【新刊】恩返しではなく恩送り 半径3メートル以内を幸せにする

・感謝の気持ちが込み上げる素敵な書籍

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今が不幸だから不幸な話ばかりしてしまう。

私はそうではないと感じています。

自分の視点が不幸にロックオンしている。

私から見たら幸せと思える人も不幸と思っている。

自分が不幸すぎるなんて思っていそうな気がします。

 

もちろん、これは人それぞれの感じ方。

その人が不幸だと思ったら不幸と言うだけの話。

だから否定するようなことでは無いですし仕方が無い話です。

ただ、私はどんなどん底でも「不幸自慢」は書きたくないと思っています。

この「不幸自慢」と「どん底の体験談」を書くということ。

ブロガーとして書き方のさじ加減が難しいとは感じていますが…。

 

基本的にはダラダラと不幸自慢になるような事は書かない。

当ブログはネガティブな事は書かない姿勢なので意識しています。

そもそも不幸と思えば不幸な出来事は山ほど見つかります。

逆に幸せとか感謝できることも探そうと思えばいくらでも見つかります。

本書はそのような視点を学ぶ上でとても参考になりますし素敵な新刊でした。

 

半径3メートル以内を幸せにする

 

書名:半径3メートル以内を幸せにする

著者:本田晃一

出版社:きずな出版

出版年:2019年2月20日

ページ数:232ページ

 

僕がたどり着いたのは、結局、目の前の人を笑顔にすることだった。

「感謝をしよう」とはいろんな書籍に書かれていることです。

とは言え本書のような方向性で書かれている書籍。

少し珍しいと思いますしこれからの時代に大切な感性だと思います。

私としても参考になる部分やもっと意識的になりたい事が多く見つかりました。

それでは私なりの書評をここからはしていきます。

 

・大切な人を幸せにすることが自分の幸せになる

 

(P.8-9) 本書では「半径3メートル以内」を幸せにすることで、幸福感でいっぱいの人生をつくっていこうという話をしていきます。半径3メートル以内とは、心の距離。つまり、自分が心から大切にしたいと思う人たちのことです。
[中略]
ポイントは、「すでに、どれほど幸せにしてもらっているか」ということ、「自分という存在が誰かを喜ばせる」ということ、そして「大切な人を幸せにすることが、自分の幸せになる」ということ――。ではこれから、半径3メートル以内を幸せにする方法をお話ししていきましょう。本書が、あなたとあなたの大切な人たちの笑顔に貢献できたら、著者としてそれほど幸せなことはありません。

 

【目次】
Prologue
Chapter0:僕は自分が幸せでいたいから、大切な人を笑顔にすることにした
Chapter1:「幸せ」って、何で決まる?
Chapter2:まず、「自分」から始めよう
Chapter3:大切な人を、ちゃんと大切にするために
Chapter4:「半径3メートル以内」を幸せにする
Chapter5:「ありがとう」を受け取り、「ありがとう」を差し出す
LastChapter:僕がたどり着いたのは、結局、目の前の人を笑顔にすることだった
Epilogue

 

本書の目次と概要です。

著者の本田晃一さん。

師匠は「竹田和平」さんみたいです。

私も竹田和平さんの書籍は何冊か読みました。

考え方も素敵な方だと思っています。

そのエッセンスを引き継いでいる人が本田晃一さんです。

 

私としては感謝やありがとうの重要性。

不幸自慢はしないようにしようと決意できた部分。

日本一の納税者である斎藤一人さんの影響は大きいです。

一時期かなりの書籍を読みまくり考え方をインストールしていました。

その影響もあり私が不幸自慢になりすぎないように気をつけている部分です。

本書からも素敵な知見を得ることが出来ましたし私も意識したいと思えました。

本当に「素敵な書籍」だと思いますし本書自体が「恩送り」と言えるかもしれません。

 

(P.31-32) 与えたら見返りがほしい。与えたら認められたい。これは、自分が満たされていないから、思うことです。満ちていない状態で、人を幸せにしようとすると、いまだ満ちていない自分の欲求不満を、相手に思いっきりぶつけることになってしまうのです。一番の理想は、「相手を幸せにすることそのものが自分にとっての幸せであり、そのあとは、ぶっちゃけどうでもいい。見返りや承認なんて求めるまでもなく、幸せにするだけで幸せなんだよ~!」という状態です。つまり、まわりの人を幸せにすることで、何より自分が幸せになるということ。もっといえば、自分が幸せでいたいから、まわりの人を笑顔にするということです。そのためには、まず自分を満たすことが大事だし、自分が喜んでできる範囲を見極めることも欠かせないでしょう。僕がこれからお話ししていきたいのは、大切な人を笑顔にすることで自分がもっと笑顔になっちゃう、そんな「超素敵な自己中」になっていこう、という話なのです。

