・イライラするからイライラする
コントロールできないことにイライラする。
生産性が無いですよね。
とは言え、人間には感情というものがあります。
機械的に対処なんてできません。
だからこそ、いろんな考え方を学んでおく。
いろんな考え方を私生活で実践していく。
そのように活かすと暮らしがラクになります。
本を読む効用(メリット)って本当に大きいと思います。
でも、人間だから、つい、感情の赴くままに。
これは、だってにんげんだものですねw
今回の書評は今からの季節にピッタリじゃないでしょうか。
個人的には夏って「イライラしやすい」季節だと思います。
どうしてかと言うと、ブログ記事タイトルの通りです。
1つに気温ですね。
真夏の暑さにイライラする人は多いと思います。
2018年の今年は特に殺人的な暑さですからね。
暑いじゃなくて熱いと言える。
猛暑ではなく激暑と言える燃え上がるような暑さです。
そうなると、暑さにイライラする人も多いと思います。
そして、もう1つが夏と言えばの渋滞ですね。
渋滞に関しては年末年始もそうです。
ただ、暑さ+大渋滞のコンボ。
車の渋滞だけでなくテーマパークの開門待ち。
待っている間に汗がタラタラでイライラしてくる。
二重コンボが繰り出されてしまうと思います。
そこで、イライラする前に読んでおきたい新刊。
少しでもイライラを手放せること間違い無しの良書を紹介します。
本書のテクニックや考え方を1つでも知っておく。
これから秋へ向かう夏のシーズンを有意義に過ごせると思いますよ。
というよりも、「ムダ」なイライラを減らせると思います。
書名:イライラを手放す生き方 心の強い人になる条件
著者:水島広子
出版社:さくら舎
出版年:2018年6月7日
ページ数:216ページ
イライラが消えると辛い人生がタチマチ好転。
やっかいな情緒不安定を解消する方法。
すごく魅力的な言葉ですよね。
イライラという感情は常につきまといます。
私生活に年中関わってくることなので手放せる方法。
考え方やスキルがあると私生活がグッと楽になるはずです。
・イライラへの接し方を変えれば人生も変わる
はじめに─イライラする自分を卒業する
第1章:自分でも気づかないイライラの正体
第2章:心の深層にメスを入れる
第3章:イライラしている自分は何者?
第4章:イライラが消えていくとき
第5章:イライラ体質から脱皮する
第6章:心の強い人間に変わっていく
おわりに
(P.2) 本書でお話しするレベルのことをよく考えて実践していくことは、単なるイライラ対策にとどまらず、生き方を変えることになるのです。イライラするしかない、そしてそんな自分をどうすることもできない、という無力な存在から、自分の思い通りの人生を力強く生きていく人へ。それが本書の本当のテーマです。「そんなに深い話には関心がない。とにかく目先のイライラをどうにかしたい」という方でも、「これを機に自分の生き方を変えてみたい」と思う方も、どちらにも本書がお役に立つことを願っております。
本書の目次になります。
よく考えて実践していく。
本を読んで実践することはとても大切です。
本書に関しては実践はすごくしやすいと思います。
なぜなら、日常生活を送っていたらイライラする機会って多いですもんね。
些細なことにイライラしてしまうのは習慣的思考の部分もあると思います。
そのような部分も本書を読めば、解決していくでしょう。
何と言っても、著者の水島広子さんが実例を挙げて詳しく解説されていますから。
(P.17) 「イラッとする」のは人間に自然に備わった反応と言えるのですが、「イライラしている人はイラッとしやすい」という特徴もあります。なぜそうなるのかと言うと、イライラしてばかりいると「イラッとする」センサーがずれてくるからです。
別にイライラするのは悪いことではございません。
それは人間の生理的反応ですからね。
だから、まずイライラは自然な反応だというのが基本です。
「また、イライラしている…」って自分を責める必要は無いですよ。
単にイライラしているのを認識しておくことが大切です。
「イライラしてばかりしているとイラッとするセンサー」がズレる。
これは、だいぶ昔に読んだ何かの本に書かれていたことです。
夏のほうが犯罪率が上がるとかなんとかという話しです。
どうしてかと言うと、暑さなどで普段よりもイライラしている人が多いから。
まさしく、本書で言うイラッとするセンサーがズレている人が多い。
だから、些細なことでもキレやすい人が多くなると思っていたほうがいいですね。
