・新刊ではないけど書評したかった書籍
久しぶりの「お金の考え方」カテゴリーの書評。
新刊では無いですけど、前から気になっていました。
そんなこともあり今回の書評記事です。
著者さんの視点を知れると身が引き締まる思い。
2つの視点でわかる書籍。
ダメな方をしていると正す規準。
明確になるので有り難いです。
本書はお金に「困る人or困らない人」の視点になります。
誰だって困らない方になりたい。
少しでもお金の悩みから解放されたいと思います。
本書の視点は必ず役立つんじゃないでしょうか。
書名:1万2000人を見てわかった! お金に困らない人、困る人
著者:松尾昭仁
出版社:集英社
出版年:2018年9月26日
ページ数:192ページ
著者の松尾昭仁さんの見た人数。
1万2000人という膨大な数です。
その人数の実体験があるからこそ。
困らない人と困る人の典型的なパターンがわかる。
書籍として紹介できると思います。
ここからは私なりの書評を私も思うことや感じたことを込めてしていきます。
・お金に困らない人の考え方や行動原則をお金に困っている人と比較し分析した書籍
(P.7) 本書では、お金に困らない人の考え方や行動原則について、お金に困っている人と比較し、分析することによってあきらかにしていきます。まわりから実力以上に評価されている人に共通していることは何か、反対に過小評価されている人はどこに問題があるのか。豊富な事例をまじえてつぶさに説明していきます。本書を読んで、あなたの考え方や日々の習慣をチェックしてみましょう。そして、ぜひ「お金に困らない人」の思考や行動を実践してみてください。
【目次】
はじめに
第1章:お金に困らない人の「考え方」
第2章:お金に困らない人の「働き方」
第3章:お金に困らない人の「コミュニケーション」
第4章:お金に困らない人の「ブランディング」
第5章:お金に困らない人の「魅せ方」
おわりに
本書の概要と目次。
それぞれの「お金に困らない人の」視点。
10年後に食える人と食えない人の違い。
わかりやすく書かれています。
ブログカテゴリー通りの「お金への考え方」と言える1冊です。
(P.29) 今の自分には無理だと言って背伸びするのを避けていたら、チャンスをつかむことはできません。「チャーハンは自信がないのでつくれません」という料理人も、まかないで100回つくればお客様に出せるようなチャーハンをつくれるようになるでしょう。ただし、「背伸びをすること」は無茶をすることではありません。できるはずのないものを「できる」と言うのは、背伸びではなく、単なるホラ吹きです。
はじめの一歩を踏み出す。
踏み出すことによってスイスイ行く場合もあります。
やってみたら意外と大丈夫だったなんてそうだと思います。
プロフィにブログ始めると書いて始めない人もいます。
ブログなんて書いている人にとってはすぐ書いちゃえと思うはずです。
ただ、これって「音声配信」したことない人。
音声配信をそろそろ始めますと言っている人もそうです。
私みたいなタイプの人なので戒めになります。
これだって既に音声配信を毎日のようにしている人。
さっさと始めちゃえばいいじゃんになると思います。
やっていない人はやっている人に比べて難しく考えすぎてしまう。
だから一歩を踏み出せずに先延ばしにしてしまう。
それがチャンスを逃す要因になるかもしれません。
私自身も「できるはずのものをできる」と言って実行する。
少しでも良いから背伸びして違う自分も出していきたいです。
(P.31-32) 意識的か無意識的かわかりませんが、そうした現実から目を背けて、「コツコツと努力すれば報われる」と信じ、今いる場所で努力を続けている人が多いのです。長時間労働はまさにその典型です。コツコツ努力するのは美徳かもしれませんが、本当は短時間でたくさんのお金を稼げたほうがいいに決まっています。今までの努力の延長上に劇的な変化はありません。お金に困らない人になりたいと願うなら、それを可能にする選択肢を選ばなければならないのです。
心理学的によく言われること。
「サンクコスト効果」があります。
サンクコストに引きづられてさらに損失を拡大させる。
これは金銭面だけでなく時間もそう。
〆これだけ育てたブログだし削除は勿体ない。
〆これだけ育てたSNSアカウントだし削除は勿体ない。
ついつい、掛けた時間を天秤にかけて悩んでしまう。
簡単にいうとこういうのがサンクコスト効果です。
本書のお金に困らない人の視点。
それを踏まえると重要な示唆を含んでいます。
「今までの努力の延長上に劇的な変化はありません」
私はコツコツ派の代表なので肝に銘じたい言葉。
新しいことにチャレンジして変化を起こしたいです。
(P.79) お金に困る人は、常に全力投球です。力を抜かずに全力を尽くすことは美しいことですが、すべてを完璧にこなすのは簡単ではありません。必ずどこかでボロが出ます。だから、メリハリをつけるほうが、相手に好印象を残すことができるのです。
