【新刊】基本を大切に働く 設楽悠介の畳み人という選択

・チャンスが来たときに向けての事前準備

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チャンスが来たときに飛び込む。

この精神はとても大切なことです。

ただ、飛び込んだ先でチャンスをものにできるかどうか。

ここは別問題になってくる部分です。

 

せっかく来たチャンス。

チャンスを手にしていきたいですよね。

そこで大切になるのが本書の考え方かと思います。

新しい視点になり得る考え方じゃないでしょうか。

 

経営者やプロジェクトリーダー。

突飛なアイデアを「着実に実行し形にできる人」です。

畳み人としての知見をインストールする。

必ず自分に良い意味で返ってくるはずです。

 

 

「畳み人」という選択 「本当にやりたいこと」ができるようになる働き方の教科書

 

書名:「畳み人」という選択 「本当にやりたいこと」ができるようになる働き方の教科書

著者:設楽悠介

出版社:プレジデント社

出版年:2020年2月27日

ページ数:234ページ

 

 

基本を大切にする人が最後は笑う。

家入一真さん、ゆうこすさん、箕輪厚介さん。

そうそうたるメンバーの帯コメントも書かれています。

それでは今回も私なりの書評をしていきます。

 

 

・あなたが飛ぼうとする瞬間をベストなタイミングにするための本

 

(P.11) この本は、あなたが飛ぼうとする瞬間を、ベストなタイミングにするために書いたものです。チャンスが来た時にしっかりとジャンプができる足腰を鍛えられるようにビジネスのノウハウを詰め込んでいます。最短でも簡単でもなく、壮絶でドラマチックなものでもありませんが、きっとあなたの役に立つ「最良」なビジネス書である自信があります。やりたい仕事ができる最良のタイミングが来るその日まで、この本があなたに寄り添って、仕事をするうえで大きな価値を生み出すお手伝いができれば幸いです。

 

 

【目次】


はじめに

 

第1章:畳み人が求められている理由

 

第2章:畳み人の仕事術

 

第3章:畳み人のチームビルドとマネジメント術

 

第4章:畳み人になるための仕事の基礎

 

第5章:畳み人こそ、最強の広げ人になれる

 

おわりに

 

 

本書の目次と概要です。

あなたが飛ぼうとする瞬間をベストタイミングに。

チャンスはどこに転がっているかわかりません。

 

チャンスが来たときに飛び込めない。

私も振り返るとここは飛んだほうが良かった。

そのような出来事は多々あるタイプです。

本書の考え方を参考にしたいと思っている1人になります。

 

 

(P.18) ビジネスにおいて「突飛なアイデア」という大風呂敷を広げる経営者やリーダーを「広げ人」と仮に定義するならば、僕が本書で定義したい「畳み人」は、仕事のアイデアを形にし、着実に実行に移す仕事人のことです。リーダーに対する「名参謀」や「右腕」のような存在と言ってもいいでしょう。広げ人が仕事のアイデアをゼロから生み出す「0→1の人」だとすれば、畳み人はその1を10にも100にもする仕事です。

 

まず最初に思うこと。

 

「畳み人とはなんだろう」

 

ごもっともだと思います。

最初に親切に説明が書かれています。

どうしても広げる人の方が目立ちます。

そこを「畳み人」という方向性もあるよと提示してくれています。

 

人それぞれ得意不得意はあるでしょう。

0→1を生み出すのが得意の人。

逆に1を広げるのが得意の人。

1を広げるのが得意ならそちらを伸ばすのも選択肢として有り。

無理にゼロイチを考えている人は参考になるはずです。

 

 

(P.28) この本で紹介する畳み人のスキルは、まさに様々な仕事において多様な選択肢を持ち、戦略立てて実行していくものです。そして、リーダーとチームメンバーの間に入って様々なツールを使いながら、多くのコミュニケーションを設計していく仕事です。いわば、ビジネスにおいてコアとなるコミュニケーションスキルなのです。僕はこれからの時代こそ、畳み人の持つこれらのスキルの需要が高まってくると確信しています。

 

畳み人のスキルがある。

すなわち自分がアイデアを浮かんだとき。

「広げ人」になってるときの視野。

多様な視点や選択肢を持てるんじゃないでしょうか。

 

もちろん、畳み人として生きる。

畳み人を極めるのもありです。

畳み人として行動している。

色んなことを吸収して多様な視点を持てる。

相乗効果になっていく予感がしました。

 

 

(P.35) 広げ人になるうえで、畳む技術を持っているといかに有利であるかを知っていただきたいと思います。もちろん、広げ人と畳み人という仕事に優劣はありません。それぞれに面白さがあります。長い仕事人生の中で、両方の役割をこなしながら、最終的にどちらの仕事を増やしていくのかを考えればいいのです。

 

 

広げ人も畳み人も仕事に優劣は無い。

どちらの視点でも仕事に立つことがある。

そのときにどちらの視野も入っている人。

役割をしっかりこなしつつ仕事ができる。

 

私も納得の視点だと思います。

今や広げ人の印象が強い人たち。

最初は畳み人からの人も大勢います。

どちらの立場に立ったときも全力を尽くす。

それが自分の働き方の幅を広げてくれるはずです。

 

 

(P.48) 僕は広げ人から相談や意見を求められた時は、まず、できるだけそのアイデアの本質を見て共感したり、完全に共感はできなくても面白そうなポイントを探ったり、一緒に面白がったりするようになりました。そうすると、広げ人とのコミュニケーションに変化が生まれ始めたのです。広げ人からアイデアを聞いたら、まず面白がる。それが、広げ人がアイデアを広げた瞬間に、畳み人が真っ先に取るべき行動なのです。

 

著者の設楽悠介さん。

先輩からプロジェクトの相談。

広げ人から意見を求められたそうです。

そこでの失敗談が指摘をしてしまったこと。

 

怒鳴られる経験も多かったそうです。

そこから学んだことは広げ人は共感してほしい。

まずは意見に対して共感してほしいということ。

高揚して考えた意見を指摘を受けたら怒るか凹むはあるんじゃないでしょうか。

共感するという視点は大切です。

 

 

【「畳み人」という選択 「本当にやりたいこと」ができるようになる働き方の教科書】

 

 

・畳み人の視点 広げ人の視点

 

【新刊】基本を大切に働く 設楽悠介の畳み人という選択でした。

本書は畳み人だからこそわかる広げ人の視点。

広げ人の方をどう畳み人が活かしていくか。

そして自分自身が畳み人として何を大切にしているかという部分。

視野が広がるとても素敵な1冊でした。