(P.21) いつまでも「なんで?」に引っかかっていると、イライラが次々と生産されて止まらない……ということになってしまいます。コンサート中に誰かの携帯が鳴ったときも、「なんで?」と抱え続けるとイライラが続きますが、「まあ、誰にも間違いはあるから」と「なんで?」に答えを出したり、「本人が誰よりも恥ずかしかっただろう」と「なんで?」をやめることでイライラを手放すことができるのです。
私生活でイライラする機会ってこういうのですよね。
自分の中の価値観とズレが生じる。
だから、イライラしてしまう。
本書で言うところの「なんで?」です。
引用の例えもそうですが、カフェやファミレスなどの店内で電話している。
それを見て「店内で電話なんてマナー悪い!」とイライラ。
「店内で慌てて電話に出るくらい重要な用事かも!」と優しい気持ちで思う。
少しでもコントロール欲を下げたらイライラは減るんじゃないでしょうか。
自分は自分。他人は他人。
そこにイライラしても解決策はありません。
それよりも違う考え方を選択する。
それよりも違う行動を選択したほうが有意義ですね。
(P.60) イライラは、自分が「損をしている」ことを表す感情だということになります。ですから、それを手放してしまうと、「損」をそのまま受け入れさせられるような気になってしまうのです。マナー違反をする人に対してイライラするのをやめてしまうと、馬鹿正直にマナーを守っている自分が損をするように感じてしまいがちです。列に割りこまれたというときなどは、自分の順番が遅れますので、目に見える実害もありますから、その感覚はわかりやすいでしょう。「なんであの人だけ?」というイライラを持ち続けないと、自分の「損」がうやむやにされるような気になってしまうのです。
私はこの考え方は無かったです。
本書の中で1番感銘を受けたと言って良い部分です。
例えば、レジ待ちをしていました。
「2番目の人どうぞー」と言われた。
2番目に並んでいた私が移動しようとしたらそれより早く後ろの人が移動。
店員さんも注意せずにそのままレジで会計をしている。
これはイライラするんじゃないでしょうかw
この例だとほんと引用の通りだと思います。
「自分が損した」と思えてしまいますもんね。
こういうのでイライラしてしまう理由が腑に落ちました。
本書を読んだおかげで、日常生活で同じことに遭遇する。
「イライラを手放す生き方に書いてあった案件」って思えそうです。
(P.72) 停車している電車にイライラすることには、戦略も何もあったものではないですね。まさに、「イライラするくらいしかできない」から、イライラしているだけなのです。イライラしたとき、「イライラすることで自分は何を待っているのだろうか」という視点を持つだけで、「なんだ、馬鹿馬鹿しい」「エネルギーの無駄だ」と、イライラを手放せる場合もあります。それら、この視点を持つということが、主体性を取り戻す重要な一歩となるからです。
電車が停まることはあります。
人身事故。
大雪などの自然災害。
これからだと台風などもありますね。
ここにイライラしていても仕方ありません。
そのときに違う視点を持っておくことです。
これは電車に限らず「渋滞」もそうじゃないでしょうか。
高速道路で車がまったく進まない。
行列の列がまったく進まない。
このときにイライラしていても仕方ないですよね。
違う視点やあらかじめの準備をしておけばイライラしない。
イライラは手放せるというのはその通りだと思います。
(P.121) 今までの人生を振り返ってみると、何かに心から集中していた瞬間があったはずです。そのようなときには、よけいな思考がなくなり、心が透き通り、もちろんイライラなど感じないもの。その日の体調でどうしてもイライラしがち、というようなときでさえ、何かに集中している間はイライラを忘れていられるほどです。つまり、「今」に集中することは、脱・イライラの一つのキーワードだと言うことができますね。
今、ココに集中する。
思考が過去や未来に行くよりも今です。
過去を振り返って「あのときにああしておけば…」
未来を考えてみて「これから先は大丈夫なんだろか…」
それが自分へのイライラの素になることがあります。
だからこそ、今だけにきっちり集中することは大切だと思います。
当ブログには、「瞑想・マインドフルネス」のカテゴリーがあります。
瞑想やマインドフルネスの本を読んでいると特にそのように思います。
イライラとは切り離されている自分になれるはずです。
【イライラを手放す生き方 心の強い人になる条件】
・まとめ
【新刊】真夏の猛暑も大渋滞も大丈夫! イライラを手放す生き方でした。
本書の考え方は私生活に絶対に役立つと思います。
特にこれからの真夏の時期は記事内に書いた通りでイライラしやすい時期です。
イライラする前にイライラへの接し方。
少しでもイライラしないようにイライラ対策してみませんか。