・雑学になるイラストもかわいい新刊
日常と科学の間。
絶妙なところ世の中にありますよね。
前に書評させてもらった本に書いてあったことです。
電子レンジの仕組みについてになります。
ほとんどの人は知っていない。
でも温かくなるのは知っている。
それでも日常生活に溶け込んでいますからね。
科学的な部分を知らないと使用しないって人もいないと思います。
ただ、どういうことなんだろう?
モヤモヤまで行かずとも気になることはありますよね。
本書はそういう意味ではまた解消してくれる新刊。
雑学になる視点がてんこ盛りの書籍を紹介していきます。
書名:これってどうなの?日常と科学の間にあるモヤモヤを解消する本
著者:かきもち
出版社:翔泳社
出版年:2021年8月30日
ページ数:172ページ
毎日のちょっとしたことを科学的に考えてみよう。
しろねこ、くろねこ、みけねこ。
可愛らしいイラストも付いて解説してくれています。
早速、楽しく勉強していきましょう。
・科学のプロフィールとなるものが散りばめられている内容
(P.3) この本の中には、科学はどこからやってきたのか、どのように行われているどんな営みなのか、科学のプロフィールとなるものをちりばめました。皆さまのモヤモヤを解消し、科学の素敵なところをお伝えできたら幸いです。それでは、どうぞごゆっくりお楽しみください。
【目次】
はじめに
登場キャラクター紹介
第1章:食と科学
第2章:数字と科学
第3章:社会と科学
第4章:健康と科学
第5章:物理と科学
おわりに
参考文献
会員特典データのご案内
本書の概要と目次です。
それぞれの視点の科学。
噛み砕いて説明してくれています。
私も思わず「へぇー」と言ってしまうようなことが見つかりました。
(P.14) 食品添加物は食べ物を保存し、食べやすくすることで現代の食生活を支えてくれています。またその安全性は、申請時の審査や摂取量の調査によって守られています。
食品添加物と聞いて悪い印象。
負のイメージを持っている人は多そうです。
私自身もその手の印象は持っています。
著者である、かきもちさんが仰っしゃること。
必要以上にマスメディアが煽りすぎになります。
食品添加物にも良い面があるって話だし安全性の部分もある。
食生活を支えてくれているのも忘れては行けませんね。
(P.22) 栄養学や医学では、さまざまな食材をバランスよく摂ることを推奨しています。油や砂糖は体を動かすエネルギーとして働きます。カロリーの高い加工食品ばかりを食べることがよくないのであって、加工食品を食べてはいけないということではありません。
食材のバランスって部分になります。
加工食品だからと言って毛嫌いし過ぎない。
この辺りは大切にしつつ食を楽しんでいきたいですね。
いろいろ制限を掛ける。
大好きなものを食べられずストレスになる。
ストレスからの病気にかかったら元も子もない。
しっかりとバランスを見極めて摂取です。
(P.35) 食事は私たちの生活の一部であり、楽しみでもあります。一方で食事を科学の視点から見ると、食事は生命活動の一環です。食事する間、私たちの体は栄養を摂取し、食べ物の記憶を蓄積しています。最近では、嫌いな食べ物を克服するメカニズムについても研究が進んでいきます。おいしさは、まだまだ研究者の興味を引きつけそうです。
おいしさの科学。
おいしさのメカニズム。
へぇーと思うことやそうなんだ!と思うこと。
色々な発見がある解説でした。
中でも引用で書かれていること。
「嫌いな食べ物を克服するメカニズム」
研究が進んでいるそうなんです。
食べ物の好き嫌いって人それぞれの感覚的な部分もある。
それを解明しようとするって言うのは科学って本当にすごいと感じます。
(P.151) 結晶や生物など身近な現象に関する物理学は、現象が複雑であり、解けない方程式が出て来ることから扱うことが難しく、発展が遅れていた分野でした。1970年代にコンピューターが登場するとさまざまな方程式の計算が可能になり、複雑系として扱われるようになりました。
科学の発展という部分。
他の科学が違う科学に起因している。
科学×科学で進歩していったこともあるんですね。
目からうろこと言いますか日頃のアレコレを見る視点が変わります。
【これってどうなの?日常と科学の間にあるモヤモヤを解消する本】
・しろねこ、くろねこ、みけねこが可愛い
【新刊】 かきもちの日常と科学の間にあるモヤモヤを解消する本でした。
イラストが無いので伝わりません。
表紙の3匹のねこちゃんになります。
こちらのイラストがとにかく可愛らしくて楽しく読めました。
あなたの知らない科学の世界が身近に感じる1冊だと思いますよ。