・SNSやブログにも役立つ文章術
今日の書評は中谷彰宏さんの新刊。
ブログ記事カテゴリーは専用の「中谷彰宏」にしました。
しかしながら「ブログ運営本」でもあります。
「文章術」系の書評はブログ運営本として紹介しています。
だから今回は「中谷彰宏」×「ブログ運営本」と思っていただければです。
好かれる人が無意識にしている文章の書き方。
「伝え方が9割」という書籍が大ヒットしました。
ダイヤモンド社の佐々木圭一さんの書籍です。
ほんと伝え方1つで変わります。
同じことなのに伝え方でこんなにも変わる。
そのことに気づかせてくれた書籍でもあります。
ブロガーさんでもあるんじゃないでしょうか?
同じことを書いているのに私の記事は人気無くて何であの人は人気なの!
この「同じこと」というのが厄介です。
もちろん、元の知名度なども考慮しないといけません。
それ以外にも「伝え方」が上手なんですよね。
有名ブロガーさんやインフルエンサーさん。
読んでいると伝え方が本当に上手だと思います。
この「上手」というのを私なりに咀嚼します。
それが本書のタイトル名なんです。
「好かれる人が無意識にしている文章の書き方」です。
本書は物書きとしても参考になる部分が多いと思います。
書名:好かれる人が無意識にしている文章の書き方
著者:中谷彰宏
出版社:すばる舎
出版年:2019年1月13日
ページ数:192ページ
誰でもできてすぐに効果が出る53のポイント。
ありがとうございましたよりありがとうございますと書く人が好かれる。
この部分に関してお気づきの人が1人くらいいるでしょうか?
私は「ありがとうございます」と書く機会がブログで多い。
7~8割は「ありがとうございました」より「ありがとうございます」です。
たとえば、日曜日の1週間の振り返りと余談話の記事。
私は冒頭に「今週もありがとうございます」と書くことが多いです。
「今週もありがとうございました」ではないんですよ。
これは中谷彰宏さんが仰る部分と一緒です。
私は何かと書籍で知ってずっと実践していました。
だから本書で改めて知って良かったんだ!と気づけました。
そのような文章に対しての視点を学べるのが本書になります。
・この本は3人のために書きましたからスタート
[この本は、3人のために書きました]
(1)送ったメールに、返事が来ない人
(2)そんなつもりで書いたわけではないのに、叱られた人
(3)文章で、チャンスをつかみたい人
【目次】
まえがき
第1章:「過去形」より、「現在形」で書く
第2章:考えより、リアルを書く
第3章:盛るより、シンプルに書く
第4章:売り込むより、役立つことを書く
第5章:ウケる文章より、信頼される文章を書く
あとがき
本書の目次と中谷彰宏さんの書籍ではお馴染み。
「この本は3人のために書きました」です。
今の時代は私には文章の書き方が必要ない。
そのような人は居ないと思います。
百歩譲って仕事や冠婚葬祭のみの時代ならまだいいかもしれません。
でも、今の時代ってどうですか?
