・自分に厳しい人ほど自分を傷つける
自分に厳しい人ほど自分を傷つける。
自分に厳しい人って他人にも厳しい印象ありますよね。
優しすぎてもいいわけではない。
かと言って厳しすぎればいいわけではない。
「バランス」なんですよと言いたいところでありますが、そうでもないです。
私なりに思うのはバランスというよりこちらの考え方。
「客観的な視点」です。
それに「自己観察」できるかです。
誰だって、「喜怒哀楽」でるのは当たり前なんですよ。
そのときにその感情にとらわれないのが大切だと思います。
例えば、怒りにとらわれて後で後悔する。
「どうして、あんなこと言ったんだろう…」という後悔。
そういう後悔がある人は多いと思います。
そのときに言えるのが、この2つの視点を持てるかどうかです。
感情というのは揺れ動いていくのは当たり前。
柔軟な考え方で「とらわれ」を少しでも減らしたいですよね。
今回は自己肯定感についての本になります。
私は「自己肯定感」を題材とした書籍が大好きです。
だから、何冊も書評しています。
そして、新刊のうちに書評している書籍も多いです。
私なりに自己肯定感は上がったと思います。
さすがに1年以上いろいろ読んでいる。
実践してくるとわかる部分が出てきます。
どうして、自己肯定感が低かったのか。
どうすれば、自己肯定感が上がるのか。
現状分析が出来るようになるんですよね。
そんなところで、私なりの知見も含めた書評に入っていきます。
書名:「自己肯定感」の高め方 〜「自分に厳しい人」ほど自分を傷つける〜
著者:石原加受子
出版社:ぱる出版
出版年:2018年9月19日
ページ数:192ページ
自分に厳しい人ほど自分を傷つける。
最初にも書いた通りであくまで印象です。
「自分に厳しい人は他人へも厳しい」
そういう印象ってありませんか?
これは斎藤一人さんが著書で話していたような気がします。
自分のそういう部分を他人に押しつけてもどうしようも無いんですよね。
「自分は自分」で「他人は他人」です。
私は1年間、自己肯定感を上げることをテーマに考えて実践していました。
そのうちの1つの勘違いが、他人は関係ないなんですよね。
私は基本的にそちらよりですが、そういう勘違いをしていました。
結局は「自分」を中心に考えたほうがいいという話です。
ここで勘違いしてほしくないのはこちらになります。
「自分本位」になれという話ではないんですよ。
要は、「もっと自分を好きになろう」という話です。
自分のことが大好きな人っておおらかだと思うんですよ。
そういう部分も含めまして、石原加受子さんの新刊を書評していきます。
・自分の心に寄り添えるキッカケをくれる書籍
(P.6) 本書によって、もっと自分の心に寄り添えるきっかけを得られればと、心から願っています。
はじめに
第1章:「自分に厳しい人」は幸せになれない?
第2章:「自分に厳しい人」ほど自分を傷つけている
第3章:自分を許し、自分の心に寄り添う
第4章:他者の言い分より、自分の「感情」を大切にする
第5章:自分を好きになれる簡単な「自己肯定」方法
おわりに
本書の目次になります。
まず言いたいのは「自分を知ろう」ってことです。
ほんと、ノートやメモを取って自分を観察する。
この行動1つ取っても大きいと思いますよ。
「他人のことは度外視して自分に寄り添う」という部分。
まずは自分からということは大切にしていただきたいです。
自分に優しくなると世界が優しく見えるのはお伝えしたい部分でもあります。
(P.33) 「まだ、できない」「なかなかできない」という思考に囚われて、焦りや不安が生まれるでしょう。「また、できなかった」
そんな経験が重なれば、自信をなくして落ち込むことになるでしょう。現代人の意識は、この「~しなければならない」という考えに知らず知らずのうちに染まり、縛られています。現代人が絶えず不安や焦りにつきまとわれているのは、ここに原因があるといってもいいのです。
自信をなくすこと。
突き詰めていくと引用部分になりますよね。
「できなかったこと」を悔やんでしまう。
「できなかったこと」を引きずってしまう。
そして、行動力が下がってしまう。
それプラスで何よりもなのがこちらの思考。
「○○しなければならない」という思考です。
こちらの思考回路って無意識に出てくると思います。
例えば、会社で頼まれごとや家族に頼まれごと。
それを「○○しなければ」という思考回路はまだわかります。
しかしながら、自分が望んで行動しているのにこの思考回路。
「○○」しなければってなるのありませんか?
例えば、好きでしたいことなのに言ってしまう。
「今日は好きなテレビ番組あるからテレビ見なきゃ」みたいなのです。
本の発売日だから「書店に行かなければ」みたいなのもそうです。
突き詰めると自分がしたいことなのに毒されている。
引用で言うと「縛られている人」は多いと思うんですよ。
これはほんと「無意識」って部分も多いと思うんですよね。
だから、自分がしたい行動なんだから「したい!」以上で大丈夫です。
わざわざ、しなくちゃとか思わなくても好きでしているんだからとなる。
それも「自己肯定感を高める過程」で良いことかなって個人的には思います。
(P.43-44) もしあなたが、仮に学校や会社を休んでいる状態にあるとしたら、あなたはそれを、どのように受け止めているでしょうか。「行かなければならないのに、行けない」と思考してはいないでしょうか。
それとも、「行きたくないから、行かない」と、自分の自由を認めているでしょうか。
もしあなたが、そんな自由を認めているとしたら、「私は、こんな自由を満喫できて、幸せだなあ」と心から感じることができるでしょう。
[中略]
もしそうでないとしたら、あなたに必要なのは、自分が”すでに自由を手に入れている”ことに気づき、それを実感し、そして、そんな時間に感謝することなのかもしれません。
こちらの思考回路もあるんじゃないでしょうか?
