【新刊】 市川裕のアフターコロナを生き抜く多面体経営

・今すぐ本業を捨てなさい

 

 

私の考え方になります。

「複業」って考え方が好きです。

 

1本の柱に集中しない。

複数の柱がある感じになります。

 

しかし、言うのは簡単。

実行するのは難しい部分あるかもしれません。

それでも時代背景を考えたら視点の1つとして入れる。

これからの時代で大切なことだと思います。

 

本書は多面体経営という視点が手に入ります。

当ブログを読む人で経営者の方は少ないかもしれません。

ただ、先程の通りで複業という視点に組み入れることができます。

それに「うちの会社は旧来の考え方だけど大丈夫かな」って考えでも読めますよ。

 

 

 

今すぐ本業を捨てなさい アフターコロナを生き抜く「多面体経営」

 

 

 

書名:今すぐ本業を捨てなさい アフターコロナを生き抜く「多面体経営」

 

著者:市川 裕

 

出版社:PHP研究所

 

出版年:2021年8月27日

 

ページ数:208ページ

 

 

 

事業の柱を1つにしないことが危機を救う。

大きな資金を必要とせず、すぐに始められる。

変わらない企業は生き残れない。

中小企業こそ強みが出せる画期的な経営手法を勉強していきましょう。

 

 

 

・これからの時代にもっともマッチしている経営形態であると自負

 

 

(P.6) 多面体経営では、たくさんの事業体がたくさんの面となり、少しずつ他の事業(面)と重なり合って、バランスのよい多面体を形成しています。この多面体経営は、社内ベンチャーの本とは一線を画しています。したがって、独立採算制の事業部をつくる方法や、子会社をつくる方法をお伝えするものでもありません。これからの時代にもっともマッチしている経営形態であると自負しています。あらゆる危機を回避し、あなたの会社を救うための指南書として、ご活用いただけましたら幸いです。

 

 

 

【目次】

 

はじめに

 

第1章:「この道一筋」の会社がどんどん潰れている

 

第2章:なぜ我が社はヤギをリースしているのか?

 

第3章:「多面体経営」があなたの会社を救う

 

第4章:多面体経営の基礎編 ~今すぐ本業を捨てなさい~

 

第5章:多面体経営の実践 ~市場に参入する最も簡単な方法~

 

第6章:すべての事業がバランスよく成長するとは限らない

 

第7章:テンフィールズの成功法則

 

第8章:「ないものをつくる会社」のつくり方

 

おわりに

 

 

 

本書の概要と目次でございます。

メインはあくまでも多面体経営です。

 

当ブログの書評は私なりの書評になります。

冒頭で経営者さんは少ないんじゃないでしょうかと述べました。

そこで「考え方」という面を重視して今回は書評させていただきました。

 

 

(P.28) 一時的に店頭から商品が消え、その後爆発的に売れたのはマスクバブルといった感じでしたが、あれは本当に一時的なもので、現状ではものすごく淘汰されています。流行りは必ず廃れますから、ブームにのってはいけません。そこだけ注意して、あとはどの市場が伸びるかという「見極め」とその市場に「入るタイミング」を逃さなければ、事業を成功させることができるのです。

 

 

コロナ禍。

新型コロナウイルスが流行りだした頃です。

マスクが品薄になったのは記憶に新しいところ。

 

しかし、そこから時が経ち2021年秋。

今では普通にマスク入手できますよね。

品薄が嘘みたいにどこでも入手できてしまいます。

 

あれは本当に一時的なものって箇所。

それと「現状ではものすごく淘汰されている」という言葉。

 

先日のニュースでマスク作っている会社。

赤字になっている会社もあるみたいなニュースをタイムリーに見ました。

新規参入してきたような会社です。

ものすごく淘汰されているは信憑性がある言葉。

 

個人に当てはめてみてもです。

流行り廃りがあることを意識する。

流行っている間に次の手を考えて行動する。

廃りにならないように気をつけたいです。

 

 

