・著者の実体験を交えての解説本
本書はわかりやすい。
しかしながらわかりにくいです。
矛盾しているんですけど、読んだ印象はそう思いました。
これは本書を否定しているわけではもちろんございません。
「自分の今いるステージで左右される」という印象を受けました。
私は自分のステージがもう少し上がってから。
本書でいうと自分のコミュニティですね。
自分のコミュニティが動き出してから今一度読み直したい1冊です。
自分がどう言う立ち位置なのかによって読み方が変わります。
昨今は「コミュニティ」を意識している人も多いんじゃないでしょうか。
ネット上の繋がり。
Facebookの繋がり。
昔でいうとmixi(ミクシィ)もかなり流行っていました。
最近だと「オンラインサロン」が全盛期です。
本書は「自分が作る側」の視点として参考になります。
なりますが、逆側の視点。
オンラインサロン運営者を目利きする上でも役立つと思います。
なぜなら、コミュニティをつくる上で参考になること盛り沢山だからです。
正直に言ってこの視点が欠けている運営者さんはちょっと…と思ってしまいました。
でも、この視点がある人だったら入会したい!と思えます。
そういう今すぐ自分が作りたい人も入会したい属したい人も参考になりますよ。
書名:コミュニティをつくって、自由に生きるという提案
著者:マツダミヒロ
出版社:きずな出版
出版年:2018年12月15日
ページ数:208ページ
人付き合いの苦手だった著者のマツダミヒロさん。
今では5000人の仲間がいるそうです。
マツダミヒロさんというと去年ですが、1冊書評しています。
自分への質問に関しての著書。
自問自答する上でとても参考になる書籍でした。
「質問は人生を変える」という書名。
こちらも同じくきずな出版から出版されています。
この本の著者さんということで今回も読んでみたのがあります。
それでは、ここからは私なりの視点で書評をしていきます。
マツダミヒロさんの提案あなたはどう考えるでしょうか。
・人が苦手だけどコミュニティ作りたい人は必読書
(P.8) 人が苦手だった私が、なぜコミュニティをつくり、運営をすることができたのか? これは自分でも不思議に思っていましたが、この本を書くにあたり、あらためて体系化することができました。私と同じように、「人が苦手だけど、コミュニティをつくりたい」という人のために、その秘訣をお伝えします。
【目次】
Prologue:人づきあいの苦手な私でも、5000人のコミュニティをつくれた
Chapter1:すべては”つながり”で成り立つ
Chapter2:人づきあいが苦手でも、つながりはつくれる
Chapter3:コミュニティを構築するための5つの交流手段
Chapter4:コミュニティの双方向の信頼を強化する
Chapter5:「つながり」から売上が上がる仕組みをつくる
Epilogue:つながりは、幸せを生む
本書の目次と概要になります。
「人が苦手だけど、コミュニティをつくりたい」
人が苦手でコミュニティを作りたいって少し矛盾してますよね。
苦手なのにわざわざ作りたい人いるの?と疑問に思う人もいるかもしれません。
私はそういう層の人って絶対にいると思うんですよ。
なぜなら、私自身がそのようなタイプだからです。
本書に書いてあることとかなり一致するタイプなんですよね。
本心から人が苦手だったら、過去に同盟サイトだったり音ゲーチームサイトつくる。
ヒマつぶしにチャットサイトで30人入室できる部屋の部屋主なるなどなど。
そういう人が絡むところへの行動って絶対にしていないと思いますからw
だからこそ参考になる部分が多そうと思い本書を手に取りました。
(P.23) ご縁は広めるものではなく「深めるもの」です。だから、たくさんの人とつながることより、1人の人とじっくり深く関係性をつくることを大切にしていきます。強いつながりをつくるには、まずは弱いつながりをつくることです。弱いつながりがないと、コミュニティはできないからです。最初は感じよく挨拶をする。SNSなら相手の投稿にコメントをする。ただし「いいね!」ボタンを押すだけでは、コミュニケーションには数えません。コメントで思いを伝える、言葉を交わすことが関わりです。その重要なポイントは「きっかけは自分からつくる」ということです。
「ご縁は広めるものではなく深めるもの」という言葉。
的を射る名言だと思います。
私は「行動」に対しては基本的に数撃ちゃ当たるタイプ。
しかしながら、人に関しては広めるばかりではどうしようもない。
少数精鋭が良いよね派です。
引用部分に関しては2019年の私が心がけていること。
もっと自分から仕掛けていこうと意識しています。
恐らく今の時点で去年よりもTwitterで自分からリプ飛ばしている数が多いと思います。
やっぱり、待ちの姿勢より自分から動いたほうがいい。
そのように感じるこれまでの2ヵ月弱です。
