【新刊】 小野正誉の丸亀製麺のすごい働き方

・丸亀製麺について理解できる新刊

 

 

丸亀製麺さんの評判。

とても良い印象を受けます。

好きな人も多いと感じます。

 

私自身は丸亀製麺。

近場にないので全然行ったことない。

市内にあれば行ってみたいです。

 

本書を読んでみて行きたい気持ちが高まる。

隣の市にはあるので来店して丸亀製麺を堪能したい。

興味深いことが多く書かれていた1冊になります。

丸亀製麺が好きな人はより好きになる1冊でもあるかと思います。

 

 

 

丸亀製麺のすごい働き方

 

 

 

書名:丸亀製麺のすごい働き方

 

著者:小野正誉

 

出版社:秀和システム

 

出版年:2021年10月16日

 

ページ数:255ページ

 

 

 

トリドールで働く人が輝いている50の秘密。

トリドールは丸亀製麺を展開する会社の名前ですね。

ブランドを生んだ文化とは?

興味津々で読みつつ私なりの書評させていただきます。

 

 

 

・人と働くということをテーマにした本

 

 

 

(P.6) 時代や環境の変化に伴い、”働く”ことの概念や”働き方”がどんどん変わってきています。そんな中で”人”や”働く”は、どのような分野においても関心の高いテーマではないでしょうか。この度、外食産業はもとよりそれ以外の様々な分野でも、ヒントになることがあればと思い筆をとった次第です。一つでも二つでも、ご参考にしていただき、何かの一助になれば幸いです。

 

 

 

【目次】

 

第1章:STYLE:自由な「社風」を読み解くための10の質問

 

第2章:ENVIRONMENT:斬新な「オフィス環境」に込められた意味を読み解く7つの質問

 

第3章:ISM:絶え間ない成長を支える「流儀」を読み解く8つの質問

 

第4章:UNIQUE:数々の「ユニークな制度」の意味を読み解く10の質問

 

第5章:BASIC:仕事をする上で大切にしている「基本」を読み解く9の質問

 

第6章:FUTURE:「未来」を切り拓くための挑戦を読み解く6の質問

 

おわりに

 

 

 

本書の概要と目次でございます。

それぞれの章ごとにテーマがある。

質問として全部で50あります。

気になる章のタイトルもあるんじゃないでしょうか。

中の人から実態を語っていただきましょう。

 

 

 

(P.15) 私自身、丸亀製麺の現場で研修をしたことがあります。その際の印象は、とにかく忙しく、常に両手足を動かしていたということ。体で反応していく、という感じでないとついていけません。丸亀製麺では、お客様の店舗の滞在時間は、おおよそ10分。ランチタイムにもなれば、30分の間に100名ほどのお客様を接客します。驚異的な回転数です。しかも、ただ回転数が高いだけではなく。その回転数をもってでも決して流れ作業ではないところが、丸亀製麺流の接客の極意。それを現実にしているのは、一人ひとりの従業員なのです。

 

 

本書の著者である小野正誉さん。

社長さんが書いている自伝本ではありません。

 

小野正誉さんの肩書き。

株式会社トリドールホールディングス総務部兼経営企画室IR担当。

2011年よりトリドールホールディングスで勤務しているそうです。

 

転職してわずか3年で社長秘書に抜擢。

社長ではないですが、社長に近い人でもある。

それに研修で現場経験もしっかりされています。

色んな話が聞けるのも成長の軌跡を間近で体験したからと言えますね。

 

 

 

(P.27) 子会社を設立し準備を進めていたにも関わらず店舗のオープンに至らなかった国、展開はしたものの、業績が芳しくなく撤退したケースもあります。成功していることやうまくいっていることがクローズアップされますので、表には出てきませんが、見えないところでたくさんの失敗があって今があるのです。

 

 

見えないところで沢山の失敗があって今がある。

自分自身に当てはめて見ると仰る通りですよね。

 

