・モノの見方や捉え方が変わる素敵な視点
今回の書評です。
田中修治さんの新刊になります。
田中修治さんご存知でしょうか?
「破天荒フェニックス」
私も大好きで読ませていただきました。
破天荒フェニックスの著者さんです。
実体験を元にしたエピソード満載。
リアル経営が丸わかりでありつつドキドキするストーリー。
会社の逆境を乗り越えていく。
勇気をもらえる1冊と言えます。
その破天荒フェニックスで刺激を受けた田中修治さんの新刊。
これは読まなきゃ行けないと思い今回も楽しく読ませていただきました。
書名:大きな嘘の木の下で ~僕がOWNDAYSを経営しながら考えていた10のウソ。~ (NewsPicks Book)
著者:田中修治
出版社:幻冬舎
出版年:2020年4月17日
ページ数:312ページ
ベストセラー作家。
破天荒フェニックス著者の最新作。
グサッと突き刺さる言葉が必ず見つかる本。
私としても襟を正し肝に銘じたいと思える内容が多く見つかりました。
・著者が20年間のアップダウンを通じて得た考え方や伝えてきたこと
(P.4) 本書では前著『破天荒フェニックス』では書かなかった、僕が20年間のアップダウンを通じて得た考え方や、今までOWNDAYSの社員たちに伝えてきたメッセージなんかを纏めている。
【目次】
はじめに
CHAPTER1:幸福論のウソ
CHAPTER2:お金論のウソ
CHAPTER3:仕事論のウソ
CHAPTER4:成功論のウソ
CHAPTER5:人生論のウソ
CHAPTER6:経営論のウソ
おわりに
あとがき
本書の概要と目次になります。
著者である田中修治さんの価値観。
それぞれに対してのウソと思うことが網羅されています。
すべてがすべて肯定しなくていい。
ただ、こんな考え方や視点がある。
視野を広げる意味でも色んな考え方を知ることができる内容です。
(P.19) 仕事をしていく上で何を「幸せ」と感じるかは100人いれば100通りの形があるのだ。それだけじゃない。何によって幸せを感じることができるかは、その人の人生の時期、成長のステージによっても、常にコロコロと変化するものだったのだ。
自分の幸せ=他人の幸せとは限らない。
そして自分の幸せの定義。
これすらもそのときどきで変わっていく。
それなら幸せを追い求めすぎるのどうなのって話です。
コロコロと変化するものだった。
この言葉に集約されていると私も思うタイプです。
どこで何をどう感じるかはわからない。
とらわれなく物事を見る視野で幸せを感じ取りたいです。
(P.33-34) 結局、人間は配られたカードで勝負するしかない。それが現実だ。だからこそ、今自分が置かれている状況を、ただ嘆き悲しみ、自分よりいいカードを持っている人を妬んでもしょうがないし、持っていない人を蔑んだり、哀れんだりしても何も解決なんてしやしない。自分に配られたカードの可能性を最大限に活用して、努力をして、自分がいかに成長して豊かな人生を送れるかを考えた方が人生は絶対に楽しいし、日本の社会全体も成長し、豊かになっていくはずだ。だから、ことさらに不幸を強調し、不安を煽り、さもあなたに有利なカードが配られていないかのように思わせようとする人たちには簡単に惑わされないようにしてほしい。
幸せの話に関しての部分。
幸せじゃなくて何を見たり指標にするか。
「豊かさ」
著者である田中修治さんは仰っています。
引用視点は言葉通りですし肝に銘じたいこと。
日本の社会は不幸や不安を煽る風潮がどうしてもあります。
それはマスメディアが不安を煽る仕事の側面があるから仕方ない。
ただ、その情報を自分からシャットダウンして閉じる。
情報を自分から見ないでスルーすることはできます。
その時間を使用して自分を高める方に集中する。
既にある有利なカードという側面を意識して動きたいです。
(P.43) 人は多くの時間を無駄にしている。若い人はみんな、時間が無限にあるかのように錯覚している。僕もそうだった。でも実際には時間こそ限りある資源であり、人生で何ものにも代えがたい大切なものなのだ。お金は「手に入れて失い、失ってもまた手に入れられる」。しかし時間は「ただ失うこと」しかできないのだ。
当たり前だけど意識できていないこと。
私も時間のことはブログでもツイートでも書きます。
時間は無限じゃないし有限なんです。
このブログだって6年半以上ずっと毎日書いています。
6年半のギラギラしている野心家的な記事。
読み返すと少し恥ずかしくなりすぎるし情けないです。
この情けないと言う部分は時間を上手く使用できなかった。
反省はしても後悔しないようにがんばっていきます。
(P.58) これからは技術や機能だけでは、価値は上がっていかない。技術や機能がどんどんテクノロジーによって代替されてしまうからだ。そうなると、人間が本来持っている魅力の勝負になっていく。「この人に任せたい。この人に教えてほしい」、そういうフォロワーを沢山引き寄せられた人が強い時代になっていくのだ。経営者も、最初は「経営がうまい」ということで評価されていても、最後は存在感や「その人がいる」こと自体が価値になっていく。そういった価値のことを「意味」と言ったり「ストーリー」と言ったり「人間力」と言ったり、いろいろと形容されるが、とにかくそういった価値で勝負した方が、値段が上がっていく時代になったのだ。
私もネットでこちら側で勝負している人間。
6年半も毎日ブログ書いてライブ配信している。
そういう人はさすがに何人もいません。
あとはここをどう評価していただけるようになるのか。
「価値軸」という部分をしっかり意識的にする。
中途半端感があるので私とひと目でわかるキャッチーなフレーズ。
継続している人ではなく伝わりやすいキラーフレーズ考えたいです。
【大きな嘘の木の下で ~僕がOWNDAYSを経営しながら考えていた10のウソ。~ (NewsPicks Book)】
・引用以外も素晴らしい視点が満載
【新刊】新たな視点が満載 田中修治の大きな嘘の木の下ででした。
多様な価値観に触れるの大好き。
そんな私が今年の中でもおすすめ1冊になるかもしれません。
とにもかくにも中身の濃さが凄かったです。
引用以外の視点もさすがと言える内容で唸る良書でした。