【新刊】個人で始める働き方改革 越川慎司の働きアリからの脱出

・色んな考え方を聞き入れる

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会社勤めをしている人は会社の今後。

それに将来的な年金問題。

数十年後を考えたらそのままで良い。

そんなことは無いと思います。

 

年功序列制度も崩壊しています。

企業寿命も短くなっている昨今です。

本書の「働きアリ」という言葉。

昔なら働きアリで良かったと思うんですよ。

しかしながら今の時代はどうなってしまうかわかりません。

 

だからこそ「自分の頭で考えよう」という話。

個人で始める働き方改革という話になります。

これは何も今すぐ起業しよう。

今すぐフリーランスになろうという話ではございません。

「社畜」という言葉もありますが私は別に否定的では無いんですよね。

 

会社勤め出来るのも私としては凄いことだと思います。

会社に長時間の拘束されて働き続けるって普通って思っていませんか?

私にとっては普通じゃないしこれも才能ではあると思うんですよ。

「当たり前を当たり前」と思わない。

色んな考え方の代表例かもしれません。

 

とは言え冒頭に書いた通り。

あなたの将来を会社が保証してくれるわけではございません。

有名企業に入社したのに経営悪化。

あなたの思い描いた将来設計が崩れる可能性も大いにあります。

そこで意識しておきたいのが「多様性」です。

 

こういう考え方もあるんだと考え方をインストールしておく。

バカバカしいと一蹴するんじゃなくて考え方としてインストールしておく。

これは「取り入れる」ではなく「聞き入れる」に近いです。

今すぐ行動を起こす人は少ないと思います。

でも時代の変化が進んだ時にこれってあの本に書いてあった状況?

そんな場面に出くわすことってありえます。

 

その時に考え方をインストールしておく。

パニックにならなくて済むんじゃないでしょうか。

本書はあなたの今の働き方を見直すキッカケになるかもしれません。

著者の実体験からの経験則が詰まっている1冊です。

 

働きアリからの脱出: 個人で始める働き方改革 (単行本)

 

書名:働きアリからの脱出 個人で始める働き方改革

著者:越川慎司

出版社:集英社

出版年:2018年12月14日

ページ数:160ページ

 

表紙のアリ。

リアル過ぎですw

一瞬なにか付いていると思いました。

「会社が変わるのを待たずに自分から動け」という言葉。

私もその通りだと思います。

むしろ「自分から動ける考え方」にシフトした方がいいです。

 

これは先ほども書いた通りで会社勤めをすぐやめろではございません。

要は何かあったときに対処できて動ける考え方って意味合いです。

その延長線上が起業だったりフリーランスだったりするかもしれませんが。

本書の知見を参考にすれば今後の働き方を考える上で参考になると思います。

 

・「働き方改革」は個人が成長するチャンス

 

(P.7) 私は、500社を超える会社の働き方改革を見てきて、そして各社の「活躍している社員」、そして市場で仕事が絶えないフリーランス、退職しても生き生きと働いているシニア、世界を変えようとする起業家を見て、成功するための方法を見つけ出したのです。実現不可能な夢を語るつもりはありません。働き方改革と騒がれる前から、私自身が本著に記載した心掛けと行動によって、働きがいと生産性を高めてきました。11年半のマイクロソフト在籍時も、そして2017年に起業してからも、我慢して働くことから卒業し、成果を残しながら働きがいを実感してきました。現在は、時間に追われることなく週休3日で働き、収入を増やし続け、仕事を選ぶこともできる状態にまでなりました。こういった私の実体験も交えながら、働きアリからの脱出方法をお伝えします。

 

【目次】
はじめに
第1章:「働き方改革」は個人が成長するチャンス
第2章:100年ライフで知っておくべき3つのこと
第3章:働きアリから脱出して目指すべきもの
第4章:脱出に必要な5つの気構え
第5章:内円で時間を創り出す
第6章:今日からできる働き方改革(ソフトスキル編)
第7章:今日からできる働き方改革(業務スキル編)
あとがき

 

本書の目次と概要です。

著者の実体験。

それに詳細なアンケート結果を参考にしつつ書かれています。

あなたも「わかる」と共感する部分も出てくるはずです。

働きアリからの脱出方法って魅力的じゃないですか?

