・テレビ依存症が騒がれないのはなんかおかしい
スマホにも害はあります。
ゲームにだって害はあります。
世の中にはいろんな○○依存症があります。
本書に書かれていることではございません。
私がずっと前から疑問に思っていることを書きます。
と言うよりも、何度も提唱していることです。
現代は1家に1台テレビがあるのは当たり前。
それなのにテレビ依存症がまったく騒がれない。
テレビ依存症って言葉すらも浸透しない。
これはさすがにおかしいと思うんですよね。
テレビになんにも害が無いなんてあるはずがない。
結論としては影響力が強いテレビ局が報道するわけがない。
新聞社もメディアとしてテレビ局と繋がっていますからね。
テレビを見すぎると依存症になるから適度な時間で見ましょう。
こんなことは自ら発信することは無いですよね。
もう1度、言いますがスマホやゲームだって害はあります。
比較対象としてテレビは言いたいことです。
テレビの普及率。
みんなが見ている時間。
1日、1ヶ月、半年、1年、数年後……。
これを考えたら疑う視点を持つのも大切かと感じます。
閑話休題
今回の書籍は「ニュース」についてになります。
ニュースに関してはテレビだけでは無いです。
ネットメディアも昨今は発達しています。
ヤフーニュースだってそうですしツイッターでもトレンドに上がります。
ラインニュースだってありますし探せば至るところにニュース報道がある。
意識的に目にしなくても惰性的に見てしまう。
ついつい、ニュースに目を通して時間を忘れて記事を見る。
ニュースサーフィンしてしまう人も多いと思います。
そこでニュース断ちをしたくなる1冊を紹介したいです。
書名:News Diet
著者:ロルフ・ドベリ
訳者:安原実津
出版社:サンマーク出版
出版年:2021年2月10日
ページ数:302ページ
情報があふれる世界でよりよく生きる方法。
より少ないことにこそ、豊かさがある。
ニュースフリー生活のすすめ。
こちらの書籍は有名YouTubeチャンネル。
両学長リベラルアーツ大学で知りました。
両学長の解説を聞いて読んでみたいと思いようやく読めました。
私としても「ニュース断ち!」と思えた書籍を私なりの書評です。
・本書には二度目の読書がしやすくなるような配慮がしてある
(P.14) デジタル化により、いまやニュースは無害な娯楽媒体から人間の健全な理解力を損なう大量破壊兵器に変化している。そのような危険なものは、避けるに越したことはない。ニュースを断つにあたっては、強調しておきたい点がひとつある――ニュースの消費を抑えることは、何を断ち切るつらい行為ではけっしてない。その逆だ。そうすることで、あなたはさまざまなものを手に入れられる。時間の余裕ができるし、ものごとの本質をつかみ、いまよりも幸せになるための新しい視点を得ることもできる。
【目次】
日本語版に寄せて
プロローグ:ピンの落ちる音が聞こえそうなほどの静けさ
(1~35の項目)
おわりに、そして謝辞
ドベリの免責事項
付録
訳者あとがき
本書の概要と目次になります。
二度目の読書がしやすい配慮。
()で書いた1~35までの項目があります。
これを列挙したらかなり長くなる。
35まで紹介するのは割愛させていただきました。
重要なポイント読むだけでもニュース断ちしたくなる。
目次を見るだけでもと言っても過言ではないです。
私自身もニュースとの接し方を考えようと思います。
(P.33) だがそれは新聞に限ったことではなかった。夜のニュース番組の長さも、いつもまったく同じなのだ。私は不思議でたまらなかった。ということはつまり、出来事が少なかった日には重視されてニュースになるものが、いろいろな出来事が起きた別の日には軽い扱いを受けざるを得ないということではないか。けれども私は「まあ、仕方のないことなのかもしれないな」と思い、それ以上深く考えようとはしなかった。
受け身でニュース番組を見る。
深く考えずに流し見をしちゃうと思うんです。
よくよく考えてみる引用視点はあります。
もちろん、ニュース番組も番組の尺がある。
番組制作を加味しても致し方ない面があります。
しかし、それとは別に感じることはありませんか?