(P.51) 市場に参入して何か問題が起きた時は、それを解決するにはどうしたらよいか、つねにアンテナを立てておきます。すると、向こうから情報が飛び込んでくることが多々あるので、そういうものをキャッチし、課題を解決していきます。人は情報を無意識のうちに取捨選択します。何か問題が起きた時は、「どうしたらそれを解決できるか」に意識を向けることで問題解決の答えを見つけるだけでなく、そこからまた、新たな市場を開拓するヒントも得ることができるわけです。

 

 

「どうしたらそれを解決できるか?」

問題が起きるとネガティブフォーカスしてしまう。

不安や焦りで心配のほうが勝つこともありますよね。

 

そういう時こそ視点を解決方法に移動させる。

人は無意識に情報を取捨選択する。

「無意識」ってところが重要だと思います。

 

自分のフォーカス(視点)がどこに向くか。

平常時から無意識のフォーカスをポジティブに向ける。

有益になる方向性に働くように調整しておきたいですね。

 

 

(P.101) もし、自分の仕事に対してこだわりを持つというのであれば、圧倒的なお客様目線にこだわるべきです。「長年やってきたこの秘伝のタレだけど、お客様が求めているのであれば、別の味も取り入れていこう」というように。その店のこだわりがお客様に受け入れられているのであれば、もちろん、とことんまでこだわるべきです。結局は、お客様がこだわっていないものに店側がこだわっても仕方ないということ。こうしたピント外れの努力をして売上が上がらないと悩むより、ピントの合った努力をして着実に売上を上げていくほうが、より仕事が楽しくなると思いませんか。

 

 

とても思います。

それと同時に肝に銘じたいです。

偉そうに私も言える立場じゃございません。

ピントの合ってない努力ってしがちなんですよね…。

 

自己満足にならないようにする。

努力の方向性という部分を意識する。

結果が出てないなら方向性を変えたり改善する。

色んなことに当てはまる考え方だと思います。

 

 

(P.136) いろいろな事業があり、そのときどきによって伸びる事業もあれば停滞する事業もあり、それぞれが支え合いながら全体としてバランスよく成長していく。これこそが多面体経営の醍醐味になるのですが、支え合いが依存にならないよう気をつけていかなくてはいけません。多面体経営の弱点は、ほかの事業に頼れてしまうこと。そのため、採算性がない事業でも生き長らえてしまうのです。このバランスを見極めて、それぞれの事業が自立しながら支え合うというのが理想です。私たちの場合も太陽光発電がかなり大きく成長してしまい、その陰で自立できていない事業があるのも事実です。この部分をどのようにバランスよくしていくかが、これからの課題だと思っています。

 

 

現代のネットでの個人活動。

応用できる考え方。

と言うよりも気をつけたいと思うことです。

 

プラットフォームが昨今は沢山ある。

新規プラットフォームも新しく生まれる。

アレコレ手を出している人もいらっしゃるかもしれません。

それ自体は物は試しでいいと思うんですよね。

 

視点の1つとして思うことになります。

既にアカウントが育っている場所を1つ持っている。

例えば、Twitterで○○始めましたで人が集まる。

その後に伸び悩む可能性もあると思います。

 

「ほかの事業に頼れてしまうこと」

一長一短あるかと引用箇所を読んで思いました。

私もツイッターに頼る部分が大きいので考えて動く。

支え合いが依存にならないように意識的に行きたいです。

 

 

【今すぐ本業を捨てなさい アフターコロナを生き抜く「多面体経営」】

 

 

・最後に事業や経営の視点についての本書

 

 

【新刊】 市川裕のアフターコロナを生き抜く多面体経営でした。

 

考え方や視点になることを中心の私なりの書評。

中身は事業や多面体経営について鋭く切り込んでいます。

 

著者である市川裕さんの手掛けた事業の話がすごい。

例えば、ヤギのリース事業などは話を聞いていて面白かったです。

事業や経営についても楽しく読めることは最後に補足しておきます。