・ダイヤモンド社のビジネス本は参考になる!
私が書評するときのこと。
「ダイヤモンド社の本はすごい!」
「さすがダイヤモンド社!」
このようなことはよく書きます。
それくらいクオリティ高い本が多いんですよね。
その中でも「翻訳本」は特に人気出ますよね。
ダイヤモンド社から出版される翻訳本。
それだけでブランド価値が出るかと思います。
そして翻訳じゃなくてそのまま出版する場合です。
日本人がダイヤモンド社から出版できるってすごいと思ってしまいます。
ある意味で心理学的に「権威付け」が素晴らしいブランドだと思います。
ここ最近の私に関して。
「自己啓発書(自己啓発本)」は卒業と思っています。
この卒業と言う意味合いは「過去本」は読まないでおこうという意味合い。
新刊で書評するなら読むけど、それ以外はもういいよねって意味合いです。
自己啓発関連はお腹いっぱいになってきました。
読むならデール・カーネギーの人を動かすなどの古典的名著くらいです。
それよりもよりビジネス寄りです。
ビジネス本を重視して読んだほうがいいと分析しました。
どうしてかというと、気づきが大きいのがこちらのジャンルです。
自己啓発寄りだとどうしても「あるある」とか「過去に書いた」と思う。
新鮮な驚きが少なくなってきたのがあります。
2019年の私は特にです。
「惰性的にならない!」を掲げています。
「これは惰性的」と思うことは修正しています。
新刊じゃないジャンルを紹介する場合。
今まで読んだことが無い本を新鮮に書評する。
そちら寄りに書評していきたい2019年です。
書名:お金は愛――人を育てるお金、ダメにするお金
著者:小山昇
出版社:ダイヤモンド社
出版年:2018年12月6日
ページ数:270ページ
三流は「貯め」、一流は「回す」という言葉。
お金は使うほど増えるんです!という言葉もそうです。
お金に関してのダイヤモンド社の本。
読んでいて思ったのはこちらです。
【【新刊】簡単だけど難しい 山下誠司の年収1億円になる人の習慣】
年収1億円になる人の習慣。
山下誠司さんの著書です。
似たような印象を受けました。
この「似たような」なのは内容じゃないですよ?
何と言いますか人生訓でありビジネス書である部分。
ただの自己啓発書ではないという部分になります。
お金への考え方は十人十色です。
だからこそ価値観をアップデートする。
既存のお金の考え方は変えた方が良いと思います。
悪い言葉で言うと「洗脳されている」人がほとんどです。
でも、その洗脳も違う価値観をインストールする。
それで変わる人も多くいると思うんですよね。
本書はその一環を担う1冊でもあると思います。
・社員や家族を幸せにするお金の使い方まとめてみた
(P.11) 本書では、社員や家族を幸せにするお金の使い方をまとめました。さらに、お金に愛されるための習慣や金運を上げる方法まで、お金にまつわるすべてのことを紹介しています。公私にわたって幅広く触れているので、会社経営に悩む社長はもちろん、お金がないと嘆いているビジネスパーソンの方々の参考にもなります。お金に関する哲学は人それぞれ。私の考えを押しつけるつもりはありません。
【目次】
プロローグ:人を育てるお金、ダメにするお金
第1章:社員への「愛」はお金で示せ
第2章:デキる社長のお金の使い方
第3章:お金が生きる遊び方、死ぬ遊び方
第4章:お金をうまく使えば家庭円満!
第5章:生活が豊かになる賢いお金の使い方
本書の目次と概要です。
内容的に言うと「この視点があるか!」でした、
着眼点の部分で学ぶことが多かったです。
さすが社長が書いた本と思える部分が多々ありました。
人それぞれ環境は状況は違うので全てを取り入れることはできないと思います。
ただ、考え方という部分でも参考になる部分は多いんじゃないでしょうかと思えます。
(P.73-74) 「社長と食事会」と会費は5000円です。1次会の支払いは私です。集めた会費は幹事に渡し、私が帰った後の2次会の費用にしてもらう。そんな面倒なやりとりをするなら、最初からタダにすればいいではないか、と考える社長は甘い。完全にタダだと、社員に当事者意識が芽生えないからです。一方、一度でも自分の財布からお金を払うと、「元を取ろう」と考えて積極的に会話に関わってくるようになる。
お金持ちが引用のようにお金を取る。
私も最初はなんで?って思っていました。
でも色んな書籍を読んで言いたいことがわかりました。
「学ぶ姿勢」って意味で変わる部分は大きいと思います。
物質ならいいですけど、「情報」って本人次第じゃないですか?
