・アイデアを出すときの視点変更になる新刊
面白いって何だろう。
人それぞれ正解があるかと思います。
ただ、これはアイデア出しの場合。
袋小路に迷ってしまう人もいるかもしれません。
頭を抱えて考えても何も浮かばない。
堂々巡りして何も出てこない。
明日はプレゼンや発表会のとき。
さて、どうするかという状況の場合です。
本書の視点が参考になるかと思います。
センスは考え方より選び方で身につく。
どういうことなのか本書が教えてくれます。
読んでいて奥深いと思えた新刊の紹介になります。
書名:面白いって何なんすか!?問題 センスは「考え方」より「選び方」で身につく
著者:井村 光明
出版社:ダイヤモンド社
出版年:2020年9月16日
ページ数:280ページ
「面白いの頼むよ~」
いきなり言われてアイデアが出てくるか。
相手を唸らせることが出来るかどうかです。
日頃からの材料が重要になってくるんじゃないでしょうか。
ここからは楽しい本書からの私なりの書評をしていきます。
・「面白い」を考えるよりも「面白くない部分を省く」方がゴールに直結した
(P.16) 「面白い」を考えるよりも、「面白くない部分を省く」方が、ゴールに直結した。そして、後輩や生徒に教えてみたところ、彼らも結果を出してしまったのです。なぜか、屁理屈どころか、再現性まであったのです。
【目次】
はじめに
第1章:四十にもなって、生徒に逆ギレされる。助けて!
第2章:文章は「単語」の組み合わせ、と考える
第3章:「面白い」の反対語は「よく分からない」
第4章:「面白くない」とは何なのか?
第5章:「考え方」より「選び方」
第6章:もうアラフィフ、このままじゃ終われない。泣きそう
おわりに:アイデアは、「必然的」には生まれない
本書の概要と目次でございます。
章立てのタイトル。
ユニークなタイトルが多いんじゃないでしょうか。
私は第3章の面白いの反対語はよく分からないから惹き立てられます。
本書を楽しく書評させていただきました。
(P.29) 「面白いって何なんすか!?」と逆ギレされるのは、カルシウムが足りないからではありません。「面白い」というのは曖昧で、具体的に目指すべき目標が見えないからではないだろうか。
確かに言われてみるとです。
「面白いってなんだろう?」
具体的に考えたことがある人は少ないはずです。
私も「面白い」とはなんて具体的に考える機会は無い。
ここを具体的に言語化できるの大切と思える最初のエピソードです。
(P.38) 成功例を語り始めると、誰でもあまり考えることなくクリエイティブ気分で喋れるから気持ち良くなっちゃうんですよね。それで何だか分かったような気分になってしまうのですが、いくら楽しくお喋りできても自分で作れるわけではありません。カッパや狼煙しか思いつかない僕のように、「分かる」と「できる」は別物なのです。
分かるとできるは別物。
ここに関しては何事も当てはまります。
実際に手を動かして実践する。
可視化や言語化がしっかり出来ている。
机上の空論を語っても仕方ないので意識的になりたいです。
(P.70) とにかく降参、自分には無理、考えても無駄。が、この「偶然単語を見つけるしかない」。ただ開き直っただけでしたが、「文章を書く」という複雑な行為が、「単語を見つける」と分解されて、一歩簡単になったとも言える。何をどう頑張れば良いか分からずモヤモヤしていた僕には、探すべきものが見つかったようにも思え、なぜかスッキリしたのでした。
文章を書くを分解する。
単語を見つけるという行為。
簡潔に言うとこういうことになります。
私にとっては腑に落ちる部分なんです。
なぜかと言うと私も単語から言葉を見つける。
単語からの閃きって活用している人です。
えっ、そんな簡単なことでいろいろ出てくるの?
そう思われるかもしれませんが、侮れないことですよ。
(P.100) 日常会話でも後になって「あ、あの時のアレ、そういう意味で言ってたのか」と思うことがたまにありますよね。でもその言葉を聞いた時には、全く疑問を抱かなかった。誤解があっても会話は簡単に成立します。人はそれぞれ無意識に自分に都合良く解釈して、成立させてしまうものなのです。また、単語一つにしても人それぞれイメージが違ったりもします。例えば「山」といっても、エベレストのような尖った形を思い浮かべる人、富士山を思う人。山登りの苦しさを感じる人もいれば、頂上の気持ち良さを感じる人もいる。
あるあるじゃないでしょうか。
例に挙げられている「山」についてもです。
山って聞いてもイメージは人それぞれですもんね。
無意識が自分に都合良く解釈して成立させてしまう。
単語ひとつでも人それぞれ思い浮かぶことが違うことは意識しておきましょう。
【面白いって何なんすか!?問題 センスは「考え方」より「選び方」で身につく】
・センスは考え方より選び方って面を深く学べる
【新刊】 考え方より選び方 井村光明の面白いって何なんすか!?でした。
著者である井村 光明さんの実体験が豊富。
実体験からのセンスは考え方よりも選び方と言う部分。
楽しく学ぶことが出来る新刊で学びにもなり良かったです。