 

与えたら見返りがほしい。

与えたら認められたい。

この思考回路はほとんどの人に当てはまると思います。

むしろ、引用部分を実践できている人の方が少数派じゃないでしょうか。

悪いことではなく「気づいて良いと思うなら取り込もう」です。

 

私の意識している視点でよく書く視点があります。

「私が幸せになれば、まわりの人も幸せになる」

この視点は本書を読んでみて通ずる部分だと思いました。

そもそも自分自身が幸せになれば世界から1人は不幸な人が減ります。

それに自分が幸せ気分のときの精神状態って余裕があるじゃないですか。

だからこれは他人をないがしろにするのではなくまずは自分を満たす。

そのことによる波及効果でまわりも幸せにできる行動が起こせるという話です。

 

それにもう1つの視点があります。

与えたら見返りが返ってこない。

その時に感銘を受けた言葉があります。

どの書籍に書いてあったか忘れたので申し訳ございません。

何かの書籍で読んだ記憶ありますし書評でもしかしたら紹介したかもしれません。

 

「その人から恩が返ってこなくても他の人から恩が返ってくる」

 

与えたら見返りが返ってこないなんて思う必要なし。

その見返りがどこから返ってくるかなんてわかりません。

それどころか数年後に別の場所から倍返しで返ってくるかもしれません。

まずは自分を幸せにしておくことが重要。

そして相手を幸せにすることが自分を幸せにするという視点。

見返りを考えず笑顔で幸せ状態になっている自分って素敵ですよね。

 

(P.34-35) あなたの半径3メートルの内側に入れていいのは、自分が本当に大切にしたい、幸せにしたいと思う人だけです。苦手な人、嫌いな人、よくわからないけど不快に感じる人は入れなくていい。というより、自分とまわりの幸せのためを考えるなら、入れてはダメです。こうして、本当に大切にしたい人を大切にしていると、ルイトモ効果が働きます。「大切な人を大切にしている人同士」で引き合うのです。逆に、まるで不思議な力で選り分けられるかのように、身近な人を大切にしていない人は、近寄ってこなくなります。ちょっと堅苦しいいい方でまとめると、人間関係の価値観が似ている人が集まってくる、といってもいいかもしれません。で、おもしろいことに、大切な人を大切にしているというルイトモ同士でトラブルが起こるケースって、ほとんどありません。

 

全員と価値観を共有するなんて不可能。

苦手な人や嫌いな人って誰もがいると思います。

それに私としてはここが重要なんじゃないかと思います。

「よくわからないけど不快に感じる人」

その人は悪い人じゃないのに何か変な感覚に陥るという人。

俗に言う『肌感覚があわない』かもしれません。

 

今の時代はいろんな人と繋がることができます。

だからこそ逆説的に今いる人を大切にする。

本書で言う半径3メートル以内を幸せにするです。

そうすることによって「ルイトモ効果が発動」するということです。

逆に言えば発動していない人はどこかしら自分を見直す部分がありそうです。

私も本書を読んでみて心があたたまると同時に実践できていない部分。

もっと半径3メートル以内を幸せにする意識を持ち続けたいと思いました。

 

(P.45-46) 同じように人生の下り坂に入ってしまった人たちでも、3年後もなかなか盛り返せない方、3年後には立派に盛り返している方に分かれるのです。その違いは、どこで生まれるんだろう? と思ってよくよく観察してみると、立派に盛り返す方には、2つの共通点があることに気がつきました。ひとつ共通点として見られたのは、「おかげさま」思考が働きやすいこと。たとえば、失敗をまわりの人にフォローしてもらったときに、「悪かった」「申し訳なかった」という罪悪感より、「あの人のおかげ」「ありがたい」という感謝が強い人のほうが、立ち直るのも早い気がします。そしてもうひとつ、どうやら家族や社員など、周囲の人を大事にしているかどうかで分かれるようだ、ということにも気づいたのです。これらの違いに気づいてから、会社の資金繰りのために会員権を売りたがっている人が3年後にどうなっているかまで、なんとなく創造がつくようになってしまいました。周囲への感謝を忘れず、周囲の人を大事にしていると、不思議と、どこからともなく助けの手が差し伸べられます。たとえ一時は人生下り坂になってしまっても、立ち直るきっかけとなる大きなチャンスが、誰かを介してやってくるものなのです。

 

