・自己肯定感についてわかりやすい本
強く意識すると目に入りやすくなる。
これは引き寄せの法則ではございません。
科学的にも証明されている事柄です。
たとえば、「○○がほしい」と強く思うと○○がよく目に入る。
たとえば、「妊娠する」と街中の妊婦さんがよく目に入る。
世の中にこんなあったの(いたの)?と思うくらい視界に入りやすくなる。
意識的になるとその事柄を目の当たりにする機会が増えます。
私は去年(2017年)12月辺りに「自己肯定感」をもっと「意識する」と掲げました。
それは当ブログの過去記事に書いた通りです。
それから「自己肯定感についての本」がやたら目につきます。
ココに関しては「世の中がそのような本を求めている」という部分。
それとも、私が「意識的になっているから」という部分。
どちらが正しいのかよくわかりませんw
でも、出版数も増えているのでは?と思わないことも無いです。
「自己肯定感」って知っておいて損は無い分野です。
だからこそ、いろんな人の本があるのは助かります。
私のブログの過去記事を「自己肯定感」で調べ上げました。
【ワーク付き 敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法】
【【新刊】超オススメ1冊 自己肯定感が低いあなたがすぐ変わる方法】
根本裕幸さんと大嶋信頼さんの書籍。
今まで沢山の自己肯定感についての書籍を書評しました。
その中でもこの2冊は特にオススメしたいと思います。
今回の書籍もそうなんですが、自己肯定感についての本。
表紙から良いなと思う著書は大体は良書だと思いますw
書名:自己肯定感がドーンと下がったとき読む本
著者:古宮昇
出版社:すばる舎
出版年:2018年8月2日
ページ数:192ページ
「自分へのダメ出しがピタリとやむ!」という部分。
本書で特に良いと思ったのはこの部分です。
それに本書はイラストもすごく可愛らしいです。
イラスト部分も読みつつのわかりやすい解説。
先ほど紹介したオススメ2冊と双璧を成す自己肯定感についての新刊でした。
それでは、そんな素敵な本書を私なりに書評させていただきます。
・あなたが自分のことをもっと大切に思えるようになるための本の書評
(P.9) この本は、あなたが自分のことをもっと大切に思えるようになるための本です。わたしのプロ・カウンセラーとしての経験や、自分自身のセラピー体験から学んだことをあなたにお伝えします。さあ、自己肯定感を高めて、もっとラクに楽しく生きられるようになる道へ、いっしょに踏み出しましょう。
まえがき
第1章:自分への”ダメ出し”をやめるには?
第2章:自己肯定感が高まると、こんなにいいことがある!
第3章:気づいてますか? 自己肯定感を下げるクセ
第4章:自分を好きになれない「原因」を知る
第5章:「子どもを傷つける親」にならないコツ
第6章:自己肯定感を高める方法
第7章:この視点で、人生が楽しくなる!
第8章:大切にしている価値観に気づくワーク
第9章:カウンセリングで、こころの痛みを癒やす
「あとがき」に代えて
本書の目次です。
「自己肯定感」については私も重要だと思っています。
去年12月からなのであと少しで自己肯定感を意識し始めて1年になります。
多少なりとも理解してきて付き合い方が上手くなったとは思っています。
そんな私も「本書でピリオド!」と言える内容で良かったです。
この「ピリオド」は「自己肯定感」についての書評をやめるわけではございません。
ただ、「自己肯定感」については大体は学んでいるという印象でした。
あとは本人の「意識」や「心がけ」だと感じる部分が大いにあります。
それを「実体験」や「ブログ記事」にフィードバックしていくのみです。
日々の生活を「惰性的」に送らないようにしようと決意できた1冊でもあります。
(P.20) 自己肯定感は、わたしたちの考え方や生き方に大きな影響を与えています。その影響はとても大きく、こころや体の健康のみならず、人間関係を良好に築けるかどうか、仕事で成功できるかどうかすら決めています。自己肯定感を上げることで、どんどん自信がついていき、活動範囲が広がったり素敵な人とお付き合いできるようになったりして、人生が充実していきます。もしも、自己肯定感が下がっているなと感じたら、本書をお読みください。一刻も早く、自己肯定感が下がる状態にピリオドを打ち、自己肯定感を育むヒントを得てほしいなと思います。
自己肯定感についての解説が先にあります。
たとえば、自己肯定感が高い人って自意識過剰では?
自信満々で近づきがたいとかあるかもしれません。
そういうのを払拭してくれるのが本書です。
もちろん、そういう人も世の中には沢山います。
でも、それが「自己肯定感が高い」とは一言では言えません。
自己肯定感について勘違いしている人は多いかもしれません。
その勘違いを払拭してくれるのが本書だと思います。
「自己肯定感」という言葉から連想すること。
もう1度、見直してみませんか?
本書から私はそのように解釈しました。
(P.24-25) 一般に、自己肯定感が高い人は多少のことでは落ち込んだりしませんが、低い人は周囲の出来事に過敏に反応し、自己肯定感が下がりやすくなっています。大切なのは、自己肯定感の基本レベルを上げることなのです。本書では、自己肯定感の基本レベルを上げるためのコツをお伝えします。詳しい説明に移る前に、一つお伝えしたいことがあります。それは、どんなに自己肯定感の基本レベルが低くても、必ず上げることができる、ということです。
「低い人は周囲の出来事に過敏に反応し自己肯定感が下がりやすくなっている」
自己肯定感の低いか高いかの判断になりますね。
あなたはどうでしょうか?
