・久しぶりの苫米地英人さんの書籍
今日の書評は苫米地英人さんの新刊。
私は一時期かなりの数の書籍。
苫米地英人さんに関しては読んでいました。
それこそ10冊どころでは全然足りないくらい。
下手したら30冊以上は読んでいるんじゃないでしょうか。
これは大げさでも無く苫米地英人さんの著作。
今までトータル200冊以上超えている出版数ですからね。
当ブログでも何冊も書評させていただいています。
私が特に感銘を受けて座右の書というのがこちら。
「言葉」があなたの人生を決めるです。
アファメーション(肯定的暗示)
コンフォートゾーン。
ホメオスタシス。
スコトーマ。
ゴール設定。
などなどの本書でも登場するこちらの言葉。
「言葉」があなたの人生を決めるから学んだと言っても過言じゃないです。
苫米地式コーチングに注目していた時期が私にもあります。
だから久しぶりに原点回帰と言える内容を読んだ気分です。
というのも性格のカラクリという書名。
性格についてアレコレ書いているのかと思うじゃないですか?
そうではなく目標達成や人生をより良くするための手段。
そちらにも通ずる内容がてんこ盛りなので参考になる部分が多く見つかりますよ。
書名:「性格」のカラクリ “イヤな他人”も“ダメな自分”も一瞬で変えられる
著者:苫米地英人
出版社:誠文堂新光社
出版年:2019年2月4日
ページ数:238ページ
どうでもいい余談話。
出版年の日付。
2月4日は私の誕生日です。
これは書評前に気合い入れ直さないとダメですねw
自分の誕生日に出版された本なので意識しちゃいます。
イヤな他人も一瞬で変えられる。
ダメな自分も一瞬で変えられる。
どちらの視点からも「性格」について参考になる。
苫米地英人さんらしい解説が並んでいます。
何冊も苫米地英人さんの本を読んでいる私からしたらです。
本書は取っつきやすいですし初めて苫米地英人さんに触れる人。
入門書としても理解しやすく用語を知らなくても入りやすいと思います。
それではここからは私なりの書評をしていきます。
・「性格」をめぐる旅へ連れ去ってくれる新刊
(P.5) 本書のPART1では、世の中で「性格」と呼ばれているものの正体や、それができあがるプロセスなどについて、より詳しく説明しています。またPART2、PART3では、マイナスの自己イメージに縛られている人、思考や行動の傾向を変えたいと考えている人へのヒントを示し、PART4では、日本の歴史において、教育が日本人の前頭前野にどのようなブリーフシステムを作り、思考や行動の傾向にどのような影響を与えているかを明らかにしました。それではさっそくみなさんを、「性格」をめぐる旅にお連れしましょう。
【目次】
はじめに
Part1:「性格」とは何か
Part2:「性格」についての悩みを、本気で解決する方法
Part3:なりたい自分になる具体的な道筋
Part4:日本人の「性格」は、こうしてつくられた
おわりに
本書の目次と概要です。
性格についてよくわかる書籍。
そして分析だけでなくどう活かすかも理解できる書籍です。
自分も他人もどちらにも活かせられる知見が詰まっています。
私としては改めて自分を見直すキッカケになりました。
悪い部分にどっぷりハマっていたと自覚できたので良かったです。
(P.25) 世の中で「性格」だと思われているもの、すなわち、その人の思考や行動の傾向を決定するのは、成長の過程で後天的に作られたブリーフシステムであり、当然のことながら、遺伝子には、その情報は搭載されていません。もちろん、親の言葉や家庭内のルール・習慣はブリーフシステムに強い影響を与えますから、家族同士で思考や行動の傾向が似ることはしばしばありますが、性格が遺伝することは、まずありえないのです。ほぼ同じ遺伝子を持つ一卵性双生児でさえ、まったく異なる「性格」を持っていることを考えれば、おわかりいただけるのではないでしょうか。
性格とは成長の過程で後天的に作られたブリーフシステム。
これは逆に言えば後からどうにでも変えられるということです。
諦めることは無いですし今からだって変更することができます。
変更の仕方だったり向き合い方だったりは本書はとても参考になります。
私としても何で「負の感情」を受け入れているんだと客観的になれました。
苫米地英人さんの本って「熱い自己啓発系」ではございません。
でも、淡々と書かれた文章に納得感があり向かう方向性もわかりやすいです。
(P.32) 人が他人を評価するとき、そこには必ず主観が入りますし、その人が持つブリーフも、大きく関わってきます。「人は真面目であるべきだ」というブリーフを持っている人は、他人が真面目であるかどうかをとても気にするでしょう。「美しくなければ価値がない」というブリーフを持っている人は、他人が美しいかどうかをとても気にするでしょう。
[中略]
つまり、誰かの「性格」について話すことは、「自分がどんなブリーフを持っているか」を提示すること、すなわち自己紹介にほかならないのです。
言われてみるとそうですよね。
あの人は性格がウンタラカンタラ。
必ず「主観」が入ってくると思います。
これは自分目線も他人目線もどちらも当てはまります。
だからこそ他人の性格を話すときです。
