・スラスラ楽しく読める新刊
不安でドキドキしてしまう。
不安で心臓がバクバクしてしまう。
人間だから致し方ない部分があります。
しかし、その感じ方という部分です。
不安で夜も眠れないという人。
そのまま引きずってしまう人。
一方で不安にはなります。
でもその感情をしっかりコントロールする。
一時的には不安になるものの乗り越えていける人。
本書は乗り越えていける人の視点を学べる書籍です。
書名:不安を乗り越える10のステップ ドキドキ、バクバクをコントロールする方法
著者:ベヴ・エイズベット
訳者:入江 真佐子
出版社:大和書房
出版年:2020年11月21日
ページ数:160ページ
中川家の剛さんも推薦。
世界中で確かに効くと反響。
楽しいマンガを読みつつの翻訳本です。
堅苦しいところなく楽しく読める1冊。
スラスラ読める内容を私なりの視点を含めた書評していきます。
・不安状態から自分で抜け出すための基本ツールを解説
(P.1) 本書はこのワークショップの基本となる10のステップに沿ったもので、不安状態から自分で抜け出すための基本ツールを解説しています。
【目次】
この本について
STEP0:不安の正体とは?
STEP1:どうして「あいつ」がやってきたのかを理解する
STEP2:「あいつ」を受け入れる
STEP3:「あいつ」の考えを操る
STEP4:「あいつ」のトリックに注意
STEP5:「あいつ」を読み解く
STEP6:「あいつ」の背後にいるものをみつける
STEP7:こわれた「あいつ」を修理する
STEP8:「あいつ」や他の人との関係を修復する
STEP9:「あいつ」から自由になる
STEP10:「あいつ」を乗り越える
訳者あとがき
本書の目次と概要になります。
本書の内容が不安状態から自分で抜け出す。
その方法なので「あいつ」という部分。
想像はついているんじゃないでしょうか。
それでは解説を聞きつつの書評をしていきます。
(P.19) 不安は「問題のはじまり」というよりは、長年にわたって積み重ねられた身体的、精神的、感情的ストレスの結果なのだ!
不安=悪いものでは無い。
不安というのは警鈴。
こちらのスタンスが良いと思います。
気づきのセンサーを与えてくれているわけです。
そこからどうするかは自分次第です。
不安を解消したりコントロールする。
そのためにも日頃から意識的に過ごす。
あらゆる視点を頭に入れておくのも大切です。
(P.36-37) もしあなたが肉体的に疲れ果てて、インフルエンザで倒れてしまったら、理由があってインフルエンザにかかったと受け入れるだろう。
そして、その症状をインフルエンザの一部として受け入れる。
仰る通りじゃないでしょうか。
不安が大きくなってしまう理由の1つ。
正体が見えないから悪い想像がどんどん浮かんでしまう。
実際に起きるかわからないのに考えすぎてしまう。
だからこその受け入れるという話。
まず受け入れてから考えてみる。
紙に不安について書き出すのもいいでしょう。
見えない正体との付き合い方で大切な部分と感じます。
(P.59) 「あいつ」が喜ぶ考え方を変えていくには、時間と練習が必要。なんといっても、ほとんどの場合勝手にそう考えてしまうから……。
人間の思考は無意識がほとんど。
無意識レベルにやってしまうことも多い。
「時間と練習が必要」
この視点はすごく大切です。
私も一気に変化はしていません。
それにまだまだ変えていきたいことは多いです。
ただ、焦りすぎないのも大事。
だから日頃から意識的に生きていく。
毎日を自覚して生きて無意識レベルの行動を減らす視点です。
(P.98) あなたの「あいつ」は、愛されたくていい子でいようといしてたあの小さな子どもそのもの。…でも、そういう「受け入れてもらえない」という気持ちを自分ではどうすることもできなくて、そこがまた愛らしくないところなのかも。
私は「自愛」というものを大切にしています。
自分を責めて傷つけてるのは自分。
自分を褒めて優しくするのも自分。
これは自分を甘やかすとはまた違います。
普段から自分を責めてる人が大半じゃないでしょうか。
自分を傷つける言動は多いのに果たして褒めていますか?
自分を労ってあげていますか?ということになります。
それに自分を愛していると他人にも優しくなれます。
自分は自分で日頃から自分で満たしてあげる視点。
私としてはまだまだな部分も多くあります。
もっと自愛をしっかりしていきたい2021年です。
【不安を乗り越える10のステップ ドキドキ、バクバクをコントロールする方法】
・パラパラとすぐ読めるけど内容はとても濃い
【新刊】 マンガで楽しく理解 不安を乗り越える10のステップでした。
本書はマンガとしても読めるという箇所。
このマンガはコミック漫画的なのではないです。
1つ1つで完結している内容のイラスト付き図解。
どちらかと言うとこちらに近いニュアンスのマンガです。
パラパラとページがめくれるけど内容としては濃すぎる。
不安を乗り越える視点が丁寧に書かれている素敵な新刊です。