【新刊】天才に勝つための思考 和田毅のだから僕は練習する

・現役野球選手の考え方

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福岡ソフトバンクホークスの投手。

和田毅さんの新刊です。

野球界では有名なこちらの世代。

「松坂世代」の1人でもあります。

 

松坂世代と言えばです。

現役引退している選手も多い。

プロ入り選手が94名。

現役選手は5名と書かれています。

 

和田毅さんも来年2021年。

本書の出版から1年後は40歳。

なぜ今でも現役でいることができるかは練習。

ただ、この練習はガムシャラにすればいいってもんじゃない。

その辺りも含めて長く現役を続けている和田毅さんの考え方がわかる1冊です。

 

だから僕は練習する 天才たちに近づくための挑戦

 

書名:だから僕は練習する 天才たちに近づくための挑戦

著者:和田毅

出版社:ダイヤモンド社

出版年:2020年2月6日

ページ数:232ページ

 

ダイヤモンド社から出版されているスポーツ選手の本。

読ませていただく機会が多いです。

さすがプロ選手と言える違う視点で語られることが多い。

そのスポーツを通じての表現も多いので読んでいて楽しいです。

今回は本書から和田毅さんが普段から心掛けていることが学びました。

 

・あなたの「練習」についての考え方がガラリ一変するかもしれません

 

(P.8) この本が「もっとうまくなりたい!」と思って日々練習している野球愛好者のみなさんはもちろんのこと、
「いまの練習をこのまま続けていいのか?」
「そもそも練習って何なのだろう?」
「どうしてこんな練習をしているのか?」
と悩んでいるすべての人にとって、多少なりともヒントになるのであれば、こんなにうれしいことはない。

 

【目次】


はじめに:なぜ「ふつうの野球少年」がプロ野球選手になれたのか

 

第1章:「天才」に近づく練習論

 

第2章:「勝つ」ために考え抜く

 

第3章:「心」を磨き、覚悟を固める

 

第4章:バッテリーの練習論

 

第5章:人を育てて、自分を育てる

 

第6章:それでも僕は、練習をやめない

 

特別対談:練習について

 

おわりに:いつか「ケガすらも『大切な練習』だった」と思えるように

 

本書の概要と目次になります。

「練習」という言葉。

和田毅さんによるとです。

 

「ガムシャラに練習」

こちらとは違います。

「考えて練習する」

こちらが正しいです。

 

別にガムシャラを否定していません。

むしろ、ガムシャラに練習のときもあったそうです。

そこからどう変わったかのスポーツ選手のマインド。

和田毅さんの練習についての考え方。

視点として多くの気づきを得ることができました。

 

(P.20-21) 僕にも人より優れている点がきっとあるはずだ……そうやって考えていくなかで、冒頭の問いにあえて答えを出すなら、「他人より優れていない点」ではないかと思う。より正確に言えば、「他人より優れていないと自分で認められることが」が僕の長所なのだ。自分に足りないものがあると思えたからこそ、僕はまじめに練習を続けることができた。自分が未熟であると感じていたからこそ、人からのアドバイスにも素直に耳を傾けられた。

 

とても素敵な言葉です。

私も元来はネガティブ思考。

そこを客観的に見て視点変更しています。

和田毅さんのこちらの答え。

 

「他人より優れていないと自分で認められること」

 

長所と言い切れるところが好きです。

無知の知ということを私もよく言います。

他人よりも優れていないと思っているから本をたくさん読む。

色んなことを吸収しようと素直に耳を傾けられます。

短所も長所になるんだと改めて気づけました。

 

(P.30) もしこのとき甲子園大会に出場したことで、「自分もけっこういけるぞ!」と勘違いしていたら、大学時代に土橋のアドバイスには素直に耳を傾けられなかったかもしれない。そうすれば間違いなく、プロ野球のマウンドに立ついまの自分はいないだろう。自分にはまだ足りないところがある――。周囲にレベルの高い仲間たちがいたからこそ、僕はずっと謙虚な気持ちを抱き続けることができた。僕はいまでも「松坂世代」の一員であることに感謝している。

 

和田毅さんは松坂世代。

甲子園大会も歴史に残る。

球史に残る甲子園大会でした。

私は伝説の夏の甲子園。

 

松坂大輔投手が3年生。

そのときの甲子園は視聴していた記憶あります。

PL学園の試合もリアルタイムで見てました。

決勝戦のノーヒットノーラン達成も見てました。

 

だからこその和田毅さんがおっしゃる言葉は説得力がある。

世代の当人だからこその言えること。

本書の思考とても惹き込まれる内容です。

 

(P.33) 練習において、まずいちばん大切なのは「目的をはっきりさせること」だ。いま自分がやっている練習は、自分の脳力をアップさせるためなのか。それとも、現状のコンディションを維持するためなのか。または、将来的な備えなのか。ランニングにしても、フィジカルトレーニングにしても、シャドーピッチングにしても、ブルペンでの投球にしても、「狙い」が何なのかによって、練習の意味合いは大きく違ってくる。何万回・何万時間にわたって練習しようと、「何のための練習なのか」が明確になっていなければ、前に進むことはできない。

 

私はブログやツイッター。

ネットに関して当てはめることが多いです。

私なりの書評なのでそこはご了承ください。

現代のインターネットもまさしくだと思います。

 

ガムシャラに数だけ出してもしょうがない。

しっかり考えることが重要になってきてます。

「質より量」という考え方もあります。

私も大好きな考え方でもあります。

 

それが出来る人こそ「考える」時代です。

行動をストップしてでもまず考えておく。

結果や成果に繋がらない度合い。

5年前や10年前に比べて増えました。

行動も大切ですが考えてから行動していきましょう。

 

(P.34-35) 僕の場合、日々のそういった日課のなかに、たまたま「練習」が入っているようなイメージである。洗面所に立つたびに「うわっ!! また歯を磨くのか……」と身がまえる人は、まずいないだろう。僕の練習に対する意識も同様だ。「うわっ!! 今日は肩のトレーニングなんだ……」とはならない。「今日は肩のトレーニングね」「明日は体感か」と思うだけ。淡々としたものである。僕のなかでは、練習はそんなふうに「習慣化」されている。しかし、そうだからこそ注意が必要だ。

 

仰る通りです。

私も気をつけています。

習慣化はメリットも大きい。

悪いことではございません。

 

その一方で「惰性的」になることも多い。

これが「歯磨き」なら良いと思います。

しかし、内容が関わることなら問題点です。

習慣化しつつの注意をしっかり向ける。

能動的に出来るように意識も向けましょう。

 

【だから僕は練習する 天才たちに近づくための挑戦】

だから僕は練習する 天才たちに近づくための挑戦

だから僕は練習する 天才たちに近づくための挑戦

  • 作者:和田 毅
  • 発売日: 2020/02/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

・練習は本番のように本番は練習のように

【新刊】天才に勝つための思考 和田毅のだから僕は練習するでした。

「練習は本番のように本番は練習のように」

私の大好きな言葉でもあります。

本書は練習に対しての捉え方が変わる1冊。

それに和田毅さんの考え方がとても素晴らしい新刊でした。