・思考する行為自体も変えていく
頭の中だけで考える。
それよりも紙に書き出してみよう。
簡単だけど効果抜群テクニック。
侮れない古典的な技だと感じます。
「ノート術・手帳術・メモ術」
当ブログの書評カテゴリーです。
本書の場合はノート術やメモ術。
応用が効くテクニックが満載に書かれています。
あなたの思考習慣を変える技。
思考する行為自体を変えてくれる視点変更。
想像もつかない良い結果をもたらしてくれるかもしれません。
私としても図で考える習慣はあまり持っていないので参考になりました。
書名:武器としての図で考える習慣: 「抽象化思考」のレッスン
著者:平井 孝志
出版社:東洋経済新報社
出版年:2020年7月17日
ページ数:278ページ
答えのない世界で結果を出す。
思考技術を伝授していただけます。
思考は技術と言える部分。
頭の中だけで悶々と悩んでいても解決しません。
色んな思考術を知っておき実践していく。
解決への糸口を見つける方法を沢山知っておくのは大切です。
本書もその1冊になり得る実践系の新刊でした。
・本書が思考の武器を提供することになれば嬉しい限り
(P.6) 今後皆さんが何らかの課題に直面し、「図で考えてみよう!」と思った時、本書が、思考の武器を提供することになればうれしい限りです。それでは、よろしくお願いします。
【目次】
はじめに
序章:図で考えると仕事も人生もうまくいく
[PART1:基礎編]
第1章:なぜ図を使うと考えが深まるのか
第2章:「概念図」を描いて考えてみよう
[PART2:実践編]
第3章:使える型 (1)ピラミッド
第4章:使える型 (2)田の字
第5章:使える型 (3)矢バネ
第6章:使える型 (4)ループ
第7章:図で考える達人になる
おわりに:考え方1つで人生は変わる
本書の概要と目次でございます。
目次を見ておわかりの通りです。
実践編という名目ですぐに取りかかれて。
思考のアイデアとして使えるテクニックが書かれています。
使える「型」と書いてあります。
人それぞれ気になる型があるんじゃないでしょうか。
私としても目からウロコと言える型。
考え方1つでいろいろ出てくると思える視点が多かったです。
(P.21) 図にすると、文章のようにあまりたくさんの情報を入れることができません。どうしても情報量が限られてしまいます。そうなると図に描けるのは、大事なものであり、論理であり、本質になるのではないでしょうか。つまり、本当に理解すべき大切なことは結局図でしか表せない。あるいは図で表すのが最も手っ取り早い。なので意識して図で考えるようにすれば、深く考えられるようになる。そう思えるのです。
最初に本書に対しての疑問。
「どうして図で考えるといいの?」
こちらに関しては私も思いました。
冒頭に納得の答えが書かれています。
図で考えるって私に関してはあまり取り入れないテクニック。
その面でも図で考える大切さを感じる機会になりました。
(P.24) 真っ白な紙の上からスタートするのですから、何を考えるべきかも含めて考えなければなりません。これは、「本当の問題は何か」を考える問題設定の課題であり、100%正解のない問題に対して答えを出していくということでもあります。こんな能力はなかなか受験勉強では鍛えられません。だから、高学歴の人と、「深く考えているな~」と思う人の間の相関は必ずしも高くないのです。
学歴と発想力という部分に必ずしも相関は高くない。
発想力というのは本質を突くという意味でもあるかなって考えます。
物事の本質を突くのが上手な人。
そこに学歴は関係ないと思うことも多々あります。
日頃から視野を広げて考えるクセをつける。
その上でも図で考えるっていいんですね。
100%正解のない問題に立ち向かう。
私も覚悟を持って行きたいです。
(P.32) 「やるか、やらないか」です。普段から図を描きながら考えている人は少ないですよね。だから、やると差が生まれるんです。そして、できる人は図で考えていることが多い、というのが私の実感です。図で考える力は、覚えた知識というより身につけた技術になります。一度体得してしまうと忘れることはありません。ちょうど、一度自転車に乗れるようになった人が一生自転車に乗れるように、一度体得すると一生使える力になるのです。
メモすることの大切さ。
紙に書いて考えることの大切さ。
痛いほど理解している人です。
そのような人でも図を描きながら考える。
まさしくやっていない1人なので納得です。
図で考える力は覚えた知識というより身につけた技術。
素敵な言葉ですし体得するため図で描くことも意識的になりたいです。
(P.45) 地図や案内図には、大事なことだけが書かれているからです。だから、街の構造がすんなり頭に入ってきて、そのお店に行けるのです。先ほど言ったように、情報は多ければ多いほど良いというものではありません。逆です。大切なことは、本当に大事なものだけがハッキリ見えている、ということなのです。「図」は、大事なものをハッキリさせてくれます。
図は大事なものをハッキリさせてくれる。
確かに私の場合は書いているとです。
情報は多ければ多いほど的な展開になりやすい。
そこを踏まえても図にして構造をスッキリさせる。
ハッキリ見えてくるものもあるかなって感じました。
【武器としての図で考える習慣 「抽象化思考」のレッスン】
・新しい思考習慣を生み出すために図で考える
【新刊】実践編がとにかくスゴい 武器としての図で考える習慣でした。
図で考えることの素晴らしさが理解できる1冊です。
そして何よりも書評では触れなかった後半からになります。
実践編と言える部分は目からウロコのテクニックが満載で凄かったです。