・私の大好きな文章術の書籍
文章術の書籍もタイプがあります。
ビジネスメールや冠婚葬祭。
丁寧な文章を書けるようにする書籍。
そして、今の時代に適応したタイプの書籍。
所謂、お硬い文章なんて必要ないタイプです。
紙で文章を書く機会が減ったと言われています。
とは言え、今の時代以上に文章を書いている時代。
毎日のようにみんなが文章を書いている時代も無いと思います。
何故かと言うとまず「メール」がありますからね。
メールに限らずLINEで毎日やり取りしている。
私のようにブログを毎日書いている。
掲示板サイトに書き込みしている人もいるでしょう。
とにもかくにもネットで文章を書く機会は絶対にあります。
そう考えると文章術ってみんな必要なスキルだと思うんですよ。
そこで最初に話したような文章術。
お硬い文章は必要ないと思います。
というよりも、そちらを学ぶと苦手意識が出ると思います。
もちろん、「場をわきまえて文章を書く」のは必要です。
ビジネスメールや冠婚葬祭でくだけすぎた文章はよくないです。
でも、日常の文章ってほとんどそっちじゃないじゃないですか。
だからこそ、このような書籍を読むと日頃の文章を書く上で武器になりますよ。
書名:10倍速く書ける 超スピード文章術
著者:上阪徹
出版社:ダイヤモンド社
出版年:2017年8月24日
ページ数:256ページ
1日300文字の遅筆家。
それを5日で本1冊ペースに変えた全技術。
こちらは著者の上阪徹さんのことを言っています。
文章術は人それぞれ好みがあると思います。
私はまずいろいろ読んでみてと言いたいです。
その後にこのスタイルは合うと思うことを試すのがいいと思います。
私は本書の上阪徹さんのスタイルがめちゃくちゃ合っています。
というよりも、私がネットで文章を書く上で昔から試していること。
その試していることを上阪徹さんがブラッシュアップしてくれました。
ここをこういう風にすればと言う気づきをいただけた1冊でもあります。
・文章を書く機会が多い今だからこそ読む価値アリすぎ
はじめに:速く書ければ、仕事は速くなる
序章:なぜ文章を書くのに時間がかかってしまうのか?
第1章:10倍速く書ける「素材文章術」
第2章:正しい素材を集める2つのルール
第3章:素材をひたすら集める
第4章:素材を読みやすい順番に組み立てる
第5章:一気に書き上げる
第6章:読みやすく整える
実践編:ケース別、速筆術
おわりに
(P.1) 「文章が苦手。書いている時間が辛い。メールも企画書もできれば書きたくない」
「最初の1行を書き出すまでに、ものすごく時間がかかる」
「文章がうまく伝わらない。しゃべって伝えることはできるのに」
「書き直しを何度も命じられて、いつまで経っても書き終わらない」
「数千字のテーマは、文字が埋まらなくて苦痛だ」
本書は、文章を書く人のそうした悩みを、すべて解決するための本です。
本書の目次です。
文章を書く機会は本当にたくさんあります。
作文用紙の前やネットなら画面の前でフリーズ。
手が動かなくなりウンウン唸ってしまう経験。
誰しもがあるんじゃないでしょうか。
それを解決してくれるのが本書になります。
文章に苦手意識がある人こそオススメの1冊とも言えると思います。
(P.20) 私は20年以上にわたって「書く仕事」で食べていますが、「起承転結」を意識したことは一度もありません。誇れることではありませんが、「、」や「。」を打つ位置について勉強したこともなければ、いわゆる「文章の書き方」のような本を読んだこともありません。なぜなら、そういう息苦しいルールが原因で、文章に苦手意識が生まれたからです。
文章への苦手意識について。
私もそういう苦手意識ってありました。
ブログを毎日書き続けているので意外と思う人もいるかもしれません。
でも、ネットで文章を書いている人で作文や読書感想文が苦手だった。
そのような人も多いので文章への苦手意識って持っている人が多いんしょうね。
どうしてそうなるのかと言うと、こちらの引用が大きいと思います。
「息苦しいルールが原因」という部分。
学校で習う文章ってそうじゃないでしょうか。
そこで苦手意識が生まれてしまうのはあると思います。
ルールに縛られないで書くことって基本的に楽しいです。
だから私は「息苦しくなる文章術の本」って読むのを控えています。
文章術の書籍って多くのタイプがあるので読んで息苦しくなる。
自分に合わないと思ったら別の著者の方法を試すのがいいですよ。
文章は楽しく書けるのに自分を息苦しくさせる必要ってないですからね。
もちろん、最初にも書いた通りでビジネスや冠婚葬祭で必要な文章。
場をわきまえてというのは前提にありますが。