プレゼンについての引用。
初対面も含めてと言ってもいいかもしれません。
兎にも角にも最初と最後が肝心という話。
私は「全力を尽くす」という部分で思うことがあります。
物事ってほとんどが長期戦。
今は熱量でメラメラ燃えていてもです。
どこかで灯火が消える人は多いと思います。
覚悟や「本気」ってすごく大切なことです。
そこは実体験でも大切と感じています。
重要は重要なので否定は無いです。
最近の私は別ベクトルも大切にしています。
これは「物事は長期戦」を踏まえてです。
『フラットに淡々と』という姿勢。
だって毎日の積み重ねは「必ず」するわけです。
本気だろうが落ち込んでようが手を動かします。
「感情に関係なく」常に何らかの毎日の積み重ねをするわけです。
あまり本気とか覚悟とか言い過ぎるとです。
「バーンアウト」する人もいると思います。
最初の情熱は今の時点だからメラメラしている。
それを何週間も何ヵ月も何年も持続できる人って少数だと感じます。
それを踏まえての視点変更で最近は実践しています。
(P.93) お金に困らない人は、礼儀正しさと図々しさのバランス感覚がすぐれています。お金に困る人は、たいてい押しが足りていないケースが多いので、まずは自分のコミュニケーションの仕方を点検してみてください。
礼儀正しさと図々しさ。
ネット見てると礼儀正しい人は多いです。
腰が低い人も多いと思います。
ただ、「図々しい」という部分が無い人が多いと感じています。
例えば、Twitterです。
「○○さんのおかげ」と頻繁にツイートしている人がいます。
それ自体は相手に敬意を払うこと。
礼儀正しいや感謝の想いもわかります。
でも、「言いすぎじゃない?」と思う人も多いです。
これは斎藤一人さんが著書で仰っていたこと。
社長さんに頭を下げるなと言っているそうです。
理由はその社長さんの下にもたくさんの部下がいる。
だから斎藤一人さんが大社長でも必要以上に頭を下げる必要はない。
お前達も下に多くの部下を持ってる社長という自覚を持てという意味合いです。
それで「○○さんのおかげ」を連呼していた場合。
せっかくその人を応援していたとしてもですよ。
「○○さんばかりこの人言ってる…」
「あなたが好きな私はどうなんだろう…」
みたいになる人もいると思うんですよ。
敬意を払うことはもちろん大切。
必要以上に言いまくると逆にどう思われるかという視点です。
あなたを応援してくれる人が増えた。
その状態なら変えた方が良いのにと思うことはあります。
そういう視点でも引用は読めると思います。
(P.105) お金に困らない人は、ビジネスのキーマンやハブになってくれる人への投資を惜しみません。投資した額以上のものが必ず返ってくるとわかっているのです。会社員でも、組織内でハブ的存在となる人にうまく近づける人が成果を出したり、出世したりするものです。一方で、お金に困る人は、キーマンやハブとなる人物に対しても投資することをためらいがち。できることなら無料でおいしい思いをしようと考えています。しかし、逆の立場になればすぐわかることですが、タダで情報や人脈を得ようとしてくる人に対して、何かをしてあげようとは普通考えません。
普通は考えませんが…です。
例外の例外もあると思います。
それが「自分自身の付加価値」と「信用」です。
私はスポンサー募集している人なので語れます。
基本的には引用の視点だと思います。
私も費用対効果が高い方法と感じます。
実践できる人はみんなが気づく前に実践した方がいいですよ。
なぜなら、SNSを見ていて気づくこと。
未だに「○○万円稼いだ自慢プロフィール」が多いです。
これって証明できないじゃないですか?
出来たとしても少し他人事だと思います。
「あなたが月収100万円でもだから何?」じゃないですか…(爆)
だからpolca支援しているのを証明する。
Amazonギフト券をフォロワーさんにプレゼントもそう。
いくら稼いだを書いても他人事。
でもしっかり支援やプレゼントをしている。
「今」の種まきを積み重ねている人は違います。
今後の時代はこちらが重視される時代になると思います。
過去の実績なんて嘘か本当かわかりません。
仮に本当でも過去は過去だよねになりかねません。
でも今の実績や行動なら証明は容易いという視点もあるんじゃないでしょうか。
【1万2000人を見てわかった! お金に困らない人、困る人】
・簡潔にまとまってわかりやすいマネー本
両方の思考が丸わかり 松尾昭仁のお金に困らない人、困る人でした。
お金への考え方についてです。
ブログで書評させていただいた書籍。
先日まとめ記事にさせていただきました。
そこに含めても良いと思える簡潔にまとまった素敵な書籍でした。