・おまえは何様だよ!
言葉の力。
その1つにブーメランってあると思うんですよ。
どういうことか。
簡単に言うと発言者の発言が本人に返ってきている。
自分のことを自分で自己紹介しているパターンです。
本人には自覚が無いんですよ。
だから、「ブーメラン」というわけです。
誰かに言うときはそれはブーメランになっていないか。
自分に突き刺さっていないかを考えるのもいいことだと思います。
そして、ブーメランの後に問いかけたいのはこの発言です。
・あなた何様?
このように言われたらいろいろあると思います。
どうとも思わない人。
むしろ、アハハと笑い飛ばす人。
そして、ムカッとして「おまえこそ何様だよ!」と言い返す人。
本書はとてもユーモアがある書籍です。
この「あなた何様?」という書名もそのような要素があります。
書名:あなた何様?
著者:ナリ
出版社:サンマーク出版
出版年:2018年5月11日
ページ数:238ページ
著者のナリさん。
ナリ心理学。
アメーバブログの人気ブログみたいです。
私はナリさんのことを存じていませんでした。
本書は自己啓発系と思ったらスピリチュアルの話題も多岐に取り扱っています。
とは言え、スピリチュアルを否定ではないですけど、考え方をもう少し改めよう。
そうではないよというのを親切に教えてくれている書籍と言ってもいいです。
そこのところも掻い摘んで紹介していこうと思います。
・3万人の心配事をラクにしてきたナリさんの新刊
序章:あなた何様?
第1章:「なぜ私はうまくいかない?」に答えます
第2章:あの呪いを解くところから始めよう
第3章:心配事を消すナリ心理学
第4章:お金の不安が消えていく
あとがきなり~
(P.25-26) この本では「ただの石ころ」が「ダイヤモンド」だったと気づくための方法をお伝えしていきます。まずは、自分を「ただの石ころ」と思いつつ、必死で人生を好転させようともがく人が陥りがちな「ただの石ころあるある」から、ご紹介していきましょうか。それでは「ナリ本」のはじまりナリ~(お約束)。
本書の目次です。
先ほども書きました通りで私はナリさんを知りませんでした。
本書を読んでおもしろい考え方をしている。
一歩踏み込んで事象を解説されている。
そのような印象を受けてよかったです。
(P.39) 「私って毎日幸せやん♪」という前提で生きると、その前提を証明するための証拠が集まってきます。よく欲しいものがあったら紙に書け、なんていうのがあるけれど、それも同じ理屈です。「ベンツを買う」と紙に書けば、それが前提となって、ベンツばかりが目に映るようになる。走っている台数はたぶんそれまでと変わっていないはずなのに、具体的に自分の「前提」となると、自然とそれにフォーカスしてしまうんです。
これは別に引き寄せの法則でもなんでもないです。
著書もたくさん出版されている苫米地英人さんも言っていました。
脳科学的に「RAS」と言うそうです。
誰しもこういう経験ってあると思うんですよ。
自分がそのようになったらやたらとそれが目立つ。
引用はベンツですけど、どんな物や出来事でもあると思います。
だからこそ、なりたい自分があるならそこに常にフォーカスするのもいいですね。
(P.47) 自己否定をしていることに気づいた人の中には、心のことを学びはじめる人も多いことでしょう。心のことを学ぶと「まずは自分を大切にしよう」「まず自分を愛そう」ということを知るわけです。自己肯定感が低く、我慢ばかりしてきた人が、「自分を大切にして幸せになろう」と決意して、これまでできなかった「自分の意見を伝える」「我慢をやめる」をしはじめると、人生は好転しはじめます。ナリ心理学では、これを「自己否定ゾーン」から「ジュエリーゾーン」への移行と呼んでいます。
まさしく私が通ってきた道。
むしろ、通っている道ですw
自己否定ゾーンからジュエリーゾーンに移行しているわけですね。
この後の引用が私は「なるほど!」と思えました。
(P.50) たとえば、ジュエリーゾーンの人が「なめんなよ、このやろう」と言うところでは、ダイヤモンドゾーンの人は「別になめられても何も起きないし、それよりお寿司食べよ」ってな感じです。ジュエリーゾーンの人が「バカにするな!」と言うところでは、ダイヤモンドゾーンの人は「バカにされてもなー。ま、それより、ポテチたーべよ」ってな感じ。自分を大切にするのは、ゴールではなく通過点。本当のゴールは、自分は大事な存在だというのが当たり前の状態で、「人生を大切にすること」。今、ジュエリーゾーンまっただなかにいる人は、まず自分を大切に。
ジュエリーゾーンの後があるそうです。
それが「ダイヤモンドゾーン」です。
石ころがジュエリーになりダイヤモンドになりですね。
私はこちらの引用は読んで今の自分を振り返りました。
まだまだ「ジュエリーゾーン」寄りですね。
ダイヤモンドゾーンのような考え方は日によりけりですw
ついつい、現状などの状況にまだまだ左右されています。
ダイヤモンドゾーンを目指したいと思いました。
(P.55) 「引き寄せられていない」と悩んだり、嫌なことが起きているのに「これも、最善なんだ!」と無理やりポジティブに引き寄せているかのようにブログを更新するくらいなら、いっそのこと「引き寄せなくても、私は最高に幸せ」になることのほうが大事だと思います。おすすめしたいのは、「引き寄せても、引き寄せなくても、毎日が楽しい。どちらにしても、私は最高に素敵。は~。幸せ。さて、しゃぶしゃぶでも食べ行こっと」 そのくらいのラクな心待ちです。
引き寄せの法則ブログ増えましたよね。
人気ブログになり出版されている。
特に「アメーバブログ」系のブログが多いと思います。
こちらは私も引き寄せの法則や潜在意識の勉強。
ネット上のまとめも読んだりしているのでわかります。
というよりも、私自身が「バランサー」なんですよね。
スピリチュアルも科学的なことも両方が大切。
一極集中よりもいいとこ取りをしておきたいタイプです。
どちらにしても最高だからどちらでもいいよという境地なのでオッケーですw
(P.189) あなたの人生の中でこれまでに実際に起きた大変なできことを振り返ってみてください。起きた当時は大丈夫ではなかったかもしれないけど、今この時点でも「大丈夫ではない」ということって、ほとんどないはずです。今のあなたが、どれだけ不安にさいなまれていたとしても、実際に何かが起きている渦中だとしても、未来のあなたから見れば「ほら、大丈夫だった」でしかありません。
起きた当時は大丈夫じゃない。
でも、5年後、10年後に振り返ったら大したことがない。
生きていれば、誰しもが経験がある境地ですね。
私のここ数年の境地は「どうせ死なないし」です。
どんなダルいことや辛いことが起きても「どうせ死なない」。
そのうち良くなるだろう、どうせ良くなるだろうという余裕が少し出来ました。
あくまで、「少し」なので落ちているときは落ちていますけどねw
でも、柔軟性がある考え方を出来るようになったのは色んな書籍のおかげです。
本書も目からウロコの考え方が多くて新しく取り入れたいと思いました。
【あなた何様?】
・まとめ
【新刊】ムカッとした人は要注意 ナリのあなた何様?でした。
冒頭にも書きましたけど、私はナリさんを知りませんでした。
本書を出版するような人です。
私は本を読んで気になった人はチェックしてみる。
ブログやTwitterなどもアクセスしてみるタイプです。
ナリさんも少し追っかけてみようと思える人でした。