・ダイヤモンド社から出版の尾原和啓の本はすごい!
当ブログで何回も書いています。
ダイヤモンド社から出版されている書籍。
いつもいつもクオリティが高い。
そして、時代を先取りしている書籍も多いんですよね。
時代を先取りというよりもこれからのトレンドになること。
こちらの言い方が正しいかもしれません。
私は毎日のようにかなりの書籍を読んでいます。
大体は似たり寄ったりが多いです。
「この本はあの本でも言っていた」系です。
自己啓発書でそれがあると何というかの気分になります。
なぜなら、著者の実体験が乏しいと感じてしまうからです。
著者がどうこうしてこうなったと伝わると多少は違います。
同じ体験なのにこういうことかと実感できるじゃないですか。
でもそういうことも無いような書籍って多いんですよね…。
ここは伏線なんですけど、今回の書籍はまったく違いました。
あくまで、「私の目線」ということはご了承ください。
いろいろ情報収集している私でも「目からうろこ」でした。
著者の尾原和啓さんマジですごいです。
その視点は無かった!
その考え方は無かった!
このようなことがたくさん登場する新刊でした。
書名:どこでも誰とでも働ける 12の会社で学んだ“これから"の仕事と転職のルール
著者:尾原和啓
出版社:ダイヤモンド社
出版年:2018年4月19日
ページ数:232ページ
Google、マッキンゼー、リクルート、楽天、ドコモ…などなど。
名高い企業ばかりが並ぶラインナップです。
こういう企業でハシゴして働いているだけでも特別ですよね。
大手企業でもそれぞれが違うのは当たり前です。
そのエッセンスを吸収しているわけですから。
そのエッセンスを惜しげなく教えてくれるのが本書になります。
・これからの時代に通用する働き方がわかります!
はじめに
第1章:どこでも誰とでも働ける仕事術
第2章:人生100年時代の転職哲学
第3章:AI時代に通用する働き方のヒント
(P.3)「どこでも誰とでも働ける」ことを目指すのは決して「理想論」ではなく、激動する時代をサバイブするための、もっとも「現実的」な方法なのだ、というのが本書の大きなメッセージです。
本書の目次です。
「理想論」ではなく「現実的な方法」という部分。
私もそう思いますし、だからこそ本書を手に取りました。
当ブログでも何度も書いています。
私の理想的な生き方は「ホテル暮らし」なんですよね。
全国のホテルを転々としてそれでいて仕事をこなしている。
まさしく、どこでも誰とでもです。
それにパソコン1つでいつでも働ける状況を理想としています。
(P.21) ぼくは、「ギブ&テイク」ではなく、さらに一歩進めて、「ギブギブギブギブギブ&ギブ」でちょうどいいと思っています。見返りを求めることなく、自分のもっているスキルを惜しげもなく提供することで、新しい経験を仕入れることができるからです。新しく仕入れた経験からさらに別の価値を提供して、次の経験につなげていく。ギブし続ければ、どんどん自分のスキルや経験値が上がります。自分からギブすることは、いつの時代も最強の戦略であり続けるでしょう。
ギブアンドテイクが大切。
この手の話しはよく聞きます。
そして、そこから発展した「ギブアンドギブ」です。
こちらも「テイク」を期待しないでギブしようもよく聞きます。
著者の尾原和啓さんはそうではありません。
「ギブギブギブギブギブ&ギブがちょうどいい」
ギブしか無いじゃないですかw
この考え方は斬新ですし見習いたいと思いました。
そもそも、「テイク」を意識するのは「ゆらぎ」になりますからね。
どういうことかと言うと、「打算的」になる部分があると思います。
そうではなく、気持ちよくギブするのが当たり前と思える意識。
そちらが習慣的思考になったほうが人生が楽しそうと思えました。
(P.27) 自分のもつ知識をオープンにすると、「旗を立てる」という効果もあります。要するに、最初にそれを言った人というふうに、まわりの人が認知してくれる。最初に言ったということ自体がブランドだし、旗を立てたところには、それに関心がある人たちや情報がどんどん集まってきます。
「最初にそれを言った人」という部分。
当ブログの不思議の国のアラモード。
2014年12月31日からブログ運営開始しました。
