・ファシリテーション力とは
本書の書名タイトル。
超ファシリテーション力
そもそも超が付く前にです。
ファシリテーションについてになります。
何となく言葉はわかる人も多いかと思います。
私も何となくのニュアンスとして捉えている言葉です。
そこでグーグル先生で最初にググっておきました。
会議等の場で発言や参加を促す。
話の流れを整理する。
参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入する。
合意形成や相互理解をサポートする。
組織や参加者の活性化、協働を促進させるリーダーの持つ能力の1つ。
このように聞くとファシリテーション力。
本書を読む前に言葉の意味が進みますよね。
本書の場合はそこに「超」が付いています。
これは著者である平石直之さんが担当している番組から来ているでしょう。
書名:超ファシリテーション力
著者:平石 直之
出版社:アスコム
出版年:2021年10月30日
ページ数:224ページ
その場にいる人の能力を最大に引き出す!
アベブラの猛獣使い初の著者。
私は番組自体は視聴したことがありません。
ABEMA Prime(アベマプライム)がネット記事になっている。
ひろゆきさんがシェアしているツイートを見ることはあります。
ちなみに本書の帯のお2人。
ひろゆきさんも藤田晋さんもです。
Twitterでフォローしてツイート見ているんですよね。
この書籍の出版も知っていたので楽しみに読ませていただきました。
・円滑なコミュニケーションを促す人=ファシリテーターの存在が重要
(P.16-17) あらゆる組織や分野に、ファシリテーターの存在が求められていると感じています。生まれつきのファシリテーターではない私が身につけていったノウハウであるからこそ、この本を手にしてくださっているみなさまにも、その一つひとつを試してみることで、「ファシリ力」を実感していただけるはずです。それでは、私が身につけてきたファシリテーションスキルをたっぷりと解説した『超ファシリテーション力』、スタートです。
【目次】
平石流ファシリテーションの極意
はじめに
第1章:ファシリテーターの心得
第2章:話し合いを円滑に進めるコツ
第3章:ファシリテーションは準備が9割
第4章:即使える! キラーフレーズ集
おわりに
本書の概要と目次でございます。
そうそうたるメンバーとのやり取り。
それを上手く進行していくと言う部分。
猛獣使いとそれは言われますよね。
円滑なコミュニケーションと言うことで仕事以外でも使える。
メンバー間のコミュニケーションを深めるのにも役立つ。
身につけていきたいファシリテーション力を私なりの書評していきます。
(P.28) 出席者の顔ぶれや議題により、ファシリテーターに求められる動きは変わります。さまざまな意見を出し合う活発な議論が求められているのか。それとも時間内にアジェンダをクリアすることを優先すべきなのか。あるいは、重いテーマについての話し合いを、できるだけ穏便にこなす必要があるのか。その会議の本質を見極め、それに自分自身をアジャストさせることができれば、ファシリテーションのレベルは大きく上がります。
メンバーによって自分もスタイルを変えていく。
アジャストさせるって議論では大事だと思います。
アベマプライムにも分厚い台本があるそうです。
しかし、議論がヒートアップしていく。
議題が台本通りに進むほうが稀みたいです。
だからこそのファシリテーター。
ファシリテーション力になっていくわけですね。
柔軟性がありマニュアル人間でも無いとも言えます。
そういう意味でも身につけておいて損はない力だと感じます。
(P.63) 会議はあくまでチームプレーであり団体戦です。その時間は全員が示し合わせて捻出したもので、お互いの時間を大切にする意識を共有しておきましょう。司令塔であるファシリテーターが、あらかじめ会議の趣旨と自身の役割を参加者たちに伝えておく。そうすることで、話の脱線やお説教が始まり、それがたとえ上司によるものであったとしても、「いまそれがここで必要なのか」という観点から話を止めるかどうか判断することができ、話を遮られた上司からの理解も得られやすくなるはずです。
「会議はあくまでチームプレーであり団体戦」
平石直之さんの仰る通りですし意識したいですよね。
ヒートアップし過ぎて自分の意見を通そうとし過ぎてしまう。
会議ではないですが、自分の意見こそ正義な人は多いですからね。
もう1つが、自分と相手の時間です。
その時間は全員が示し合わせて捻出したもの。