(P.38-39) 素材があれば、少なくとも「何を書けばいいかわからない」という悩みは消えます。私が特別なのではありません。「文章を速く書ける人」がやっているのは、要するにそういうことだと思っています。素材を見つける大切さを知っているのです。文章を書くことが決まった瞬間から、常にアンテナを立てている。そしてどんどん素材を集める。そうすれば、書く前に、書く内容が準備されている状態になる。だから書くことに困らず、速く書けるのです。
用紙やパソコン画面の前などでフリーズするならこの方法。
素材を集めてから書きましょうという話しです。
というよりも、素材があれば文章は書けるという話し。
本書にも書いてありますけど、何もない状態からスラスラ書けるタイプ。
こういう人って天才肌の人が多いのですぐ真似して実践はできません。
それよりも、書く準備をしっかりしてから書く作業に移す。
この工程が非常に大切なことです。
私もブログを毎日書くのは決定事項です。
常にアンテナを立てて今日のブログ記事をどうするかは考えています。
(P.66) 毎日送るメールも、「お礼のメール」か「提案」か「謝罪」かで、内容は異なります。つまり、「その文章を読んだ読者に、何を感じてもらいたいのか?」というところまで決めることで初めて、正しい素材を集められるのです。これは「文章の読後感を決める」と言っていいでしょう。
お礼のメール、謝罪のメール、提案のメール。
送るメールも内容次第で文章が変わるのは言われてみるとそうですよね。
謝罪のメールなのに提案のメールになることはよっぽど無いと思います。
でもネットで書きなぐる文章って忘れがちになる部分です。
書いていると乗ってきて自分の主観が強くなりがちですから。
読んだ読者に向けてというのは私も肝に銘じたい部分の1つでもあります。
(P.90) 文章を書く仕事をする上では、「目的と読者を決める」ということが、私には絶対に欠かせない行程です。特に、初めてご一緒する雑誌やWebサイトとの仕事は、納得できるまで、しっかりと聞くことを意識しています。これは、みなさんも同じです。目的と読者を決めずに文章を書き始めることは、ピント外れで誰にも届かない文章を書いてしまう危険と、常に隣り合わせなのです。
本書は著者の上阪徹さんのエピソード。
週刊現代で福山雅治さんへのインタビューを依頼されたときのことが書かれています。
読者を元気づけることを命題に週刊現代から依頼されたそうです。
週刊現代の読者層は60代。
60代を元気づける感じでいいですかと編集者さんに質問したそうです。
そうしたら、編集者さんから若い読者さんを獲得するためと聞かされたそうです。
そこで、ターゲット層を福山雅治さんと同じ40代。
40代の新規読者さんを獲得するインタビューにしたそうです。
60代の今の読者へ向けてのインタビューなのか。
40代の新規読者を獲得するためのインタビューなのか。
まったく意味合いが変わってくるのもわかるんじゃないでしょうか。
こちらの引用を読んでピント外れにならないようにしっかり聞く。
抽象的ではなく具体的になるように意識するの大切だと感じました。
(P.111) 1つひとつの素材は、文章になっていません。むしろ、ほとんど「書き殴り」状態の、箇条書きです。でも、それでいいのです。ふと、ひらめいた素材を、思い出せるようになっていればいい。重要なのは思いついたら「その場で、すぐに」書き止めておくことです。素早く、短く、サッと書いておく。
私が上阪徹さんの文章術が好きな理由。
素材を集めて文章を書くスタイルが合うからです。
私は趣味で短編小説を書いていたことがあります。
そのときに大まかな短編小説のテーマを決めます。
そこが決まったらとにかく書き殴りでアイデアを出す。
出先のときはスマホでサッとメモしておく。
ほんと思いついたらすぐにメモを取るメモ魔でした。
そのバラバラの素材を削ぎ落としたり組み立てる。
それが終了したらひたすら書いていく作業。
文章を書き始めて短編小説を完成させることをしていました。
だから、素材集めをして書くスタイルが合うと感じています。
というよりも、ブログで書評を書くのだってそうなんですよね。
本を読みながらブログへの素材集めを意識して書き殴ってメモしておく。
そこに私が感じたことや読者さんに伝えたいことを肉付けしていく感じです。
【10倍速く書ける 超スピード文章術】
・まとめ
素材文章術こそ最強の技 10倍速く書ける超スピード文章術でした。
私にはピッタリの方法。
文章を書く上で私のバイブルと言える1冊を紹介しました。
本書のテクニックでまだまだ実践できていない部分も多々あります。
何度も読んで私のテクニックをブラッシュアップしていきたいです。