアセンスが抜群
【新刊】 受け流すヒント カレー沢薫の反応したら負けでした。
カレー沢薫さんのユーモアセンスが最高。
面白おかしく最後まで読むことが出来ました。
「反応したら負け」という考え方。
対処法と言える視点は多角的に持っておきたいですね。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。