・アイデアの出し方を知っておくことは大切
本書は新商品のアイデアの出し方。
超基本から学べる書籍です。
自分の考えていることをアイデアにする。
これは色んな面で役立つと思います。
人間どうしても凝り固まる部分があります。
現状打破して脱出するという視点。
上手い具合に新しい着眼点になる場合もございます。
本書の考え方は新商品のアイデア以外。
普段の色んな考えたり着眼点の部分で役立つはずです。
書名:超基本! 新商品アイデアの出しかた
著者:村井 龍生
出版社:すばる舎
出版年:2021年1月22日
ページ数:148ページ
デザイン思考・UXは難しくない。
14のポイントを確認する。
アイデアツールとして使いこなせる。
これだけ押さえようが丁寧に書かれている本書を書評です。
・本書は観察から製品開発、コミュニケーションと製品やサービスを生み出し世に送り出すまでの一連の流れをわかりやすく説明
(P.5) 本書では、観察から製品開発、さらにはコミュニケーションと、製品やサービスを生み出し、世に送り出すまでの一連の流れをわかりやすく説明しました。理解して戴きやすいように、架空の製品の開発を流れに沿って盛り込んであります。さらにデザイナーである私が得意な絵もたくさん描きました。
【目次】
はじめに
第1章:実務としての「アイデア創出」とは
第2章:商品・サービス開発の流れ
第3章:アイデア創出のための社内コミュニケーション
第4章:顧客とのコミュニケーション
第5章:市場からのフィードバックとさらなる改善
参考文献
おわりに
本書の概要と目次になります。
親切丁寧にわかりやすい。
初心者にも伝わりやすい内容。
心がけを感じる概要と目次です。
(P.27) 例えば、お風呂に入っていたり、何気なく歩いている時にふと「いいアイデア」を思いついたとします。しかしそれは、ポストイットに書き出して貼り出した上で、みんなで議論して出たものではないから「多分、没だろうな」と思い込む人もたくさんいるのです。しかし私は、いいアイデアは「直感」が大切であり、お作法に囚われるのではなく、突然浮かぶものだと思っています。
良いアイデアは直感が大切。
私としても同意見な部分があります。
ふとしたときに浮かんだアイデア。
それが後々、役に立ったことは多々あります。
大切なことは些細なことでもメモしておく。
メモしないと些細なことは忘れてしまいます。
最初の段階で大切なことはメモだと思います。
お作法に囚われることなく突然浮かぶは意識しておきたいです。
(P.51) 「観察・共感」のプロセスでまず重要なのは、この「なぜ?」という疑問を持つことです。そうすることで、目撃した事象の原因を追求したくなるからです。
日常生活はアイデア出しの宝庫。
人間観察や周りの観察は大きいです。
ブログやSNSも私は活かせると思っています。
ただ、「なぜ?」に関しては注意点があると個人的に思います。
相手を否定する意味でなぜ?を使用しない。
観察は良いんですが、それが相手の悪いところを探す。
相手がなぜ?そんなことをするのと深堀りすると本末転倒。
それよりも肯定的意図を持ちながらのなぜ?
良い方向へ活かせるなぜ?の質問を繰り返したいです。
(P.86) 最悪なのは、誰かの発言をことごとく否定する人がいた場合です。こういう人がいると全体的に発言しにくい雰囲気になってしまい、発言量が極端に減ってしまいます。観察していると、ことごとく他人の意見を否定する人は、やたらにアイデアを出す人同様、「自分がいいアイデアを出さないとまずい」という焦りがあるように思います。
社内に限らないんじゃないでしょうか。
友人や恋人や家族。
話すときに否定されてしまう。
話し辛くなるし切り出し辛いですよね。
自分が相手の視点に立ったとき。
アイデアを否定するのではなくしっかりと聞く。
その上で否定ではなく疑問として質問する。
相手のことを思いやる問いかけがあるといいかもしれませんね。
(P.119) アニメや映画など、見たいものがいつでもどこでも、好きなだけ見られるようになり、時間も嗜好も制限されることなく、好きな番組を見ることができるようになっています。昔は好きなコンテンツのDVDやCDを所有することに喜びを感じましたが、今はそれに価値を感じる人が少なくなったのです。このように、市場が複雑化し、さらにコロナ禍の影響で大きな変化が起きている今、どの企業も独自のバリュープロポジションを明確にすることは、より難しくなっていくでしょう。
皆様はどうでしょうか。
私はCDに関しては特に思います。
現物としての所有欲は本当に無くなりました。
昨今はデジタル音源でのリリースも豊富。
むしろ、CDではなくデジタル音源でのみでリリース。
そこからアルバムを発売するアーティストも増えています。
時代の流れと言いますか、逆に私は音源のみなら購入頻度が上がった気がします。
私の好きなアーティストがデジタル配信が多いのも理由かもしれませんが。
【超基本! 新商品アイデアの出しかた】
・多様な視点でアイデアの出し方を考える
【新刊】 超基本から学ぶ 村井龍生の新商品アイデアの出しかたでした。
本書は「新商品」という言葉がついています。
企業や会社方面でのアイデア出しの考え方も多いです。
しかし、個人に当てはめても大切な部分。
役立つことも多いと思える内容の新刊でした。