「自分の自己紹介になっている」という視点。
忘れては行けないと思う部分でした。
(P.57-58) みなさんが今まで「性格」だと思っていたものは、過去の記憶に基づいて作られたイメージや、選択や行動の傾向にすぎません。「すぐにくよくよする性格」の人は、自分に対し「すぐにくよくよする人間である」というイメージを抱き、過去に、すぐにくよくよすることを選んでいた。「つい余計なことを言ってしまう性格」の人は、自分に対し「つい余計なことを言ってしまう人間である」というイメージを抱き、過去に、つい余計なことを言ってしまうことを選んでいた。ただそれだけのことであり、自分を嫌いになったり、「なかなか性格を変えられない」と嘆いたりする必要はありません。今、この瞬間から、「自分に対するイメージや、選択や行動の傾向をどう変えるか」を考えればいいのです。
自己肯定感。
セルフイメージ。
私は変わった部分と変わっていない部分があります。
根深い部分はすごく根深いです。
でも1つのキッカケで崩れ去ることも多々あります。
だから変更できないことを嘆く必要はございません。
本書にはどう変えていくか。
自分に対するイメージや選択や行動の変更の仕方。
詳しく書いてあるので今の自分の性格が嫌って人。
自分を変えたいと思っている人は参考になるはずです。
私としても先ほども書いた通りで悪い方になんで浸かっているんだろう。
改めて客観的になれたので本書を読んでみてよかったです。
(P.60-61) あなたが「余計なこと」だと思っていた言葉が、知らず知らずのうちに、人を奮い立たせたり、励ましたりしていたかもしれません。未来のあなたが、「すぐにくよくよする性格でよかった」「つい余計なことを言ってしまう性格でよかった」と思っている可能性も、十分にあるのです。視点を一段高く置き、そこから俯瞰的に眺めると、「現在の自分」を中心にした思考から解放され、物事にはさまざまな側面があり、「いい」「悪い」などと簡単に判断できないことがわかります。俯瞰すれば、現在自分が抱えている問題、自分が置かれている状況も相対比して見ることができます。そして現在の出来事に対し、現在のあなたが価値判断を下すことなどできないとわかるでしょう。現在の自分の状態が「いい」のか「悪い」のか、それが本当にわかるのは、未来においてのみです。いや、それどころか、永遠にわからないかもしれません。このような思考の仕方を、「抽象度を上げる」「抽象度を高める」といいます。
ブログだってそうです。
「あなたなりの」があるわけです。
自分は自分で他人は他人。
だから気にしすぎる必要も無いと思います。
私だからこその着眼点や人生経験を踏まえては誰しもあります。
それを素直に書いていけば1つのコンテンツに誰だってできます。
今の私の状態は褒められたような状態では無いです。
でも未来の私から見たら良かったと言える出来事かもしれません。
そうなるとどちらに転ぶか不安や心配で悩み尽くしても仕方ないです。
私は私で自分を信じて進むのみだと思っています。
(P.138-139) 「自分に本当に向いていることを探したい。それによって自分が幸せになりたい」といった、いわゆる「自分探し」の人たちの自問の世界には、他人がいません。しかし、これまでお話ししてきたように、人間の本当の幸せは「自分だけの幸せ」の中にはありません。「他人の幸せ」が入ってこそ、人間らしい「幸せ」であるといえます。それなのに、「自分には何が向いているんだろう」「どうすれば自分は幸せになれるんだろう?」と考えていても、答えが出るはずがないのです。ですから、「やりたいことがわからない」という人は、ためしにぜひ「自分が何をすれば、他人が喜ぶだろう」と考えてみてください。「やりたいことがわからない」という人でも、今までの人生において「自分がしたことで、他人が喜んでくれた」という経験が、必ず一つはあるはずです。それを探してみるのです。
自分だけの幸せを追い求めるな。
他人の幸せも含めようって話です。
私の意識している言葉で過去にも書いた言葉になります。
※私が幸せになれば、周りの人も幸せになる
私はこの視点を忘れないようにしています。
それに私が幸せになったらです。
少なくとも世界から1人は不幸な人が減ったことになります。
自分「だけ」ではなく他者への視点。
自分も他人も幸せになる考え方が素敵です。
【「性格」のカラクリ “イヤな他人”も“ダメな自分”も一瞬で変えられる】
「性格」のカラクリ: “イヤな他人”も“ダメな自分”も一瞬で変えられる
- 作者: 苫米地英人
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2019/02/04
- メディア: 単行本
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・まとめ
【新刊】性格ってなんだろう? 苫米地英人の「性格」のカラクリでした。
久しぶりの苫米地英人さんの著書を読んで奮い立つ部分が多かったです。
それと同時に自分のブリーフシステムを固定している。
ホメオスタシスに従ったまま生きている部分があると再確認できました。
自覚したら変更できると思うので本書を参考にして行動していきます。