今の私は分岐点。

ターニングポイントだと思います。

2月中旬からのわけのわからない体調不良。

そこからの紆余曲折を経て今まで生きています。

当ブログやツイッターでもpolca募集してすごくお世話になっています。

ご支援いただいたり心配のお言葉ありがとうございます。

 

3年後の私がどうなっているかわかりません。

3年後の私がこの記事を読んだらどう感じるんでしょうね。

ここがターニングポイントになって良かった。

本書のことをしっかり実践できている人。

半径3メートル以内を幸せに出来ている人間になっていたいと思います。

 

(P.92) ありがたがっていると、圧倒的に、もらうものも大きくなります。願いごとは自分の想像力でするものだから、叶ったとしても自分の想像の範囲内にとどまるもの。でも、ひたすら感謝していると、自分では思わぬところでミラクルが起こって、自分の想像をはるかに超えたものがやってくるということです。これが、「ありがとう」のすごい連鎖反応です。感謝ベースで生きると、自然と得るものが大きくなって、自分の器から幸せがジャブジャブあふれる。結果として、まわりの人を笑顔にしたいと思えるようになっちゃうわけです。

 

ありがとうのミラクル。

本書を読むと引用のような話。

読んでいて気持ちが良くなる言葉が多いです。

前向きですし感謝の気持ちが込み上げてきます。

 

今がどん底とまで行かなくても私生活に不満を抱いている人。

ついつい、ネガティブ思考になってしまう人などなど。

気持ちをリフレッシュするのに打って付けかもしれません。

今の時期は新社会人さんや学生さんで進級している人もいるかと思います。

そのときに不平不満が口をついて出てしまう人もいるでしょう。

そんなときにぜひ読んでほしい1冊です。

 

(P.113-114) 心から「返したい」と思えない恩があるのなら、本人に恩返しする代わりに、大好きな人を笑顔にするのがいいと思います。「恩返し」ではなく「恩送り」――ある人から受けた恩を、別の人に送ることです。人間の世界は、どこもかしこも恩でいっぱいです。きっとあなただって、いままでに受けてきた恩はひとつやふたつではないし、恩人もひとりやふたりでは済まないでしょう。「四方八方、恩だらけ」と考えれば、その感謝の気持ちは誰に向けてもいいはず。だったら、自分が心から笑顔にしたいと思える人に、じゃんじゃん恩を送っていけばいいのではないでしょうか。僕のいう「半径3メートル以内を幸せにする」というのは、律儀さや義理堅さより、もっともっと、ほんわかしものです。自分も笑顔で、まわりも笑顔。そんな笑顔の連反応と相乗効果で、半径3メートルの輪のなかの幸せがどんどん増していく、そんなイメージなのです。だから、いったん義理人情的な発想は取り払って、単純に「好き、嫌い」で考えてみてください。

 

恩返しではなく恩送り。

すごく素敵な言葉だと思います。

というよりも最近の私がブログに書いていること。

まさしくこのニュアンス。引用が適切だと思います。

現在の私はフレンドクラウドファンディングアプリのpolca。

polcaでご支援を募っている状況です。

 

そのときの私へのご支援。

皆様からの支援に涙がでるくらい感謝の気持ちでいっぱいです。

心配や不安が多い中でご支援にすごく勇気づけてもらえます。

これでしばらくはどうにかなりそうという感覚です。

それと同時にもう1つの感情が出てきてそれが本書に書いてあることです。

 

私も余裕ができたらpolca支援をしよう。

支援される側から支援する側に絶対なると決意しています。

この気持ちが募った要因はまさしく引用部分に書かれていることに近いです。

幸せの連鎖と言いますか私も困っている人を助けたい。

これこそが恩送りの精神なんだと理解できました。

ただ、そうするには本書になぞるとまずは自分自身を幸せにすること。

今の私はまだまだ自分のことをどうにかしないとダメな状況です。

本書を読むと焦らず一歩ずつという気持ちと出来る範囲で人を幸せにするということ。

今の私が出来る範囲で半径3メートル以内を幸せにする意識も持ちたいです。

 

【半径3メートル以内を幸せにする】

半径3メートル以内を幸せにする

半径3メートル以内を幸せにする

 

 

・まとめ

【新刊】恩返しではなく恩送り 半径3メートル以内を幸せにするでした。

読んでいて心があたたまる素敵な新刊でした。

それと同時に「不平不満が多い人」にもおすすめかもしれません。

今の時期って仕事も生活も環境が変わる人が多いと思います。

そのときについ愚痴をついてしまう人も多いんじゃないでしょうか。

本書を読むと人への感謝や笑顔を連鎖させる大切さを実感できるはずです。