1つの事件が起きる。
似たような事件ばかり報道される。
模倣犯とかそういうことではございません。
老人の事故がよく起きていたとき。
毎日のように老人の事故が報道される。
連鎖のように報道されていた時期がありますよね。
老人の運転は危険。
免許返納しろ!って世論が傾きました。
ここを語りたいわけではございません。
この辺りは色々な考え方が個人個人にあると思います。
ただ、これ別の視点で考えてみることができます。
日本全国の1日の事故発生数。
そこから報道メディアが老人が起こす事故を調べてみる。
全国から探そうと思えば、いくらでも探せると思うんです。
そういう視点があると少しおかしい。
急に○○系のニュースが増えている。
気づく機会にもなるんじゃないでしょうか。
「偏向報道」と言う言葉もあります。
自分の頭でしっかり考えるクセはつけておきたい時代です。
(P.47-48) あなたがいますぐにすべきことは、次のとおりだ。ニュースをあなたの生活から排除しよう。ニュースから自由になるのだ。それも、完全に。できるだけニュースポータルにアクセスしづらい状態をつくろう。ニュースレターの配信はすべて解除しよう。スマートフォンとiPadのニュースアプリをいますぐに消去しよう。お気に入りやブックマークに登録してあるニュースサイトは削除しよう。ブラウザの ホームページにニュースポータルを設定するのはやめよう。ブラウザのホームページには、けっして変化しないサイトを選ぶといい。地味なサイトであればあるほどいい。私はウィキペディアに設定してある。
かなり網羅的です。
後はテレビを売ろう。
旅行するときは良質な本を十分に持っていくなども書かれています。
過去に書評させていただいた本。
もう、不満は言わないと言う良書があります。
【【名著】 私も今日から21日間チャレンジ!! もう、不満は言わない】
ウィル・ボウエンの書籍です。
ゴシップニュースやゴシップネタに食いつかない。
そのために先程の引用みたいなことを実践。
私もニュースから遠ざかる努力はしたことあります。
例えば、今もヤフーになります。
ヤフー天気とヤフーメールにしてあります。
これはすぐに天気やメールを確認できるようにです。
それと同時にヤフートップに近づかないようにするため。
本来はそういう目的でブックマークしていました。
最近はまたヤフーニュースを毎日チェックしてしまうクセがついている。
今一度、ニュースから遠ざかること意識したいと本書を読んで感じています。
(P.52) 何を探すかを決めるのは、あなたでなくてはならない。進む道を定めるのは、あなたでなくてはならない。ニュースメディアにあなたの注意を操らせてはならない。十年前から私は徹底してニュースを断っている。人生の質と決断の質には目覚ましい効果が現れている。あなたも試してみてほしい。失うものは何もない。得ることばかりだ。
励みになる言葉です。
自分自身も振り返ってみた。
書評を読んでいる人も振り返ってみてください。
一時的なニュース。
人生に特に役立っていない。
むしろ、ニュースにとらわれてしまう。
自分の人生に良い影響を与えてないのに熱くなってしまう。
ニュースを排除していく。
ゴシップネタに惑わされない。
決意を固めてくれる1冊です。
(P.63) もとの状態に逆戻りしてしまった場合はどうすればいいのだろう? そんなときは、またはじめからやり直すのだ。徹底的な方法をとった場合も、おだやかなニュースダイエットの場合も、もちろんこの点は共通している。それでは、この本を閉じていますぐにニュースを断とう――そうすればあなたは近いうちに自分自身の体と脳で、ニュースを断つことがどれほどよい効果をもたらすかを体感できる。
おだやかなニュースダイエット。
簡潔に言うと新聞紙や週刊誌。
1冊はいいよ~って感じで減らすこと。
もう、不満は言わない。
こちらを読んでゴシップニュースから遠ざかったはず。
しかし、私の場合は元の状態に戻った人です。
ブログネタやツイッターネタになる。
そういう言い訳が身についている部分もあります(汗)。
覚悟を決めてニュースから距離を置いていく。
関わり合いを持たないように初めからやり直したいです。
【News Diet】
・翻訳本ですが読みやすさもあります
【書評】 ニュースは害になる ロルフ・ドベリのNews Dietでした。
翻訳本でも読みやすさと読みにくさ。
著者さんのクセというのがあります。
本書は私的には読みやすい部類に入ると思います。
ニュースは害になる視点。
ニュースを断つメリット。
ニュースを見ないで生活してみたくなる。
本書を読むと実践したくなる1冊だと思います。