ただ、他人を見るときの視点。

成功していることや上手く行ったこと。

そちらばかり目に入りクローズアップされる。

穿った見方をしてしまうのはそういうところですよね。

 

日頃から物事を見るときに気をつける。

その人やその会社にも見えないところで沢山の失敗がある。

そういう角度を大事にしながらリスペクトして見たいところです。

 

 

 

(P.122) 新たな需要、新たな価値はどこかに存在し、それを見つけ、拾いにいくという発想ではなく、自分たちのこだわりや技術を磨き上げ、掘り下げていく。そうやって地道に進んでいった先にブルーオーシャンが広がっていくのです。「再現性は低いけれど、間違いなくお客様は喜んでくださるし、二度も三度もお店に足を運んでくださる」というものを作り出せたなら、それを再現して、一人でも多くのお客様に届けようとする。その実直な取り組みが必要なのだと思います。

 

 

丸亀製麺さんのこだわり。

知らないことが多くて凄いと思いました。

それと同時にファンが多い理由も理解できました。

 

麺匠や麺職人さんがいる。

そういうのも知らなかった。

店舗に行ってみたくなる内容です。

 

それを含めての引用視点。

裏づけとなる説明が書かれています。

うどん屋さんは全国に大量にあります。

その中でブルーオーシャンを築いたと言うのは説得力がありました。

 

 

 

(P.144-145) マニュアルに書かれている文字で見て覚えたことよりも身をもって知ったことの方が、何倍も身になります。すぐにはとって代わることのできない技術が身についていくのです。マニュアル通りに動くことも大事ですが、考えて動く力を養う方が、蓄積されていきます。研修期間の私のように、熟練の人との差が大きいというスタッフもいるかもしれませんが、それでもマニュアルに頼りすぎないことで、長い目で見ると全体としてのレベルは上がりますし、日々の営業の中で経験が積み重なり、財産になっていきます。それが尊いことだと思います。

 

 

丸亀製麺のマニュアル。

他のチェーン店が見たら驚く。

それくらい基本的なことしか書いていないそうです。

 

基本姿勢は見て学んで自分で取り入れる。

マニュアル自体は効率化の上で便利です。

一方で最近は「マニュアル人間」が揶揄されることがある。

マニュアル通りにしか動けない人になります。

 

マニュアル通りに動くことも大事。

一方で柔軟性を持って動けるようになる。

マニュアルに頼りすぎない考え方は色んな分野で当てはまると思います。

 

 

 

(P.204) 人の手仕事にゆだねている部分もありますので、あってはいけませんが、味や品質が多少ぶれることはあります。ただ、マニュアル通りに作って80点の普及点ならOKというのではなく、店ごとに味は違っても常に120点のうどんを目指しています。絶対的な美味しさを追求する方が大事だと考えているので、ダーツで言えばど真ん中を狙っているのです。ですので、ゴールがあるようでありません。そんな発想がある中で、単なるコスト削減のための業務効率化ではなく、それにより生み出された時間を人から人への伝承の時間に充てられたことは、とても大きな成果だと思います。

 

 

味や品質が多少ブレることはある。

客側からだとチェーン店でもありますよね。

別のチェーン店だと味が少し違うと感じること。

あってはいけないけど、どこもあるんでしょうね。

 

丸亀製麺さんの考え方。

「店ごとに味は違っても常に120点のうどんを目指す」

私はこの考え方は好きですね。

絶対的な美味しさを追求してほしいです。

 

 

【丸亀製麺のすごい働き方】

 

 

・丸亀製麺さんに行きたい!と思った件

 

 

【新刊】 小野正誉の丸亀製麺のすごい働き方でした。

 

勉強になる考え方が多く見つかりました。

とてもタメになる1冊だと読後に思っています。

もう1つは丸亀製麺さんにぜひ足を運びたい気持ち。

久しぶりの店舗に来店してうどんを食べたいと感じました。