そこから1日も休まずに今日でブログ継続日数1646日目です。
それだけブログを書いていると他の人とネタが被ることがよくあります。
多分、5回どころか10回以上はあると思うんですよ。
それでいて、私の方よりその相手の方がよく拡散されている。
ブログ投稿時間(あくまで投稿時間です)は私の方が断然早い。
だけど、相手の人が人気の記事になっているのは少し悔しい部分があります。
でも、私に限らずにブログを書いている人で経験したことがある。
そのような人は絶対にいると思うんですよ。
これは私なりに言うと「着眼点」は良かった。
でも、「見せ方」や「構成」や「その人の今まで」は負けなんですよね。
「同じネタ」と言っても十人十色なんです。
だから、「潔く負けを認めた」ほうがいいんですよね。
同じネタがぶつかったときに勝つブロガーになりたいと最近は思っています。
(P.36) その本からどんな情報を得たいか。ゴールがはっきりしないときは、先に目次に目を通します。その中には、自分が引っかかる注目ポイントがいくつかあるでしょうから(まったくなければ、その本を読む必要はないかもしれません)、それを強く意識して、本文をパラパラ見ていきます。最近のビジネス書は、ありがたいことに重要なところは太字になっていたり、まとめがついていたりするので、そうしたことも意識しておくと、読む時間はかなり短縮できるはずです。
私もたくさんの本を読んでいると読まなくて良いのでは?
読んでいてこれは必要ないかも?
そのように思う経験は今まで多くあります。
そのようなときはこちらの引用の視点のようなことも試していることが多いです。
私は本というのは1つでも吸収できたら儲けものだと思います。
9割ダメな書籍でも1割。いや、1文が良く人生が変わったら儲けものじゃないですか。
私は全部が全部キッチリとと言うよりはそのスタンスで本を読んでいます。
ただ、本との付き合いは基本的に「最初から最後まで読むスタンス」なんですけどね。
(P.81) 人を信じることから入る性善説と、人を疑うことから入る性悪説。人を疑う時間とコストを考えると、はじめから相手を信じてしまったほうが、圧倒的に速くアウトプットを出すことができます。スピードが命のグーグルでは、人を疑うことさえコストととらえられています。相手の言っていることをいちいち疑って、確認を取っていたら、時間とコストがかかってしまって、スピーディーな仕事はできません。だから、相手がグーグルの価値観を共有している限り、その人を信じることが前提となっています。これをぼくは「ハイパー性善説」と呼んでいます。
こちらの引用の考え方は私は無かったです。
性悪説は「時間の無駄」という考え方。
著者の尾原和啓さんが言うこちらの考え方。
「ハイパー性善説」ってめちゃくちゃ良いと思います。
むしろ、これからの時代はこちらがスタンダードになる。
ハイパー性善説がスタンダードになるともっと生きやすいんじゃないでしょうか。
(P.177) ここまでの品ぞろえは、効率を重視するアマゾンではできません。また、アマゾンは楽天の店長のように、何がいいワインかということも教えてくれません。要するに楽天は、効率化の先にはない、「過剰」と「嗜好性」の世界のプラットフォームとして、ナンバーワンの会社なのです。
Amazon(アマゾン)と楽天の違い。
あまり意識しないと思うんですよ。
正直、私もあまり意識していませんでした。
意識しているのは「値段」という人。
後は「楽天ポイント」がつくつかないもありますね。
大体はそういう部分で判断している人が多いと思います。
そこから一歩踏み混んだのがこちらの引用です。
こちらの引用部分だけでなくここからの前後の数ページ。
Amazonと楽天の違いが理解できるという意味で目からうろこでした。
【どこでも誰とでも働ける 12の会社で学んだ“これから"の仕事と転職のルール】
・まとめ
【新刊】今の時代に読まなきゃ損の超良書 どこでも誰とでも働けるでした。
さすが、ダイヤモンド社から出版された本だと思います。
それに著者の尾原和啓さんの考え方がとても良かったです。
私には無い「着眼点」を学べてそちらもすごく参考になりました。
これからの時代を生きていく上で読んでおくと良いと思える書籍でしたよ。