私は魅力的ですしタイトルに釣られて本書を手に取ったタイプです。

 

(P.35) 誰にも一日は24時間しかありません。その中で何を優先し、何を諦めるのかを判断し、日常生活でどれだけ自分を律することができるかで、成果に差が出ます。健康であることは人生において最優先事項です。それ以上に大事なことはありません。もし健康を損なう働き方をしてしまっているのであれば、目的と手段をはき違えていますから、根本から見つめ直してください。

 

健康って本当に大切です。

私は今年それを改めて身に染みました。

私の場合は元からその意識はありました。

「このままでは詰む」という意識。

健康にまったく興味なかったら健康本を読まないですからねw

 

「時間との勝負」とは思っていました。

その時間に負けてしまったのが今年というわけです。

幸いにも皆様からの支援のおかげでどうにかなっています。

まだまだ現在進行系ですけど本当にありがとうございます。

「一時しのぎ」だと思って私自身がんばっていくつもりです。

 

1日は24時間しか無い。

健康もそうだし日常生活で自分を律するという部分。

「方向性」をしっかり見定めて日々の生活を生きる。

惰性的な毎日から「能動的な毎日」にしていきましょう。

今日という日は今日しか無いですからね。

 

(P.52-53) 稼げるフリーランスはプロモーション、マーケティング、SNS、メルマガなど全ての活動に取り組んで自分というブランドの商品力を高めています。ある調査では、「フリーランスで成功するポイントは何でしたか?」という設問に対して「セルフブランディング」と答えた人が最も多かったそうです。この「セルフブランディング」の考え方は、会社員であっても意識しておいた方が良いです。「○○をやったことのある人」というだけでなく、「○○により△△や□□もできる人」という実績とブランドが必要なのです。

 

「稼げるフリーランス」の話。

当ブログを読んでいる読者層。

会社勤めをしている人が多いと思います。

ただ、既にフリーランスの人。

主婦でライターさんだっていると思います。

 

そもそも「SNSをやっていない」という人。

今の時点で少数派だと思います。

ブログを書いたりTwitterをやっている。

「少しでも有名になりたい」という意識。

暇つぶしじゃない人も多くなっている印象です。

 

だからセルフブランディング意識している人も多いと思います。

私自身のセルフブランディングは結局のところコレです。

 

※はてなブログ継続日数1908日※

 

今年は著名人も含めて触れていただく機会が多いです。

さすがにこの日数はインパクトあるようです。

私の場合は継続だけでなくブログ運営開始日から1日も休まずなのもあります。

あと3ヵ月ちょいで「はてなブログ継続日数2000日」になります。

1日も休まず2000日はさらに印象高まりそうなので張り切っていきたいです。

 

(P.57) 「副業」ではなく「複業」を勧めます。「複業」はどちらが本業か明確に区別できないような時に使われます。業種の異なる複数の仕事を、どちらも本業として兼務するような働き方であり、勤労形態としては「兼業」に近いでしょう。自分の身に付けるスキルを多様化して、様々な挑戦ができる素地を作るのです。今後も、成長産業と衰退産業は二極化していきますから、人材不足の成長産業で働いてみたり、必要なスキルを身に付けるのです。

 

副業ではなく複業という言葉。

個人の働き方改革という部分。

私はこの意識がこれから特に大切だと思っています。

どの企業が今後どうなっていくかの未来はわかりません。

だからこそ成長産業と衰退産業があるという認識。

 

