・対話形式と短め1話ずつは読みやすい
対話形式の書籍。
今までも何冊も読んでいます。
書評する機会も何度もあります。
最近だと対話形式の書籍も珍しくありません。
ただ、未来の自分と十歳の自分。
そのような対話形式は見たことなかったです。
幼い十歳の自分に語りかける物事の捉え方や視点。
だからこそ読んでいる側も伝わりやすい新刊。
本書の考え方が頭に入りやすいと思います。
学ぶだけでなく楽しく最後まで読んでいける書籍。
そのような印象を持った新刊でございます。
書名:人生謎解きトリップ 時空を超えてやってきたのは自分⁉
著者:鈴木けんじ
出版社:ライトワーカー
出版年:2020年3月14日
ページ数:256ページ
な、なんなん、誰!?
おじさん、なんでそこにいるの?
からのあ、俺? 未来の君っていいですね。
未来の自分が来てもなかなか信じられませんよね(笑)
そこは置いておいて本当の自分に出会える新刊を紹介していきます。
・十歳の自分に向けた人生において役立った捉え方や考え方を書いた本
(P.2) この本は、十歳だったあの頃の自分自身に向けて、自分の人生において役立った捉え方、考え方を書いた本です。そのため、十歳の頃の自分と現在の自分が会話するという一風変わった対話形式で書かれています。”けんちゃん”と”健治”の対話を読み進めていくうちに、あなたの中でも対話が起こり、深い部分で変化が起こり始めるでしょう。場合によっては、考えもしなかったほど大きい変化になるかもしれません。さあ、人生の謎解きの旅の始まりです。一緒に探求していきましょう。
【目次】
まえがき
プロローグ:それは突然始まった―過去と未来の自分との対話
エピローグ:終わりも始まりもない対話
あとがき
本書の概要と目次になります。
プロローグとエピローグの間。
第1話から第59話まで細かく分かれています。
1~5ページくらいで1話分。
対話形式もそうですし読みやすいと思います。
本書の書評です。
対話形式なので引用部分。
「健治」の方の視点を書いています。
捉え方や考え方を教えていただきましょう。
(P.14-15) 人生も同じやねん。ハラハラドキドキしたりするのも、温泉につかってゆっくりすんのも、「体験」するから、オモロいねん。なーーんにも事は起こりませんでした。めでたしめでたしって、全然オモロないやん? 人生、ずっとつらいことは続かへんし、ずっと楽しいことも続かへんねん。その比率が、人によって違うだけや。本当にリアルな幸せっちゅうのはな、つらい「体験」があって、はじめて実感が持てるもんやねん。
仰る通りです。
辛い体験を乗り越えて素敵な体験に出会える。
ハラハラドキドキを体験して実感が持てる。
視野を広げると物事に翻弄されなくて済みます。
とは言っても、翻弄されてしまうのも人間。
私もつい先日にありました。
そのときは諦めて寝て寝逃げでリセットしました。
次の日から活動するからしっかり休むと決めてです。
(P.17-18) その出来事が起こった時は「めっちゃ嫌な出来事や」思ってても、時が経てば「あの時の、あの出来事があったからこそ、今の自分がある」って、感謝できることさえあるんや。反対に、その時ポジティブな出来事が起こったとしても、時が経ってみたら最悪だったと思うことだってあり得るわけや。
よくある例えがこちらです。
宝くじの高額当選した人の末路。
高額当選して逆に不幸になってしまった人。
幸せどころか不幸になってしまう。
逆に今は不幸だと思える出来事。
それがキッカケで人生が変わった。
あの出来事があったから今があると感謝できる。
どちらに転ぶかなんて死ぬまでわかりません。
人間塞翁が馬だと思います。
(P.27) 本当に心からワクワクすること、大好きなことに向かって行動してると、その「大いなる存在」が応援してくれんねん。「あ~この子、ワクワクしながら楽しいことやっとるなぁ、よっしゃ、あの人とこの子を会わせたったら、もっとうまいこといくやろから、よっしゃ! 会わせたろ」 そんな感じでな、思いもよらぬ出会いをセッティングしてくれたりすんねん。すごいやろ。
本当に心からワクワクすること。
大好きに向かって行動する。
私にとって音声配信。
ライブ配信って本当に楽しいと感じます。
ライブ配信をしてから知り合った人。
ご縁が無ければ仲良くなれなかった人。
本当に大勢いらっしゃるので応援してくれてるのかな。
そんな風に思える素敵なご縁が多い場所です。
(P.42-43) その人たちな、過去のネガティブな体験をなんとかしようと人の何倍も努力したと思うねん。せやから自分が克服する頃には、対人恐怖症を治す専門家になったり、人前でしゃべれんかった人が講演家にまでなれるんや。つまり、時間(命)をその克服への努力と探求に使ったわけや。それが自分の使命につながるんや。誰でも死に物狂いで何か一つのことに打ち込んだら、必ず、その道のエキスパートになれんねん。そういう、きっかけをくれるのが、ネガティブな体験っちゅうことなんや。
私が本をたくさん読める理由。
知的好奇心が高いのが1つ。
もう1つが克服したいことが多い。
克服への努力と探求の精神。
引用の視点で行動しているタイプです。
話し方の本でも自己紹介でよく書いてあります。
昔は口下手だったり話す前にあがってしまう。
過去のネガティブから脱却したから本を書けるくらいの知識がある。
ネガティブな体験だと言って目を背けるのではなく向き合いたいです。
【人生謎解きトリップ 時空を超えてやってきたのは自分⁉】
・考え方の幅が広がる視点が満載
【新刊】未来の自分と対話形式 鈴木けんじの人生謎解きトリップでした。
本書は何度も書いているように対話形式の書籍。
しかも、十歳に優しく語りかける内容です。
私としても最近は視点として忘れていた物事の捉え方。
多くの考え方を改めて思い出させていただきました。
読みやすくあっという間に最後まで読むことができました。