自分の中に「自由意志」ってあっていいんですよね。
過去の当ブログでも書評したバシャールの言葉。
バシャール名言集にあった言葉を簡潔に紹介します。
※あなたには自由に感じない経験をも選択する自由があるということ。そこまで、あなたは自由なのです。
私はこのバシャールの言葉を初めて知ったとき。
心が軽くなると同時に「そりゃそうだ」とも思いました。
こういう視点って私生活を生きていると欠けてくるんですよね…。
ただ、自由に感じない経験をも選択する自由がある。
そこまであなたは自由って言われると本当に自由なんだなって視点が変わります。
「私は不自由」と思い込んでいる人ほど、ブレイクスルーになる言葉です。
(P.50) 極端な言い方をすれば、私たちは、私たちのことを理解していない人の発信する情報に囲まれて暮らしているのです。他者中心的な人はその情報に左右されながら生きることになります。その人が他者中心であればあるほど、頭の中の思い込みと現実とのギャップは大きくなるでしょう。「外からの情報をいっさい受け取るな」などと言っているわけではありません。もちろん、その中には正しい情報、有益な情報もたくさんあるでしょう。しかし、その情報を元にしてつくり上げた生き方が、もしあなたにとって苦しいものであるのなら、その情報と生き方は、あなたに合っていないのではないだろうかと疑ってみるほうが適切なのではないでしょうか。
「振り回されすぎない」ってことが大切です。
ある程度の「自分の軸」ってあったほうがいいと思います。
私は考え方についてはいろんな考え方があって当たり前。
「多様性」という部分を重視しています。
ブログで私の考え方を書くときは「注釈」するように書いています。
結局は選ぶも選ばないも「本人次第」だと思います。
たとえば、大学に行くべきか行かないべきか論争がネットで起きます。
たとえば、会社なんてさっさとやめて起業するべき!なんて論争もそうです。
そのときに判断してどうなるかはあなた次第です。
「自己責任」って書くと少し重いかもしれません。
でも、自分の人生って結局は自分次第じゃないですか。
だからこそ、自分が「選択」して「掴み取る」という心構え。
意見を聞くのはありですけど、最後に選ぶのは自分自身です。
そして、選んだなら「他人のせいにして言い訳しない」という部分。
「やり切る!」という部分が大切になってくるかと思います。
(P.81) 他者の承認に依存していても満足感や幸福感といったものを得ることはできます。
ただし、それらは”かりそめ”のものです。逆に、自分を認めることで得られる満足感や幸福感は、簡単には周りに左右されません。質の高いポジティブなほんとうの意味での満足感や幸福感は、自分が自分を認められてこそ得られるもの、というのが真実なのではないでしょうか。
最近のSNSだと「いいね!」や「シェア」がありますよね。
その数値に一喜一憂する人は多いんじゃないでしょうか。
私もどちらかというとそのタイプでもある部分はあります。
ただ、そういう数値って「人に左右」されるじゃないですか。
それが引用の解説部分になると思います。
私のブログで言うとです。
ブログ記事がブックマークされたりシェアされたりする。
これは「人に左右される部分」です。
でも、「毎日ブログを書く」は自分でコントロールできる部分です。
だから、「自分を認めることで得られる満足感や幸福感」という部分。
私はその2つを別枠として考えてブログを毎日更新しています。
(P.183) 好きと書けば、「好き」という気分が出ます。嫌いと書けば、「嫌い」という気分が生まれます。「嫌い」という言葉は、一般的にはネガティブな感情を想起しがちですが、「ああ、そうか。私は、この人が嫌いなんだ。そうだね、嫌いになる理由はあるものね。だったら、嫌いになるのも無理ないよ」と、自分への気持ちを素直に受け止められれば、ポジティブな感情に変わります。こんなふうに、自己肯定感を高めていくために最も手軽な方法は、自分の心と向き合って、その一つひとつを”実感する”、それだけでいいのです。
私もいろいろな本を読んで勉強してきた。
実践してきたことの1つで言えることです。
「気持ちを抑圧するのは良くない」って話です。
ここで間違えてほしくないのは相手にぶつければいいというものではない。
つまり、何が言いたいかというと自分の気持ちに素直になること。
「抑圧せず」に「認める」というワンクッションが大切。
自分の感情を認めることによって逆説的に心が軽くなる。
感情がそこに到達するとどうでもよくなることも多いですから。
まずは自分の気持ちと向き合う時間をつくることが大切です。
ノートにそういう「嫌い」や「愚痴」の感情を書き殴る。
それを燃やしたり破ってスッキリする方法も対処方法として言う人が多いです。
自分なりの方法ってあると思うので自分と向き合うスタイルに向き合うの良いです。
【「自己肯定感」の高め方 〜「自分に厳しい人」ほど自分を傷つける〜】
・まとめ
【新刊】もっと自分を好きになる 石原加受子の自己肯定感の高め方でした。
自分に厳しい人ほど、自分を傷つける。
時には自分に甘くなってもいいんですよ。
もっともっと自分を好きになりましょう。
自分を好きになることが人を好きになることにも繋がります。
本書は自己肯定感を高める上でも人間関係を考える上でも素敵な新刊でした。