身につけておくスキルの多様化。

色んなスキルを持っていれば対処できる

それに移り変わることもすぐにできます。

そしてスキルもそうですけど「チャレンジ精神」です。

衰退産業にいるのにそのままもがいて居続けてしまう。

これではスキルは飾り物で本末転倒です。

「行動できる精神」というのも大切じゃないでしょうか。

 

(P.74-75) 見えない不安や心配で、思い切ってアクセルが踏めないこともあると思いますが、そこで悩んでいても何も始まりません。怖がって何もせずに止まっていると、変化への対応力が下がっていってしまいます。成功よりも、一歩前へ踏み出すことを目的にしてみてください。そうすると思いがけない結果が舞い込み、「意外とやって良かった」と意識が変わった自分に気づきます。こういった小さな成功と失敗を積み重ねていくことにより成長していき、目標に近づいていくのです。まずは走り出してみてください。そして走りながら修正していく。躊躇なく行動を起こすことが、「個人で始める働き方改革」を成功させる最大のポイントです。

 

まずは走り出してみる。

走りながら修正する。

俗に言う「完璧主義を捨てろ」です。

どんなに完璧に計画を立てても完璧にはなりません。

だからこそ逆説的にさっさと動いて修正しながら完成に向かう。

変化という部分に自分自身が変化していくということです。

 

越川慎司さんが仰る引用部分はまさに今年の私。

フレンドファンディングアプリの「polca(ポルカ)」です。

polcaで支援を1度募集しようとしてやめました。

このときは1年間のブログ運営費を募集するつもりでした。

しかしながら、そこから状況が変わりました。

 

病院に15年近く行っていない私がわけのわからない体調不良。

それを何週間経っても治らない状態で痛みを抱え続けました。

これはさすがにヤバいと思い1度は募集をやめたpolcaに手を出しました。

本当に藁にもすがる思いでしたし動いてみた結果がこちらです。

「やって良かった」なんですよね。

 

やる前は心配や不安ばかりでした。

polcaやってどう思われるかな?ばかり考えていました。

でも、当ブログの読者さんは優しいです。

私のTwitterのフォロワーさんも優しいです。

心温まるメッセージやご支援をいただきました。

私としてはとても救われましたし窮地だったので感謝してもしきれません…。

何もせずに鬱々としてるんじゃなくてやることはやる大切さを学び直しました。

 

(P.151) 例えば、金曜日のお昼に、一週間でどのような仕事をやったのか5分だけ思い出してみてください。良かったこと、反省すべきことをひとつずつ思い出してみてください。ほんの5分で一週間を俯瞰的に見ることができ、学びを得られます。そこで得られた気付きが翌週の動機づけになるのです。そして改善できたらその変化を可視化してください。そうすればまた新たな気付きがあり、次の行動に活かせるのです。働き方改革は、自分を振り返る良いチャンスです。

 

私は「価値観日記」をつけています。

基本的に寝る前に毎日を振り返っています。

「振り返る」って作業はした方がいいと感じています。

それが例え1週間に1回。

5分程度でも大きいと感じます。

 

気づきや改善できる部分。

行動パターンの変化。

やることの見直し。

多岐に渡ることが出てくるんですよ。

落ち着いて振り返る時間を作るのは日々の生産性が上がる行為です。

 

【働きアリからの脱出 個人で始める働き方改革】

働きアリからの脱出: 個人で始める働き方改革 (単行本)

働きアリからの脱出: 個人で始める働き方改革 (単行本)

 

 

・まとめ

【新刊】個人で始める働き方改革 越川慎司の働きアリからの脱出でした。

これからの時代は「個人でどうにかできる力」は重要だと思います。

企業によってはその人のSNSをチェックする。

フォロワーさんなどの数を評価に入れて採用を決める企業も出てきている。

そのような話も聞いたことがあります。

紹介した「セルフブランディング」なんて言うのはまさしくです。

日頃から意識的にしている人が花開く世の中になっていくかもしれません。

私自身も自分自身のセルフブランディングもっと意識的になりたいです。