・間違っている健康知識ありませんか?
健康だと思ってやっていたこと。
実は後から知ったら間違っていた。
もしくは効果が無かったという経験。
誰しもがあると思うんですよね。
私もまだまだそういう知識は山ほどあります。
健康情報って「アップデート」する姿勢。
常に確認しておくことも大切だと思います。
というのも、間違っている知識を覚える。
効果が無いことをやっていてもという話ですよね。
そして、もう1つ大切なことはこちらです。
科学的根拠。
エビデンスは時代によって変わることがあるんですよね。
有り難いことに研究してくれている人が山ほどいます。
過去には正しいと思っていたことが、覆されることがあります。
だからこそ「現時点で最良の手段」と思っている方がいいんですよね。
当時は間違っていなかった。
でも、その知識はいつの時代の知識ですか?という話。
5年前や10年前の健康情報だと変わっている可能性も意識しておきましょう。
と言ったところで、今回は健康本の新刊。
新しい情報が満載の新刊を書評していきたいと思います。
書名:世界基準のビジネスエリートが実践している 最強の体調管理
著者:中根一
出版社:KADOKAWA
出版年:2018年11月8日
ページ数:240ページ
記事を書いている本日は1月2日。
お正月の三が日で緩んでいる人もいるかもしれません。
その緩んだ後に「食べすぎたー」と後悔する人もいるでしょう。
そういうときの対処方法と言った部分もカバーされています。
身体に関しても食に関しても新たな知見を得ることができる1冊になると思います。
・自分に合った体調管理を考えていこう!
(P.3) テレビや雑誌で目にする健康情報になんとなく流されるのではなく、自分に合った体調管理を心がける生活を手に入れたいのではないでしょうか?
本書でお伝えする体調管理とは、身体に負荷をかけずに安静な状態にしておくだとか、身体にとって楽なことだけやるとか、ステレオタイプ的に特定の食材を食べ続けるだけといった、バランスを欠いたセルフケアではありません。自分の身体と向き合いながら、積極的に体調管理をし、心身を自己管理できるようになることが目標です。
【目次】
はじめに
第1章:ハイパフォーマンスを維持する「体調管理」の基本
第2章:常に調子よくあるための最強の「食事」
第3章:一流と二流を分ける最強の「休息法」
第4章:人生後半に差が出る最強の「生活習慣」
おわりに
本書の目次になります。
まず冒頭に書かれていること。
著者の中根一さんが仰ることがごもっともです。
人それぞれに合った「体調管理」があるってことです。
科学的根拠(エビデンス)がある健康情報。
世の中に沢山あるので自分で見つけ出して実践していく心がけが大切です。
(P.35) 東洋医学は「一人ひとりの体質や状態に合わせて、身体に備わっている自己治癒力を効率よく発揮させる医学」です。つまり東洋医学では、人の性格に個性があるように、人の身体にも個性があると考えているのです。運動神経が発達している人、食べても太らない人、色白の人など、望んでも手に入らない特徴的な身体の個性があることは、皆さんもよくご存知でしょう。こうしたもともと持っている身体の癖を、東洋医学では「体質」というのです。この体質に沿って「身体の長所・短所」や「罹りやすい病気」があるということに、東洋医学は注目しています。
引用のように言われてみる。
先ほど書いたことが腑に落ちる人も多いんじゃないでしょうか。
私は食べても食べても太らないと思っています。
実際はどうかわかりませんが、体重が変動しませんからね。
これはきっと特徴的な身体の個性であると思っています。
だから、人それぞれの体質があるということ。
そして、自分の体質に合う方法を試すことが大切です。
(P.58) 老け込むことで、身体の機能が劣ってくるばかりか、精神活動も落ちてくるのです。セロトニン減少により、「イライラ」「わがまま」が増える原因につながります。また、老け込んでいくと様々な事象に対して我慢ができなくなるので、「つい、~しちゃった」ということが増えるようになってきます。言わなくていいことを、口が滑って言ってしまったり、理性で考えたりせずに配慮に欠けるような行動をとってしまうようになったら、身体がかなり衰えていると言っていいでしょう。
年齢を重ねてみて思うのは私は身体より精神活動です。