SNSを利用している人がほとんどだと思います。
当ブログは500人以上の読者さんがいます。
私のツイッターのフォロワーさんは4000人以上います。
そこを踏まえてもまったく必要ない人は皆無だと思います。
それに文章術を学んでおくということ。
これからの人生を豊かにする術でもあると思います。
これは先ほども書いた通りで「伝え方1つ」なんです。
同じことを伝えても伝え方が下手なら同意を得られません。
同じことを伝えたいのに結果は大きく変わるんですよね。
だからこそ少しで良いから「文章術」って学んで損は無いです。
(P.29) お世話になった人には、「今日はありがとうございました」よりも「ありがとうございます」と書いた方が好感を持たれます。「ありがとうございました」は、冷たい言い方です。ここでいったん、関係が終わるような感じを与えてしまいます。「今日はごちそうになりました。ありがとうございます」と言う方が、次の機会がある感じがするのです。好かれる文章は、過去形ではなく、現在形で書かれています。ふだんから過去形で書いている人は、そのことになんの違和感もありません。
ありがとうございます。ありがとうございました。
こちらは先ほども書いた通りで既に私は実践しています。
理由としても中谷彰宏さんが仰る通りです。
私もその通りと思い「ありがとうございます」にしています。
今回の記事で「なるほど!」と思う人もいるかもしれません。
そのような着眼点を多く学べるのが本書になります。
(P.61) 文章は、常識的に正しいことを書く必要はありません。その人が思っている正しいことの1つを書くことによって、正しいはたくさんあるんだなという多様性を世の中の人が知るために文章を書くのです。「こんな考え方もあるんだよ」ということを書けばいいのです。今、私が1000冊を超える本で書いていることは、常識的に正しいことではありません。「こんな正しいことの1種類があるよ」と書いているだけです。「正しい」を自分のかごにたくさん入れて、自分なりの正しいカクテルをつくればいいのです。その材料を提供しているのが文章です。
多様性って本当に大切にしたいです。
人それぞれの「正義」があって当たり前。
「あなたはあなたの正義がある」という視点。
「私は私の正義がある」という視点。
喧嘩したり言い負かしても得すること無いんですよね…。
あなたはあなたでそう思っているんですね。
解決方法はこれで良いと思います。
そもそも言い負かしても得することはありません。
そういうのに快感を覚える人なら良いと思います。
でもほとんどの人はイザコザ無く過ごしたいんじゃないでしょうか。
その時に多様性を大切にする視点は大切だと思います。
私も書評で書くことが多い言葉。
「私なりの書評」という言葉です。
あくまでも「私なり」なんですよ。
あなたがどう思うかは別です。
なぜなら人生経験や感受性は人それぞれ。
万人に正解があるなんて無いんですから。
だから「ケンカをするより人それぞれを受け入れる」という姿勢が私は好きです。
(P.68-69) 多くの人が何を書けばいいか迷っています。嫌われる人は、得意ではないことを書いているのです。その人にとって特別なことは、その人がシロウトなことです。そのため、書いていることが浅いのです。その人の特別ではない日常のことは、もっとほかにあるのです。本人は「こんなの普通のことじゃないですか」と書きません。書くための体験は、読み手にはすぐバレてしまいます。「こんな日常のことを書いたら恥ずかしい」ということが、読みてから見ると価値があるというギャップがあるのです。
ブログを始めたばかりの人。
アフィリエイターさんを目指している人。
勘違いしやすい部分がココだと思います。
私としても読んでいて気づく部分が多々あります。
「あっ、この人は実際に体験していない」
「クラウドソーシングで何文字で何円で募集した記事だ…」
読んでいて感づく部分あります。
私もブログ書いていますし何よりも自分が体験するとわかります。
先日も書いた通りで私は今年から格安スマホに変更しました。
大手三代キャリアとは契約していません。
SIMフリーのスマートフォンを利用しています。
その時に疑問点が出て検索します。
疑問点に対して的外れの検討が多いんですよ。
実体験というよりテンプレです。
それはわかってるから経験者としてどうなの?という視点。
抜け落ちている記事ばかりが格安スマホからは多く見つかりました。
これはアフィリエイト案件が格安スマホに関しては高いと思います。
それが要因としてあるんじゃないかと私は推測しています。