お互いの時間を大切にする意識を共有する。
アベマプライムは午後9時からの2時間の生放送。
色んな人の時間がそこに共有されているわけです。
視聴者だって見ている時間と言うのもございます。
私もライブ配信(生放送)を毎日していたときに心がけていたこと。
時間の共有ができるという面が生放送は大好き。
一方で時間をいただいているって意識は忘れないようにしていました。
昨今は音声配信も流行っていますが、そういう気持ちは大切ですね。
(P.79) 知識が不足している部分について質問を受けた場合は、素直にお詫びし、「次回までに調べておきます」と言える人のほうが、周囲の信頼を得やすいはずです。ファシリテーターだからといって、その場の議論についてどんなことでも知っているわけではありません。わからないときには「わかりません」と、すっと言える気持ちでいることは、思わぬ形で信頼を失わないためにも、大切な心構えの1つです。
アベマプライムの出演者。
それに視聴者さんだってそうです。
自分より知識のある人が必ずいる。
平石直之さんは念頭に置いているそうです。
人間、なんでも知っているわけではない。
素直にわからないことはわからないと言える人間。
知識ある人に見透かされないようにしたいですね。
(P.109) 前置きなく突然話を振られ、ミュートの解除を求められても、よほどアドリブが利く人でもなければ、しどろもどろになってしまいます。しかし、誰もがあらかじめ発言を求められることがわかっていて、会議が始まった瞬間から全員がきちんと参加意識を持っていれば、他人の意見から気づきを得て、それに対してどう思ったのかを考えるという、建設的なスパイラルが生まれます。誰かの発言に反応した別の誰かから、新たな意見が生まれる。その繰り返しが活発な会議を作ります。そのための地ならしをしておくことも、ファシリテーターの大切な役割です。
心の準備が無い状態。
しどろもどろになってしまいますね。
最初から会議のスタイルを共有しておく。
参加意識を持たせることって重要だと感じました。
それに自分が参加者の場合。
何と言っても「心の準備」です。
いつでもスタンバイOKになれますよね。
ファシリテーターさんの役割は大きいと感じました。
(P.127) 私自身も番組内でたびたび経験していることですが、熱くなって議論する2人のあいだで立ち回るのは、非常にエネルギーを消耗するものです。なかにはどちらの意見にも理があり、口調は穏やかではなくても聞くに値する議論もありますが、感情的なやり取りはたいてい気持ちのいいものではありません。とりわけ社内の会議であれば、感情のもつれはその後の会社生活にも差し障りますので、遺恨を残すようなものにはしたくないのが本音でしょう。
熱くなって議論する人。
非常にエネルギーを消耗する気持ち。
私の場合は1対1が多いですが気持ちは理解できます。
本書の趣旨からずれることです。
私自身は議論ってするつもりはない。
あなたはあなたで私は私の意見がある。
議論したい人と議論すればいいよねってスタンス。
世の中には議論したい人は山程いる。
議論したくない私はスルーすること多いです。
そもそも議論と言うより正義の押しつけ的な価値観。
1人で熱くなり過ぎて議論と感じない人も多いのも要因ですが…(汗)。
本日はあえて賛成派と反対派を招いている。
どちらの意見もきちんと聞いて一緒に考えましょう。
意見はあくまで意見。意見が違うだけで個人攻撃は控えてください。
意見が異なることは構わない。お互いにリスペクトする気持ち持って議論して。
冒頭の1分ほどを使ってです。
アベマプライムでは最初に趣旨をきちんと説明するそうです。
こういう意識共有は本当に大事なことだと思います。
ネットだと1人で熱くなる人は収まらない…。
私は議論するつもりないので話はここで終了にしてください。
それを聞いて相手もわかりましたとリプライ(返信)が来ます。
わかりましたと来た後にまたリプライ来るほうが多いです(笑)。
今までのTwitter経験で会話を打ち止めにしているのに本当に多いんですよね。
感情のもつれにならないよう熱くなり過ぎず冷静な態度で話していきましょう。
【超ファシリテーション力 (平石 直之)】
・身につけたいファシリテーション力
【新刊】 初の著書 平石直之の超ファシリテーション力でした。
本書を読むまではまったく意識していませんでした。
ファシリテーション力って良いものとました。
著者である平石直之さんの本書の解説がわかりやすいからこそです。
私も意識的にファシリテーション力を高めたいと思える1冊でした。