もちろん、身体も年齢を重ねてを実感することがあります。
ただ、「精神」の方が落ち込んでると思う機会が多いです。
とは言え、精神と身体を切り離すのも違うのは最後の行。
「身体がかなり衰えていると言っていいでしょう」と書かれています。
よく言われるのが、筋トレしてメンタル改善したです。
つまり、身体がとか精神がとか二極化はしない。
どちらも大切にしていきましょうという話です。
私の場合は精神活動が落ちてるように見えて運動不足かも……(汗)
思い当たる節があること多いのでもっと適度な運動しておきたいと思います。
(P.61-62) 東洋医学が考える「いい休息」とは、栄養を補給するだけではなく、引き算の発想も大切にしています。つまり、「何も食べないこと」がかえって、身体の機能を回復させることにつながるのです。食べるということは人によっては、「体力が要る仕事」だと知っておきましょう。人は疲れると眠くなります。腎の働きを回復させるための反応です。覚醒している間にずっと働き続けている脳を休ませて記憶の整理をさせている間に、成長ホルモンを分泌して、酷使した身体をメンテナンスする時間でもあるのです。また、自律神経もリラックスモードに入り、心臓の働きをスローダウンさせる時間でもあります。これらのリセット機能を一言で表現しているのが、東洋医学で言う「腎の働き」なのです。ですから、時に、効率よく体力の地固めをするためには、腎の働きを休息させてあげるのが、体調管理には一番という選択になるのです。
引き算の発想ってしますか?
ついつい、あれもこれも重ねてしまう。
プラスの発想が多いんじゃないでしょうか。
「食べるということは体力が要る仕事」という視点。
年末年始で常に食べまくっている人も多いかと思います。
その時はその時で良いと思いますが、その後の視点です。
1日なり休ませてあげるという視点も大切だと思います。
本書では断食はキツいと思うので「リンゴ生活」を1日してみる。
そのような方法なども提唱されているので知識を得るだけじゃない。
試してみたい方法も必ず見つかると思います。
(P.85-86) あなたは和食の時は、白米を食べますか。それとも、それ以外の玄米や雑穀米のようなご飯を好むでしょうか?
私がそう言うと、皆さんびっくりされますが、まず「玄米」はおすすめしません。特に、40歳以降は、玄米より麦飯をおすすめしています・マクロビオティックなどの食事療法で、玄米が栄養の完全食といって注目を受けたことは、健康意識の高い人なら周知の事実でしょう。しかし、私の経験からも、40歳を過ぎた頃からパフォーマンスを高めたいならば、「玄米を常食すること」は、おすすめできません。玄米には不溶性食物繊維が多く含まれています。この食物繊維が消化しにくく、胃腸に負担をかけてしまうのです。
玄米=健康に良い。
この知識だったので意外でした。
初耳と言える玄米の知識かもしれません。
知識や方法も含めて初めて知ることが見つかる書籍。
本書の知見は体調管理に関して役立つことがほんと多かったです。
(P.135) 世界で活躍しているエリートほど、疲れてから休息を取るのではなく、疲れを自覚する前に休息を取るよう心がけています。なぜなら、正しい休息こそが、上質な生活を手に入れる術だからです。不思議なことですが、この正しい休息は、トップエリートたちに共通する習慣です。多くの人は、若々しい活動ができるように、頭脳や運動機能を伸ばすことに意識を向けがちですが、その前にまずは「正しい休息の取り方」「上手な休み方」から再考してみてはいかがでしょうか?
こちらも逆説的な視点です。
疲れたから休息を取るのではなく疲れを自覚する前に休息する。
トップエリートたちはこちらの視点ということで参考にしたい習慣です。
まずは「正しい休息の取り方」や「上手な休み方」を考える。
あまり考えない視点だと思うので肝に銘じた方がいいかもしれません。
【世界基準のビジネスエリートが実践している 最強の体調管理】
【2019年のモチベになるお年玉的なプレゼント大募集】
・まとめ
【新刊】あなたの常識確認しましょう 中根一の最強の体調管理でした。
「最強」の体調管理。
最強と言う言葉の通りで素晴らしい知見が満載でした。
実際に試してみたい方法も多く書かれていました。
2019年をよりよい毎日が過ごせるように体調管理に気をつけていきたいです。