・境界線を上手に引く
人間関係の境界線。
境界線と書いてバウンダリーです。
上手な引き方を知りたい。
大勢の人がそのように思うんじゃないでしょうか。
それくらい人間関係の悩み。
程よい付き合い方に悩む人は多いかと感じます。
人間関係においては「関係性」ってあります。
自分と相手との関係性や自分との関係性。
本書を読むと程よい距離感。
人間関係のモヤモヤが多少なりとも解消するかもしれません。
なるほどや分かったと思える人もいそうです。
私も考える上での視点として参考になることが多く見つかりました。
書名:人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方 (DOBOOKS)
著者:おのころ 心平
出版社:同文舘出版
出版年:2018年4月11日
ページ数:224ページ
イヤ~な人からの感情感染を防ぐ。
病気にならない人間心理学。
ほどよい距離のとり方。
リアルでもネットでも人間関係はどこにでも現れます。
そのときの付き合い方を改めて考えるキッカケや助けになるはずです。
・お互いにとって快適でベストな人間関係のあり方。それを本書で身につけていただきたい
(P.4) 人間関係をスムーズに心地よいものにしていくには、この「バウンダリー」というスキルがとても重要になります。誰にも抑圧されず、といって決して孤立するわけでもない、お互いにとって快適でベストな人間関係のあり方。それを本書で、しっかりと身につけていただきたいと思います。
【目次】
はじめに
第1章:自分を大切にするバウンダリーという方法
第2章:凛とした人になるバウンダリーの7つの習慣
第3章:さりげなく境界線を引くサブリミナル・トークとしぐさ
第4章:ケースで見る人間関係のバウンダリー・オーバー
第5章:ほどよい距離を判断できる人間関係のマイ・ルールをつくる
第6章:縛られない・とらわれ過ぎないワンランク上の人間関係へ
おわりに
本書の目次と概要になります。
最初に書いた通りです。
境界線と書いてバウンダリー。
目次を見ていただければわかる通りです。
バウンダリーという言葉が多く並んでいます。
人間の悩みは人間関係が多い。
視点の1つとして知っておくと深く悩まずに済む。
本書の知見も実生活に活かせる素晴らしい知見です。
(P.14) 「上下関係」が容易に入り込んでしまいます。もちろん、それを両者合意の上でしているなら、OKです。でも、奥さんのほうがイヤイヤやっているのだとしたら、ここは「バウンダリー・オーバー」が起きていることになります。人と一緒に生活するためには、夫婦でも親子でも友人でも、「これは私がやること。これはあなたがやること」というルールがあってしかるべきなのです。
両者合意の上ならオッケー。
いつの間にかはあるかもしれません。
ここでは例で夫婦関係が出ています。
夫の脱ぎっぱなしの服や下着を奥さんが片づける。
夫が食べっぱなしにした食器をいつも奥さんが片づける。
家事分担がなく、いつも奥さんが家のことをする。
これはバウンダリーが起きている。
バウンダリーオーバーで境界線が引かれています。
ルールがあってしかるべきという部分。
お互いのルールを確認するの大切かもしれません。
(P.22) 老紳士にしてみれば、ずっと草はぼうぼうだし、自分の庭の手入れのついでに、時間もあるからお隣のもやってあげようという好意です。でも、厳しい言い方ですが、悪気がなくても、これは厳密には不法侵入です。これがバウンダリー・オーバーの典型的な例です。老紳士としては、隣の草刈りをしたところで得するわけではないし、やったほうがいいと思ったから入ったんだ、という話でしょうが、隣の夫婦にしてみれば、やはり不快です。
とてもわかりやすい例です。
ありがた迷惑と言いますか人それぞれペース。
自分のペースでやるのにってありますよね。
「菓子折りを持っていかなければ…」
余計なお節介でさらに気を遣うコンボ。
気疲れしちゃうと思うけど、あるある出来事ですよね。
日常に広がるバウンダリー・オーバーの視点。
このような出来事に遭遇したときに本書。
境界線の上手な引き方を参考にしたいです。
(P.39) 会話において多くを語らないというのは、バウンダリーを「自由に保つ」ひとつの方法だと考えています。自分のことについて必要なことは、最小限にして言う。すべて秘密にするのではなく、今、求められていることは適切に答えるのですが、求められていないことまではいちいち言わないというルールです。こういった構えは、バウンダリーを上手に引いている方々の共通点だと思います。
最近の私はペリスコープでのライブ配信。
Twitterラジオで喋りすぎたと感じる機会が多いです。
自己開示しすぎと言いますか個人情報を出し過ぎで反省も多い(汗)
少しくらい謎めいている人。
全部が全部で分かっているより惹かれます。
私も声の発信でついつい言いすぎてしまう自分。
律してバウンダリーを上手に引いていきたいです。
(P.56) バウンダリー・トークの基本は、できるだけシンプルに話すということです。こちらの会話のペースを短くし、そのペースにだんだん相手を巻き込んでいくのが理想です。たとえ相手が話の長い人であったとしても、こちらは自分のスタイルを崩してはいけません。相手が長いからと言って、こっちも長くするというものではないのです。会話というのは、大げさに言えば、こちらの脳の世界と、相手の脳の世界の交流です。相手の脳のなかが散らかったままだと、こちらの脳も同調して散らかるようになってしまいます。これを「思考感染」と言います。
バウンダリー・トークっていいですね。
できるだけシンプルに話す。
お部屋も少し散らかるとそれが続き全体が散らかる。
いつの間にか汚い部屋になる人もいるかもしれません。
そのようにあなたの脳内。
いつの間にか思考感染して散らかってしまう。
そうならないためにもこちらにペースを巻き込んでいく。
脳と脳の交流を制するバウンダリー・トークです。
【人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方】
・境界線を上手に引いて円滑な人間関係
【書評】悩みのタネ人間関係 境界線の上手な引き方でした。
境界線という考え方。
バウンダリーについて考える機会になりました。
最近の私は自己開示しすぎ感もあるので少し不思議的な要素。
ミステリアス部分も出して自分をさらけ出していくかもしれません。
読んでいて例もあるあると思えること多くて理解しやすかったです。