(P.42) ここで矛盾するようですが、重要なポイントがあります。それは「あなたの考えはすべてジャッジである」ということです。「すべてはジャッジなのだけれど、ジャッジしてはいけない」というちょっと難しい感覚が必要になります。人は、コミュニティがあったときに、そこに集まってきます。ある人は知識が欲しい、ある人はコンテンツが欲しい、という理由で集まってきているように見えるのですが、じつは違います。関わりを求めて集まってきているのです。関わりを求めてきているのに、「あなたはこうだよ。こうしたほうがいいよ」とジャッジされたら、嫌気がさして去っていきます。ここが最大のポイントです。ジャッジすると、コミュニティはうまくいかない。ではどうすればいいか。相手を受け入れるのがベストですが、まずは受け止めることです。
すべての考えはジャッジ。
良いも悪いも自分の判断ですからね。
生まれた場所も育ってきた環境も違います。
違うのは当たり前なんですよね。
だからこそ、ジャッジしないことが大切です。
ここでも名言だと思います。
「相手を受け入れるのがベストだけど、まずは受け止める」
深い言葉です。
人それぞれの正義ってあります。
悪の考えをいきなり自分自身に受け入れろって無理だと思うんですよ。
まずは相手のそのような言動を「受け止めて」みましょう。
「あ~この人はこういう考えなんだ!」って思えるだけでも変わると思います。
(P.64) これからの時代は、「いかに経験している人なのか」が価値になっていきます。知識ならばネットでいくらでも得られる時代ですから「それ、知ってる」とか「それ、学んだことがある」というだけでは、魅力的ではありません。だからこそ人が興味を持ち、つながりたいと思う経験に投資していくことが大事です。深めると広める、どちらの経験も必要です。バランスよくおこないましょう。そうすることで、より魅力ある人になっていきます。経験にお金を使うことは、消費ではありません。リターンが返ってくる投資です。ぜひ、経験に投資していってみてください。
経験が大切です。
この経験って私は「趣味」や「娯楽」でも良いと思うんですよ。
最近はネットの何が当たるかわからない時代です。
スマホアプリをさっさとダウンロードする。
そして経験として蓄積しておくと役立つことって絶対にあると思います。
ましてや、私と同じようなブロガーさんならそれを記事にもできますからね。
(P.76) いまはFacebookライブなどで、リアルタイムでコメントのやり取りなどが簡単にできるので、ぜひやってみてください。そこでは、コメントをもらって返事をつけたり、アンケートを取って困りごとや求めていることを聞いてみる、といったことをしています。相手の声を聞き、それに対してフィードバックするという、一般的なリアルでのコミュニケーションと同じです。ネット上でもそれをやっていきましょう。
私は動画系サイトをやりたいと言いつつまだです。
2019年こそと宣言だけだと過去と同じになってしまいます。
ただ、行動パターンとしては今年は変化させているんですよね。
それが先ほど書いた通りでTwitterで自分から話しかける頻度を上げたです。
こういう1つ1つの行動の積み重ねが違うことを始めるキッカケになる。
いきなり配信とか開始するかもしれないのでそのときはよろしくお願いします。
(P.155) コミュニティは、2つの種類に分類することができます。「依存型」と「自立型」です。依存とは、参加者が主宰者に依存してくるという意味です。依存型の参加者は、なかなか自分で考えることをしません。受動的なので、主宰者のあなたが大変になっていきます。人数が増えるほど大変になるので続きません。おすすめしたいのは「自立型」です。私は「魔法の質問」を提供し、それに共鳴した人のコミュニティをつくっています。魔法の質問で大切にしていることは、「答えは自分の中にある」ということです。自ら考えて答えを出すのがコンセプトです。だから、「相手に何かをしてほしい」という依存型の人は集まってこないのです。私がお伝えしているメソッドは、依存型の人には適していません。
私は引用部分に関して少し思ったことがあります。
これは著者のマツダミヒロさんが述べていることではありません。
私なりの見解と言いますか私はこう思ったと読んでください。
「依存型」と「自立型」のコミュニティがある。
そして、オススメなのは「自立型」の人を集めると仰っています。
これって、ネット上で詐欺と叫ぶ人は依存型の人が多いのかな?って思いました。
元から詐欺まがいのオンラインサロンやオンラインセミナーは別ですよ。
あくまでも結果を出している人が多く排出されているコミュニティの話です。
そこに属する人で自立型の方が吸収が早いんじゃないでしょうか。
それに合わないなら自立型の人って「損切り」も早いと思うんですよ。
詐欺とか叫んでいるヒマあるなら他を試すぞ!という感じです。
逆に言えば、依存型の人は依存なのでドップリ浸かっている。
良いも悪いもそこに依存してしまっているわけです。
結果が出ないでもそこにズルズルと居続けてしまう。
主宰者に依存し続けて抜け出せなくなると思います。
運営する側もですけど、自分自身も自立型で行動していきたいですね。
【コミュニティをつくって、自由に生きるという提案】
・まとめ
【新刊】すごい! コミュニティをつくって自由に生きるという提案でした。
書評部分の前に書いた通り。
本書は私のステージが変わってからもう1度読みたい。
読み直したら絶対に感じ方やメモする部分が変わると思いました。
今から自分のコミュニティを作りたい人。
既にコミュニティを運営している人。
どちらの人にも役立つこれからを生きていく上で参考になる新刊だと思います。