ググって検索の下まで辿れば実体験の検索結果も多く出そうですけどね。
でも上位は本当に実体験しているの?という記事ばかりです。
本当は悠々自適にiPhoneなんか使っているんじゃないの?と思えました。
なんで私がそう思えたのかはやっぱり「実体験」に尽きます。
実際に体験したからこその目線って芽生えるんですよ。
ブログを書くにしてもやっぱりそういうこと大切だと思います。
私は書評をする前から毎日のように本を読んでいました。
読んでいるだけでは勿体無いしアウトプットしていこう。
それに読んでいる人も役立つと思い当ブログの書評を開始しました。
(P.96) 自分の書いた文章が嫌味か嫌味でないかをきちんとわかることが、嫌味な文章を書かないコツです。「私は嫌味な文章は書きません。そんな言葉は、そもそも知らないし」と言う人が一番危ないのです。「毎朝、家の前を掃除する人を知っています」は、「毎朝、家の前を掃除している人がいます」と言えばいいのです。「する人を知っています」と言うと、主役が「掃除する人」ではなく「私」になっています。
嫌味か嫌味じゃないという視点。
私はブログを書いているのでブログ目線。
ブロガーとしての目線として書きます。
ブログに限らずツイッターなどのSNSもそうだと思います。
「嫌味で書いてやる」って人は少ないでしょう。
最初から愚痴として書いてやるって思ってる書き込みは別ですよ。
自分は嫌味として書くつもりは無いのに嫌味として感じられてしまう。
本書を読んでいて私はこちらの部分に特に感銘を受けました。
それと同時にもっと意識的になっていこうと思いました。
確かに多様性で人それぞれの文章の感じ方はあります。
すべてがすべて自分の思い通りの感じ方ってムリだと思います。
でも少しでも減らす意識をすることはできるんじゃないでしょうか。
私も意識的になりたいと思える中谷彰宏さんの視点でした。
(P.109-110) 1回読み返せば直せるイージーなケアレスミスをしていると、「この人は文章を読み返さないんだな」と思われます。読み返すことで、誤字脱字やイヤらしい文言が残っていることに気づけるのです。イヤらしい文言が残っている人は、必ず誤字脱字もあります。これは、自分の文章を読み返さないことが共通点です。自分の文章を読み返せば、「これは嫌味だな」「これを読んだら誰かが傷つくな」と、気づけるようになります。プロの作家が文章がうまくなるのは、読み返さざるをえないからです。書くのは簡単なのです。ブログが炎上するのは当たり前です。自分の書いたブログを読み返さないからです。読み返していると時間がかかって、ブログを頻繁に書けないのです。
当ブログに関して。
ココは書いていない記憶があるので引用を含めて書きます。
私は自分のブログを読むの大好きです。
欠点を見つけるよりも「さすが私!」と思えるのが私。
だから私は長くブログ書き続けているし文章書くのが好きと書いています。
この視点は私がブログに書くことです。
実は毎日のルーティンワークとして欠かせない部分があります。
毎日のブログ記事投稿
↓
ツイッターに更新ツイート
↓
そのリンクを自分で踏んで記事を上から下までチェック
毎日これを日課としています。
ツイッターに投稿してもリンクやサムネイル写真がしっかりしているか。
それに文章の誤字脱字が無いかをしっかりしています。
そんな私でも後日、確認すると誤字脱字があるんですよね…。
だから最低でもブログ記事投稿した直後は上から下まで見た方がいいですよ。
見たとしてもあるんだから見ないと悪い部分が垂れ流しになってしまいますので…。
自分が書くブログ記事が大好きな人間として1つ書きます。
「1回もブログ読み返さないのは無い」ってことです。
私は投稿した記事に関してはチェックしています。
そして誤字脱字や言い回しの修正は必ずしています。
つまり、1度でオッケーなんてことはありません。
そしてそのようにしても後から見返すと誤字脱字はあったりします。
読み返すという行為は本当に大切です。
【好かれる人が無意識にしている文章の書き方(中谷彰宏)】
・まとめ
【新刊】ブログ目線 好かれる人が無意識にしている文章の書き方でした。
私が中谷彰宏さんの書籍を読んだ上で大きいと思うところ。
「マナー」や「視点」については本当にいつも参考にさせていただいています。
これはダメだよって視点も多く見つかるので重宝します。
今回の新刊も多くの書籍を世に送り出している中谷彰宏さんだからこそ。
文章に関してのエキスパートだからこその視点を学べる文章術でした。