「情報商材」などはよく「詐欺だー」と言われる典型だと思います。
最近だと「note」というサービスの有料noteもそうです。
もちろん、「質が悪い」というのは論外ですよ。
そこは除いて質が良くてもやるかやらないかは本人次第。
読んで実践もしないでとかちょこっとやっただけでダメと判断してしまう。
それでは対価を払っているのに勿体無いですよね。
引用部分で言うと社長と食事会の値段は5000円です。
5000円なら元を取ろう根性を出しまくりますよね。
積極的に社長とコミュニケーションを取ろうとなるんじゃないでしょうか。
社長に名前を覚えてもらえるのもそうですし社長と仲良くなれたらです。
仕事でも相乗効果が出てくると思います。
(P.94) お金を目的に勉強するなんて動機が不純だ、と批判する方もいるでしょう。しかし、動機が「不純」でも、結果が「純」ならいいが私の考え方です。お金が目的でも、その結果としてビジネスパーソンとして成長できるなら、社員にとっていいこと。社長はお金を遠慮なく使って、社員を机に向かわせてください。
動機が不純でも結果が「純」なら良い。
この考え方って素敵だと思います。
私は「私が幸せになれば、周りの人も幸せになる」という視点。
自分が幸せなら世の中から不幸な人がまず1人減るという視点を持っています。
それを踏まえて動機が不純でも結果が純なら良いは受け入れられる言葉です。
そもそも、お金があれば選択肢が広がるんですよね。
自分が不幸でお金も無ければ助けたい人も助けられないわけですし…。
(P.144) わが社はもちろん、経営サポート会員も経営計画書に赤を使うことは禁止にしました。私の赤嫌いは徹底しています。ある出版社から私が書いた本の見本が届きました。装丁のデザインはいい。しかし、1枚めくって驚いた。見返し(表紙をめくって最初に見えるページ)が真っ赤になっていたのです。私が本のデザインに赤を使わないことは、各出版社の私の担当編集なら誰でも知っていることです。当然、刷り直しを命じました。余計にお金がかかるし発売時期も延びてしまいますが、赤いまま世に出すよりはずっといい。ちなみに、赤いネクタイは一本も持っていないし、トマトも食べません。赤い完熟トマトを食べるくらいなら、まだ青くて固いトマトを食べたほうがマシです。それくらい私にとって赤は天敵です。一方、妻は赤いトマトが大好きです(笑)
好きな色って言うのはあると思います。
ラッキーカラー的なやつです。
しかしながら、嫌いな色の方。
ここまで徹底する人は珍しいんじゃないでしょうか。
著者の「小山昇」さんは赤を徹底的に嫌うそうです。
(P.152) 自分の普段の仕事を見直せば、成果が出ていないのに時間がかかっている仕事が何かしら見つかるはずです。重要に思えても、成果が出ていないものについては、きっぱりとやめる。そうすることで、私のような能力の足りない社長でも余裕を持って仕事ができるようになります。
意識しないと毎日が惰性的。
惰性的じゃなくとも同じような1日が流れてしまいます。
人間は「現状維持を選びやすい」は意識しておいて損は無いです。
2019年の私は「わくわく行動リスト」を作成しています。
これはここ数年で出来てしまった悪い慣習。
それを少しずつ減らしたりズラすことを意識してリスト化しています。
悪い冗談みたいですけど、成果が出ていなくても継続してしまう。
きっぱりとやめる選択を取れないのが人間なので肝に銘じたいお言葉です。
(P.263) 普段から歩き回っているから、運動は、とくにしません。70歳になって、いまから何かトレーニングをして体力を上げようと考えるのは無謀です。目指すは現状維持です。現状維持のために運動は必要ですが、エレベータを使わずに階段を使うといったレベルで十分です。わざわざ時間とお金を割いてジムに通ったり、マラソンを始めたりすると、負荷が強すぎ、かえって体にガタがくるので要注意です。
この視点は大切です。
私の中ではジムに通いたいってあるんですよ。
ただ、普段から歩き回っているはあります。
ジムに通わずとも動いてはいるんですよね。
何事も経験だとは思うんですよ。
でも、やれていることはやれているわけ。
「○○すれば」的な視点になりすぎも良くないと思いました。
私の頭の中では「ジムに通えばもっと良くなる」的な思考。
未来が良くなる思考になってしまうのは人間ですよね。
しかしながら、引用で語られている通りで悪化する可能性もあるわけです。
負荷が来て体にガタが来る可能性や仕事に集中できなくなる可能性もあります。
ここで言いたいのは「○○すれば良くなる」的な思考は良くないという話です。
経験は大切ですけど、やってもいないのに「良くなる」に偏り過ぎは良くないです。
ニュートラルに1度は経験しておこうで良いなって思いました。
それでハマったり生活に相乗効果が出て良ければ継続すればいいだけですからね。
【お金は愛――人を育てるお金、ダメにするお金】
・まとめ
【新刊】ダイヤモンド社のビジネス本を意識 小山昇のお金は愛でした。
「お金」については人それぞれ考え方がありますし難しいですよね。
ZOZOの前澤友作さんの叩かれっぷりを見ていると特に思います。
「お金」については良いも悪いもみんな感情の揺れ動きが強いと感じました。
今回の新刊も読んでみて「こんなお金の考え方はありえない!」と思う。
著者の小山昇さんの考え方を読んで心の揺れ動きがあるかもしれません。
私はまず揺れ動きがある時点で大切なことだと思うんですよね。
価値観はいつでもアップデートできますし多様な価値観に触れるのが大切です。