・普段は知ることができない飲食業界の裏側
私は飲食店を経営する。
そのようなことは一切考えていません。
逆に言えば飲食業界のこと。
まったく知らない世界になります。
知らないからこそ楽しめる。
それに多様な視点を入れる良い機会になります。
そこも踏まえての本書を読んでみることにしました。
人間は知っている世界しか知らないのは当たり前。
知るためには実体験する。
その世界を知っている人に聞く。
この2つともう1つあります。
「読書を通じての著者さんからの追体験」
私の知らない世界をたくさん教えていただきました。
書名:飲食業界 成功する店 失敗する店
著者:重野和稔
出版社:すばる舎
出版年:2020年1月18日
ページ数:216ページ
手掛けた店舗は200超え。
当ブログを読んでいる人。
飲食店経営に興味がある。
いつかは飲食店やってみたい人もいるかもしれません。
もちろん、読者層はそちらなのでお役立ちすること間違いなしです。
・独立してお店を始めたい人、すでに開業している人、飲食店の世界を知りたい人にオススメの新刊
(P.5) これから独立してお店を始めようと思っている方、すでに開業している方、飲食店の世界を知りたい方に、なにかしらお役に立てたらと願いを込めた本書を、どうぞ最後までご一読していただけたら幸いです。
【目次】
はじめに
飲食店プロデュースの基礎知識
第1章:店舗コンセプトで決まる成功と失敗
第2章:メニューで決める成功と失敗
第3章:人材で決める成功と失敗
第4章:コスト管理で決まる成功と失敗
終章:長続きする飲食店をめざして
感性を戦略に則って体現する
おわりに
本書の概要と目次です。
概要で言うところになります。
私は「飲食店の世界を知りたい」に該当します。
飲食店を経営するつもりは無いです。
とは言え世界を知ることは大切。
むしろ、世界を知るのは視野を広げること。
考え方も変わってしまうかもしれません。
知らない世界を知ることができる読書が大好きです。
(P.25-26) 1号店や、その後の飲食店プロデュースの経験からわかったことは、こんなお店にしたい、こんなお客様にきてもらいたいという明確な思いがあればあるほど、成功に近づくということです。もちろん完全に、自分の思ったとおりに店づくりすることは難しいでしょう。しかし、はっきりとした店舗像があれば、困難を乗り越える力になるし、協力者をぐいぐい引っ張る力にもなります。そして、店主の考えに共感してくれた、同じ感覚のお客様が集まってくれる、長続きする繁盛店になります。
明確な思いがあればあるほど成功に近づく。
こんなお店にしたいやこんなお客様に来てもらいたい。
これってブログやSNSにも当てはまります。
話を応用することができるはずです。
引用で書かせていただいた視点。
飲食店をそのままブログにしてみる。
私としては腑に落ちますし納得します。
私の書評は私なりの書評ですし読み方としてもそうです。
応用を効かせて読んでみたりもします。
(P.27) そんな「お寒い状況」が2ヵ月続くと、飲食店経営者は「このまま、ずっとお客さんがこなかったらどうしよう」と不安になります。実際私もそうでしたが、発想を変えて、この閑散期こそ常連のお客様づくりのチャンスだ、この店にわざわざやってきてくれるお客様に、私たちの想いやお店のコンセプトを伝えて、おいしい料理とお酒をしっかり提供すれば必ずファンになってくれる、そう考えるようにしました。
ピンチはチャンス。
発想を変えて考えてみる。
視点変更の大切さです。
人の少なさを嘆いていても仕方がない。
それよりも新しい人を呼び込む。
そして今いる人をより大切にする期間にする。
ファンになってくれる人を増やす方に時間を割く。
マインド的に重要なことじゃないでしょうか。
(P.53) 途中から、学生さんを主な客層として狙った、ワンコインランチを始めました。狙いは的中し、お客様にたくさんきていただきましたが、これは忙しいだけで利益を生みません。夜の値段設定と客層が合わず、ランチの忙しさが夜の集客に結びつかないのです。
今でもワンコインランチ。
やっているお店は確かにあります。
しかし、一時期のブームのような盛り上がり。
どこもかしこもからやめてしまったお店。
前までワンコインランチやっていたのにってお店も増えました。
事情としては引用で書かれていること。
忙しさの割に利益を生まない。
夜の値段設定と客層が合わない。
納得するようなことじゃないでしょうか。
(P.80) 意外に、「ほんの些細な工夫」で売り上げは増えるものです。しかしまた、「ほんの些細な手抜き、配慮のなさ」で売り上げが減ることもあります。そこが飲食店の難しさであり、醍醐味でもあります。
肝に銘じたいお言葉。
ほんの些細な工夫。
これは飲食業界に限りません。
私生活でも仕事でも取り入れることができます。
その一方でほんの些細な手抜きと配慮のなさ。
そんなことが無いように日頃から襟を正す。
1つ1つ台無しにしないように意識的にする。
ほんの些細な工夫を忘れないようにしていきたいです。
【飲食業界 成功する店 失敗する店】
・成功する視点は応用することができる
【新刊】飲食業界ウラ話 重野和稔の成功する店と失敗する店でした。
飲食業界の裏話をたくさん知ることができました。
それと成功する飲食店の裏側。
こちらの視点は自分にも当てはめることができる。
ブログやSNSでも活かすことができるので参考にしたいです。