【新刊】 文章力以外も磨こう 佐藤友美の書く仕事がしたい

・文章力以外の技術が8割

 

 

ここ数十年での大きな出来事。

インターネットの登場です。

 

20年前、30年前の文章で生きていく。

ここ数年を踏まえての文章で生きていく。

書く仕事がしたいはまったく違うと思うんですよね。

 

昔だったら文章力をひたすら磨く。

ライターさんの募集に応募してみる。

文章を評価されることが今以上に多かったと思います。

 

現代はネット時代です。

書く仕事がしたいってときになります。

ネットでの評価が高ければ書けてしまう時代です。

 

ここ数年でYouTuber(ユーチューバー)さんの本。

インフルエンサーさんの本がめちゃくちゃ増えました。

出版社さんにとっては出版不況の今は売れることは重要。

白羽の矢が立つのは当然と言えば当然ですよね。

 

これも1つの文章力以外の技術が一例だと思います。

小説を書きたかった人が有名インフルエンサーや有名ブロガーになる。

小説執筆の依頼が来て書けたという話も見たことがあります。

そういう意味でも視野を広げて「書く仕事がしたい」を読んでみました。

 

 

 

書く仕事がしたい

 

 

 

書名:書く仕事がしたい

 

著者:佐藤 友美

 

出版社:CCCメディアハウス

 

出版年:2021年10月30日

 

ページ数:336ページ

 

 

 

仕事の取り方。

お金の話まで。

佐藤 友美さんがすべてシェアします。

 

本書の書評カテゴリー。

ブログ・SNS系の運営本にしました。

厳密で言えば全然違うことは先に書いておきます。

ただ、ブロガーさんやSNSを頑張っている人は興味ある内容。

こちらも視野を広げてブログカテゴリー選択したのでご了承ください。

 

 

 

・この本は文章術の本ではない

 

 

 

(P.3) この本は、文章術の本ではありません。この本を読めば、みるみる文章力がついたりもしません。もしもあなたがすでに物書きとして活躍し、この先はひたすら文章力を磨くだけと思っているのであれば、この本はおすすめしません。けれども、これから書く仕事がしたいと考えたり、長く物書きとして生計を立てていきたいと思うならば、お役に立てる部分があると思います。

 

 

 

【目次】

 

PROLOGUE

 

CHAPTER1:書く仕事を知りたい

 

CHAPTER2:デビューするまでのこと

 

CHAPTER3:書く仕事に必要な技術

 

CHAPTER4:書く仕事に必要なマインド

 

CHAPTER5:とどまらずに伸びていくこと

 

EPILOGUE

 

 

 

本書の概要と目次でございます。

冒頭のPROLOGUEに書かれていること。

昨今はライターさん志望の人が多いそうです。

私はブロガーなのでライターさんとは違います。

 

とは言え、ツイッターのフォロワーさん。

同じ物書きなのでライターさんも多いです。

ブログも書きつつライター業をしている人もいます。

そういう意味合いでも気になる人が多い新刊だと感じます。

 

 

 

(P.22-23) ライターになるのに必要なのは、自信ではなくて戦略です。もっと言うと、最初は自信よりも謙虚さのほうが10倍大事だ。無駄な、自信はいらない。ただ、一歩踏み出す不安を払拭する手立てはあります。それは、知ることです。

 

 

Twitterを見ているとです。

下手に自信って無いほうが良いと思います。

ここで言う自信は自信満々では無いです。

 

「謙虚さ」って方の自信。

昨今のネットは謙虚さが無い人が増えている。

自分より実績がある人を平気でディスる人もいます。

その人は過去の色々があり今の地位がある。

 

謙虚さを持ちつつ情報収集として覗いてみる。

合わなければ他の人を覗くのだっていいんです。

自信は無くても謙虚さと学び続ける方向で継続する。

私自身はこれが大切なことだと感じています。

 

 

 

(P.68) 大事なことなので、2回言いますが、ライターは「わかりやすい文章」までクリアすれば、十分食べていけます。ひょっとしたらこういう物言いは、文章に真摯に向き合っている人たちを怒らせてしまうかもしれない。だけど、私たちが目指しているのは文豪ではありません。まずは、「ライターとして求められている文章」の平均点まで、いきましょう。

 

 

