・理不尽への考え方が改まる書籍
理不尽だーーー。
私だけ理不尽。
自分だけ理不尽。
生きていれば理不尽に感じること。
生活していたらあるんじゃないでしょうか。
毎日は大げさかもしれません。
1週間に1回。
1ヵ月に1回。
何かしらの出来事への感じ方。
ほんと理不尽だなって思えることもあると思います。
たとえば、レジに並んでいたら横入りされた。
店員さんもまったく注意しない。
そして、その人が追い打ちを掛けるように注文しようと思った揚げ物を購入。
その揚げ物が最後の1つだったとしたら理不尽に拍車がかかると思います。
とは言え、理不尽に感じるも感じないも考え方1つです。
自分が「理不尽」を思える部分をもう少しニュートラルへ。
考え方を改められる書籍が本書になります。
書名:「理不尽」が多い人ほど、強くなる。
著者:中谷彰宏
出版社:きずな出版
出版年:2018年5月22日
ページ数:208ページ
当ブログにカテゴリーがあります。
中谷彰宏さんの新刊になります。
あなたの心のキャパシティが広がる考え方が満載です。
中谷彰宏さんの書籍はたとえがわかりやすい。
そして、シチュエーションが想像できます。
だから、読んでいて改めようとすぐに思える部分が多いです。
それでは、気になる中谷彰宏さんの新刊を掻い摘んで紹介していきます。
・今日から理不尽を歓迎できるようになるかも
プロローグ
第1章:「理解できないこと」に出会ったら、チャンスだ。
第2章:「誰も教えてくれない」大人のルールを学ぼう
第3章:「理不尽の原因」は、自分自身にある。
第4章:「めんどくささ」を、楽しもう
第5章:「思いどおりにいかないこと」を、面白がろう。
第6章:「トラブル」が、仲間を見つけてくれる。
第7章:「理不尽から逃げないこと」で、自信がつく
エピローグ
[この本は3人のために書きました]
1:理不尽なことで、凹んでいる人。
2:理不尽なことを、乗り越えたい人。
3:理不尽なことで悩んでいる人を、応援してあげたい人。
本書の目次です。
中谷彰宏さんの本ではお馴染みのこの本は3人のために書きました。
理不尽に関してはこちらの3つは該当しやすいですね。
理不尽を感じているときってイライラや怒りを感じるのが大半です。
そのイライラを本書の考え方で手放せると思います。
理不尽と思える事象はそれはあなたの考え方1つです。
他人から見たら理不尽と思えることも今日から強さにできると思いますよ。
(P.32) 視野が狭いのです。自分のデメリットは、見えやすいのです。相手のデメリットは、見えにくいのです。相手のデメリットが見えるようになることが、大人になっていくことなのです。
言われてみるとそうだと思います。
相手がメリットあってズルいと思ったとします。
でも、それは相手のデメリットになっている可能性もあるわけです。
そのことを理不尽と感じるのも勿体ないですよね。
広い視野を持つことによる効用だと思います。
(P.39)理不尽は、「自分の考えをすべてわかってほしい」という受け身の考えです。「理解してほしい」という気持ちがベースにあります。「理不尽だ、理不尽だ」と騒いでいるのは、「理解してくれない、理解してくれない」と騒いでいるのと同じです。
理解されないから理不尽と感じる。
仰る通りです。
自分の考えなんてすべてわかってもらえないのが当たり前。
理解されなくても理解されてもどちらでもいいよ。
こういうバランス感覚があったほうが生きやすいと思います。
(P.75) 理不尽なことに出会った時の対応の仕方で、その後の事態が好転したり悪化したりします。それは自分自身が決めています。理不尽なことを、いかに避けるかではありません。大切なのは、理不尽なことに出会った時に、それを好転させる手口を試行錯誤しながら身につけていくことです。それが社会で大人として学ぶことです。これを「キャパがある」と言うのです。
自分の中のキャパシティ。
人それぞれの器ってあると思います。
理不尽を嘆いているだけの人。
理不尽を嘆いた後にイライラを別にぶつける人。
これでは事態は好転していきません。
試行錯誤して理不尽を上手く活かして突破口にする。
(P.92) たとえば、ラーメン屋で順番を抜かされたダメージが「10」だとしたら、自分の方が順番より早く来た喜びは「1」です。本来は1対1のはずなのに、1対10で「損」と感じるのです。これが不運に対する感覚です。不運は、過剰に感じるのです。これが理不尽のもとです。理不尽は非科学的です。大切なのは、目立たない幸運にどれだけ気づけるかです。不運はスルーしないのに、幸運はスルーしがちです。
毎日あった良かったことを3つなり5つ書き出しそう。
これはどうしてかというと忘れがちになるからです。
こちらの引用がまさしくその通りだと思います。
日常生活で幸運よりも不安のほうが目につきやすいです。
だから1日の終わりに良かったことを意識的に思い出しましょうというわけです。
先日、読んだ書籍に丸いドーナツのたとえがありました。
・丸いドーナツ
・欠けているドーナツ
どちらの方が目につきますか?という話しです。
ほとんどの人は欠けている方のドーナツに目が行くという話しです。
欠けている方に目が行く。
つまりは「幸運」よりも「不運」に目が行くのも同じだと思います。
どうしても、「無いもの」や「悪い方」に引きづられやすいです。
だからこそ、普段からこちらの引用の考え方がいいんじゃないでしょうか。
・不運を10として考えている
・幸運を1として考えている。
この少なく見積もる幸運の数値を少しでも引き上げたいですね。
(P.126) 世の中がどんどん便利になるほど、ちょっとした不便を凄い不便に感じます。それらは、文明が進んでいない時代には当たり前だったことです。「理不尽だ」と言う人は、「めんどくさい」「効率が悪い」と言っているのです。非効率を楽しめないからです。非効率を楽しめることで、理不尽に強くなれます。
ちょっとした不便を凄い不便に感じる。
今のネット回線ってめちゃくちゃ速いですよね。
だからこそ、ちょっと低速回線になるとめちゃくちゃ遅く感じる。
例えるなら、これだと私は感じました。
10年前や15年前の当たり前だった頃の回線スピード。
実際にそのスピードで今ネットやったら不便って言いたい人は多いと思いますよw
でも、その当時はそれが当たり前だったわけですし、当時を思い出す。
そういえば、そういう時代もあったよな~って笑って楽しめる。
このような人はほんと理不尽への耐性は高いんじゃないでしょうか。
【「理不尽」が多い人ほど、強くなる。】
・まとめ
【新刊】理不尽を楽しむ 中谷彰宏の理不尽が多い人ほど強くなるでした。
理不尽を理不尽と感じるも感じないも本人次第。
本書は著者の中谷彰宏さんの例えが的確でわかりやすい。
だからこそ、些細なことで理不尽を感じすぎている。
これくらいで理不尽と思うのは改めようと思える書籍でした。