私は該当するタイプなのでココの気持ちすごくわかります。
本書で徹底して言われているのがこちらになります。
※自己肯定感の基本レベルを上げる※
「基本レベル」をあげるというのが重要です。
人間なんだし上げ下げがあって当たり前。
だからこそ、「基本レベル」を上げる。
言い方を変えると「ニュートラル」の部分を上げるです。
たとえば、生きていたら気分が乗らない日は絶対にあります。
そんな日に徹底した80%を基本として達成できる。
そういう部分が大切だと私は思います。
いつも、100%や120%を出し切る的な精神論は無理な話です。
だからこそ、普段の70%や80%を意識しておく。
出来ることを出来る範囲で毎日徹底するのも重要ですよ。
(P.62) 自己肯定感が低い人ほど、うつ気分が強くなったり絶望感を感じたりして、なかなか立ち直れない傾向があります。自分の考え方に自信を持てず、他人の価値観に沿って生きようとしていると、自己肯定感は低くなります。こうした状態から脱して、イキイキと力を発揮するには「自分がホンネでやりたいと思っていること」に気づき、それに沿って生きることです。
私は元々が「野心家」です。
だから、そこまで「絶望」までは考えたことがありません。
でも、精神科で受診したらどうなるかのメンタルではありました。
一時期、「楽しい」って感覚が無くなっていた時期もありますから…。
だからこそ、「自己肯定感」って部分は本当に重要だと思います。
本書はそういう部分においても救いになる1冊になるのではと思っています。
(P.69-70) なぜ自分磨きをしても、自己肯定感が高まらないのでしょう?
この理由は、”自分磨き”によって「自己効力感」は上がっても、それは自己肯定感とは関係がないからです。ある特定のことがらについて、「自分はうまくできる」と思うことを「自己効力感」といいます。一方、自己肯定感とは、そのままの自分を好きだと思えること。両者は根本的に異なります。
「自己効力感」と「自己肯定感」の違い。
私は本書を読んで納得できました。
「自己肯定感」を上げようと思いしていたこと。
それは「自己効力感」を上げるためにしていたのでは?
という部分にもなりかねません。
だからこそ、意識しておきたい重要ポイントだと思います。
たとえば、私で言うと当ブログのブログ継続日数。
今日で「ブログ継続日数1738日目」になります。
でも、これを意識し過ぎると「自分はダメだ」になりかねない話です。
この部分は著者の古宮昇さんに言われて「ハッ」としました。
私は「自己効力感」の部分でブログを更新していると思いました。
仮に「ブログ継続日数」が途切れた場合です。
絶対にモチベーション上がりません。
しばらくブログ更新する気は起きないでしょう。
そういう意味でいうと「自己効力感」なんだなって思いました。
「自己肯定感」と「自己効力感」を意識的になるのはすごく大切ですよ。
本書はその部分をわかりやすく説明してくれているので良かったです。
(P.118) 自分を好きになるために大切な一歩は、どんな感情や考えがわき上がってきても、それを否定したり押し殺したりせず認めることです。「悲しいね」「本当に寂しいね」「嫉妬で気が狂いそうなのね」「あの人を殺したいぐらいなんだね」「自分さえよければいいって、そんな気持ちがあるんだね」
そんなふうに、まずはあなたが、ご自分の本当の思いを認めてあげてください。ホンネを押し殺してしまうと、どうなると思いますか?
それらは、こころの奥にどんどんたまっていき、いつか爆発したり歪んだ形で突出したりするのです。
「自己肯定感」を上げる。
「自己肯定感」を高める。
このように聞くと常にハイテンション。
常に「ポジティブ」という印象があるかもしれません。
そうではございません。
本書風で言うと「ホンネを押し殺さない」です。
どんなにポジティブな人でも「ネガティブ」ってあると思います。
それを押し殺さず(抑圧)せずに認める。
認めたら「とらわれる」ことなく「手放す」が大切じゃないでしょうか。
たとえば、家族や友人や恋人に対して「とらわれて」しまう。
たとえば、買い物で店員さんに素っ気ない態度を取られてとらわれる。
私が実践をしてきて思うのは「とらわれない」です。
誰しも負の感情って絶対に起きることなんですよ。
そのときに「自分で認める」ことは大切だと思います。
本人にそれをぶつければいいはまた別だと思います。
それによって関係がギクシャクする可能性もありますからね。
そうではなく、「自分の中の折り合い」をつけておくが大切じゃないでしょうか。
【自己肯定感がドーンと下がったとき読む本】
・まとめ
【新刊】本書でピリオド! 自己肯定感がドーンと下がったら読む本でした。
本書の書名がいいですよね。
自己肯定感がドーンと下がったら読む本ということでベストタイミング。
私も最近は「変な感情に支配」されることも増えていました。
気持ち的には「前向き」なんですが、自分の焦点がどうも合っていない…。
そういうメンタル的な部分がありました。
本書を読んでみてスッキリした部分も多かったです。
「自己肯定感」ってなに?
「自己肯定感」の上げ下げに悩まないようにしたい。
どちらの人にも役立つ新刊が本書だと思います。