本書で言うところのライター。

プロのライターさんやエッセイストさんです。

とは言え、一般の物書きの人にも当てはまります。

 

今の時代は文豪になる必要はない。

論文みたいな文章だって書く必要はない。

現代だと読みにくくて読み飛ばされる可能性もあります。

昨今は長い文章を読むの避けている人も増えている時代。

 

ライターとして求められている文章の平均点まで行く。

ブログにしてもライターさんにしても文章を書く人。

何でも良いと言うわけではなくて平均点までは勉強する。

ケースバイケースで考えて勉強も怠らないようにしたいですね。

 

 

 

(P.122-123) 自分の夢を、しかもいい歳した大人になってから宣言するのは、恥ずかしいかもしれません。上手くいかなかったら、と怖くなるかもしれない。でも、書く仕事をするのに一番大事なのは、「書く仕事をすると決め、腹をくくること」なのです。「上手く書けるようになったら、仕事を探そう」と思っていたら、一生プロの書き手にはなれません。どんなに素振りが上手くても、ピッチャーが投げたボールを打ったことがなければ、プロにはなれません。実際に動くボールを打つのは、素振りとは全然違います。書いてお金をもらう人になるためには、とにかく、バッターボックスに立つしかないのです。

 

 

現代にはSNSがございます。

私はTwitter中心の生活です。

だからTwitterを例として語らせていただきます。

 

本書は書く仕事がしたいです。

宣言して書く仕事が回ってくると言う話。

しかし、見ていると書く仕事以外の分野です。

 

ツイッター上でいい歳になってる大人が宣言する。

その夢が叶った報告は意外にも多く見ています。

「腹をくくる」って部分にもきっと大きく繋がっているんでしょうね。

恐れずに宣言することは宣言して前を向いて進んでいきましょう。

 

 

 

(P.188) ライターになりたてのうちは、「長い文章を書いていいのは、文法に絶対的自信がある人だけ」と思ってください。ちなみに、私はライターを目指す人だけではなく、企業の広報や、企業SNSの「中の人」、社内ブロガーなどの文章を指導する仕事もしています。そのときにも、この一文を短くすることを徹底的に意識してもらうと、見違えるほど文章が読みやすくなります。たいてい1回の講義で体得できます。

 

 

私のブログの文章。

まさしく1文が短いです。

実は最初からこのスタイルじゃない。

何かの本で書いてあり取り入れて今の自分のスタイルがあります。

 

佐藤友美さんのこちらの言葉が好きです。

「長い文章を書いていいのは文法に絶対的自信がある人だけ」

私は文法に自信があると言えるほど無いです。

今のスタイルで引き続き文章を紡いで行こうと思います。

 

 

 

(P.258-259) 書籍のライティングは長丁場なので、モチベーション管理がとくに大変です。そこで1つ心がけているのが、書籍の原稿は、キリの悪いところでやめるということ。たとえば、文章の途中、読点を打ったところなどでやめるのです。原稿を書く仕事は、書き始めに一番負荷がかかります。でも、昨日まで書いていた文章がキリの悪いところで終わっていると、まずはその文章を書き上げるところからスタートできます。書くことが決まっていることから始めることで、初速をつけることができるのです。

 

 

 

プロライターさんの原稿とは違います。

7年以上ずっと毎日更新ブロガー。

私としても説得力がある言葉です。

 

最初の書き始めが大変。

書いているうちにスラスラ書けていける。

初動に関しての部分は年数を重ねてもあります。

 

だからこそ書いている途中で切り上げる。

キリの悪いところでやめるって意外と良いですよ。

私は基本的にキリが良いところまで書き切ります。

 

私も人間なので眠たくなってきた。

翌日、続きを書いていこうとキリの悪いところで終了。

意外と次の日にすぐに取り掛かりスラスラ書けるんですよね。

キリの悪いところで終わるのもメリットあると今では感じています。

 

 

【書く仕事がしたい (佐藤 友美)】

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・ブロガーとしても参考になる知見が多かった

 

 

【新刊】 文章力以外も磨こう 佐藤友美の書く仕事がしたいでした。

 

昨今はプロライターさんを目指している人。

ゆくゆくはプロライターを名乗ろうと思っている人は多そうです。

そういう人には文章術以外のライターとしての知見。

ライターとしての出来事も知ることが出来るので大きい1冊だと思います。