・弱者の戦略で福岡市を最強都市へ
福岡市の市長はすごい。
ネットなどを見ているとよく見かけます。
実際に住んでいる人もいるかもしれません。
その方とはまた別の印象になるかもしれませんが。
書籍を出版しているような人たち。
ツイッターで有名な人たち。
本書を絶賛している人が多かった印象。
印象というのはだいぶ前の書籍になります。
出版された当時の印象が今でも残っています。
そこで今回は遅れましたが私も読んでみることにします。
挑戦して挑戦して突き進んできた実体験。
挑戦者になりたいあなたへ捧げる考え方です。
書名:福岡市を経営する
著者:高島宗一郎
出版社:ダイヤモンド社
出版年:2018年12月6日
ページ数:264ページ
落合陽一さん推薦。
福岡市を最強都市にした弱者の戦略。
私は挑戦者側の人間です。
弱者の戦略はすごく好きな言葉。
高島宗一郎さんの素晴らしい考え方にたくさん触れることができました。
・高島宗一郎さんの実体験と乗り越えてきた考え方を解説
(P.14) この本を通して、私の経験をみなさんとシェアすることで、全国の若者はもちろんのこと、行政とは関係のない他業種からも、市長や知事に挑戦しようという人が増えることを心から期待しています。若い首長がスピーディーに各地方を変えていくことこそ、日本を最速で変えていくもっとも合理的な方法だと思うのです。
【目次】
はじめに:36歳で市長になったら、まわりは敵だらけだった
1 挑戦:出馬と裏切り、選挙のリアル
2 逆襲:数字と結果で流れを変える、弱者の逆転戦略
3 決断:スピードと伝え方が鍵。有事で学んだリーダーシップ
4 情報:テクノロジー、SNSの活かし方
5 戦略:攻めの戦略と市民一人ひとりの意識改革
6 覚悟:キャリアと死生観、自分の命の使い方
おわりに:成功の反対は挑戦しないこと
本書の目次と概要を紹介します。
目次の項目で気になる箇所。
高島宗一郎さんの考え方が気になる人は多いはずです。
本書は私としては珍しいかなり前に出版された書籍。
しかし、前から読みたいと思っていた書籍です。
今回ようやく読むことが出来て良かった1冊。
福岡市を経営するという書名。
目次項目もそうですし考え方をインストールさせていただきました。
(P.25) 自分はこれまでリスクをとって誰かの力になったことなどないくせに、人はリスクをとって自分に協力してくれるだろうという都合のよい思い込みをする甘さ。絶好調のときにだけ近くにいる人と、ピンチのときにも離れずに寄り添ってくれる人というものは決定的に違うのだ、という至極あたりまえのことにはじめて気づかされました。私はピンチになることで、これまでの絶好調のときには見えなかった人間関係や人づき合いを考え直すことができたのです。
2010年まで朝の情報番組のメインキャスター。
約13年間アナウンサーをやっていた高島宗一郎さん。
街を歩けば声を掛けられるし友人も多い人。
そんな人が感じた出馬会見の後の話です。
みんなが協力してくれると思ってた。
ところが、みんなからの反応はまったくなし。
人が引いていってしまったそうです。
エピソードを踏まえての引用部分の話です。
とても大切な忘れちゃいけない視野ですね。
(P.37) 迷惑をかけたくない。みんなに応援されたい。きっとみんなそう思います。決断するにしても、まわりの人に避難されたくないでしょうし、親からも職場の仲間からも応援されるなかでチャレンジしたいと思うでしょう。誰からも嫌われたくないし、自分の挑戦に応援してほしい。でも、そういう思いでいると、せっかくのチャンスを逃してしまうかもしれません。何かが欲しいなら、何かを失う。天は、すべてを同時には与えてくれないものなのです。
アナウンサーを辞める。
でも他の人に迷惑が掛かってしまう。
スタッフのことを考えたら心が揺れ動いたそうです。
せっかくなら区切りである3月末まで番組をやりたい。
そうは言っても話が来たのは8月末で選挙は11月。
高島宗一郎さんの仰る出来事。
大なり小なり生きていたらあります。
タイミングを考えすぎてしまう。
タイミングを逃してしまう。
それに区切りを考えて行動してしまう。
1月1日や4月1日を目安に行動する。
しかし、時間というのは有限。
動いたなら早く動いていく。
天はすべてを同時には与えてくれない。
自分の気持ちを考えて動くの大切です。
(P.45) 実績のない若者が認めてもらうためには、まずは小さくてもいいから結果を出すことが大切だ、と考えました。結果を出さない限りは、何を言っても説得力がありません。就任当初はとくに、ただガムシャラにいろいろな分野にチャレンジしていくのではなく、チャレンジを通じて「数字や結果を出すこと」に、トコトンこだわりました。最初は何を言っても信じてもらえない。それは私が若いからです。若いリーダーはどんなに口先で夢を語っても、実現したいビジョンを語っても、実績がないから説得力がないのです。だから「結果」を出す必要がある。若い私にとって、信じてもらえる武器はそれしかありませんでした。
小さくてもいいから結果を出すことが大切。
チャレンジを通じて数字や結果を出す。
難しいけど、簡単に数字を出す方法。
誰もがやるだけという方法があると感じています。
「継続力」
継続すれば積み上げた数字が出ます。
当ブログの継続日数。
「毎日はてなブログ更新6年5ヵ月」
2013年12月31日から1日も休まずブログを書いています。
この数字はコツコツ積み上げた結果がこの数字です。
私だから出来たとはまったく思っていません。
だけど、私だから出来たとも思える数字です。
それはチャレンジし続けたから。
とにかく数字を出すんだという気持ち。
だから1日も休まずブログを書き続けているわけです。
私は自分自身に数字がほしかった。
まさしく小さくてもいいから結果を出す精神だったのが当ブログ。
(P.52) 私は、常に「全員」と「全体」という考え方の整理をします。福岡市を考えていくうえで「全体」をよくしていく、ということを考えているのです。市長になって8年が経ちましたが、この「全体をよくする」という大義が私の行動の支えでしたし、常にこの大義を高く心の中に捧げることで、、さまざまな意見にいたずらに振り回されず、精神の安定が保たれたと思っています。多くの大切な決断をするリーダーにとって、精神状態を健康に保っておくことはもっとも大切です。私がいまだに元気に夢を語れているのは、「全体」を意識して細部にはいたずらにとらわれすぎない、ある意味での「気にしない力」「鈍感力」のおかげかもしれません。
全員ではなく全体を見る。
素晴らしい考え方です。
これってブログやSNSでもそうだと思います。
読者さんやフォロワーさん数人に否定的な人がいる。
否定的な人だけに集中して考えすぎてしまう。
考え方がとらわれすぎてネットをやめてしまう人もいます。
私としては勿体ないと感じること。
全体で見たらファンの数が絶対に多いです。
それくらい数人の否定的な意見の方が目に入りやすい。
昔から「スルースキル」という言葉がございます。
気にしない力や鈍感力は持っておくに越したことないです。
【福岡市を経営する】
・考え方の視野が広がる1冊でした
挑戦者へ贈ることば 高島宗一郎の福岡市を経営するでした。
私は自分のことを視点変更が得意と言います。
この見方もあるけど、こちらの見方もあるよ。
両面提示で親切に語るほうになります。
そんな私もおすすめしたい自分の考え方の幅が広がる1冊でした。