・モノを減らすことだけが片づけじゃない
片づけと言うとモノを減らすこと。
普通に考えたらそう思いますよね。
私もつい最近までそう思っていたタイプです。
でも、片付けってモノを減らすだけが片づけじゃないです。
モノを減らして不便になっている人もいます。
不便になっていたら片づけであって片づけじゃないです。
本末転倒と言えば本末転倒だと思います。
ただ、今までの価値観だとそうなるのも致し方ないと思います。
だって、片づけ=モノを減らすことですもんね。
そんな片づけの固定観念。
今までの概念を覆す著書を今回は紹介します。
片づけという言葉の意味を改めて考えさせられる著書。
読んでいて本当に良書だと思いました。
太鼓判を押せるメンタリストDaiGoさんの著書がこちらです。
書名:人生を思い通りに操る 片づけの心理法則
著者:メンタリストDaiGo
出版社:学研プラス
出版年:2017年11月22日
ページ数:240ページ
出版年が11月22日ということで書評する今日。
まだ発売されてから1ヵ月経っていません。
それでいて4万5千部を既に超えているベストセラー本です。
ちなみに11月22日は何の日かご存知でしょうか?
いい夫婦の日?
それも正解です。
正解ですが、私の語りたいことはこちらです。
実は、著者のメンタリストDaiGoさんの誕生日です。
誕生日に合わせて発売された著書だったりします。
書評に行く前に本の表紙についても1つあります。
今回の人生を思い通りに操る 片づけの心理法則。
メンタリストDaiGoさんのニコニコ生放送。
メンタリストDaiGoの「心理分析してみた!」で選ばれました。
3つの候補からDaiGoさんがどれがいい?ってユーザー投票しました。
そのうちの1つが今回の表紙になります。
書評に行く前の余談話が多いのはメンタリストDaiGoさんが大好きだからです。
DaiGoさんのニコニコ生放送はすべてチェックしていますからね。
書評に関してもやっぱり師匠と思っている人なのでいつも以上に気合いが入りますw
それでは、師走の時期なので大掃除をしている人も多いかもしれません。
そんな人にもオススメできる片づけ本であり片づけ本じゃない本の紹介です。
・モノ減らすだけはやめよう 人生を思い通りに操る片づけの心理法則
はじめに:片づけの心理法則で「人生の大逆転」が起こる
第1章:自由な時間が増える! 片づけの基本・3原則
第2章:心理的片づけで得られる5つのメリット
第3章:迷わずに捨てる! モノが勝手に減っていく7つの質問
第4章:これで二度と散らからない! 毎日の片づけ習慣7
第5章:エリア別・片づけの鉄則5
第6章:スケジュールの片づけ 時間を活用する7つのテクニック
第7章:迷わない人生を生き、人生を最大化する8週間プログラム
おわりに:何もない場所で感じ、考え、楽しむことの大切さ
(P.3-4) 本書は、部屋がきれいになることをゴールにした本ではありません。片づけることによって、人生を最大化し、幸福を手に入れるための本です。この目的からすると、片づけに多大な労力を取られるのは本末転倒です。したがって、一度片づけたら、二度と元に戻らない片づけの技法を伝授します。すべてのノウハウに心理学や脳科学をはじめとする科学的根拠があることは、これまでの私の本と同様です。
人生を思い通りに操る 片づけの心理法則の目次です。
心理学や脳科学を始めとした科学的根拠があること。
メンタリストDaiGoさんの著書ではお馴染みのフレーズです。
論文などで科学的根拠があることが提示されています。
片づけであり片づけではない。
最近流行りのミニマリストを否定しているわけではございません。
ただ、ミニマリストさんへのアンチテーゼを含んでいる部分もある著書です。
(P.23) やたらと大量の英語教材を買い込んでしまったけれど、全然活用できないという人は、とりあえずマスターしたい3つの教材に絞って、あとは売ってしまえばいいわけです。いろいろな行動に3択の原則をあてはめて選択肢を絞っていくことで、選択に迷う時間を最小化していくことができるのです。
あるあるの人もいるんじゃないでしょうか。
とにかく数を数をと思うとそうなりますよね。
情報収集に際限が無くなったりするのもそうですね。
そういういろいろな行動を3択にあてはめる。
3つに絞ることによって選択に迷う時間を最小化する。
より早く集中して進めることを説いています。
(P.31) 私は「ニコニコ生放送」で心理学をベースにさまざまなノウハウの動画配信をしていますが、最近はiPhoneのカメラを使っています。以前は配信をするたびにパソコンを起動して、カメラを取りつけて、マイクを接続して、という準備が必要だったのが、iPhoneを取り出すだけで配信できるようになりました。すると、圧倒的に配信がしやすくなり、いつでもどこでも気軽に配信できるようになりました。
メンタリストDaiGoさんの生放送。
生放送を見るのが大好きです。
最近は無料部分も多くなっています。
無料から有料へが基本線です。
ただ、これが無料!?って思える部分まで話しちゃいます。
そういう意味でメンタリストDaiGoさんのニコニコ生放送。
ぜひぜひ、見ていただきたい番組です。
このiPhoneのくだりについて一言いいます。
放送が始まる基準がスマートフォン放送というタグ。
こちらのタグが追加されると放送がそろそろ始まるのではというタイミングですw
(P.36) アフォーダンスを利用して、その環境に置かれた瞬間、何の行動を取ればいいのかということが一発でわかるようにしておくことで、とりかかりを最速化することができます。
たとえば、読破したい本があるのなら、机に座って「今日はどの本を読もうかな」と迷うような環境にしておいてはいけません。前日のうちに、読みたい本を机に置いておく。すると、机に座った瞬間に「この本を読むんだった」とわかる。これがアフォーダンスのデザインです。
メンタリストDaiGoさんの生放送で聞いて実践しています。
何でもかんでも片づけたらいいってわけではないんですよね。
こういう部分でも片づけ本であり片づけだけではないんですよね。
私もあえてそのままにしていることが多くあります。
たとえば、私は、はてなブログでブログを書いています。
はてなブログの管理画面は常にブラウザで開きっぱなしです。
これはいつでもブログを意識できる状態に置いています。
それが、継続日数1449日に繋がっていると言えば繋がっていると思います。
だから、ブログを書くのが続かない。
そんな人は管理画面をブクマしたり開きっぱなしにしておく。
こういうことを実践してみるのもいいかもしれませんよ。
(P.54) 本来の片づけとは、大事なモノ、持ち続けるモノを選ぶことです。必要なモノをまず選んでしまえば、それ以外は自動的に捨ててもいいモノということになります。つまり、捨てるべきモノを選ぶ技術などいらないのです。
そして、これから持ち続けるモノを選ぶということは、未来を選ぶことでもあり、人生を選ぶことでもあります。最初から、いらないモノに目を向けるのはやめましょう。むしろ、片づけを必要なモノに目を向ける練習の機会にするべきです。片づけによって、理想の人生、よりよい未来を選ぶことができるのです。
いらないモノに目を向けない。
むしろ、片づけを必要なものに目を向ける練習の機会にする。
こういう部分が今までの片づけ本と一線を画する部分です。
(P.61) 理想の一日を考えるときには、自分を楽しませながら考えなくてはいけません。思い描いたときに楽しくない理想では、実現する気にならないからです。さて、紙を3つに区切ったら、それぞれの枠で何をするかを書いていきます。理想の一日の中で、自分がどんな行動をするかを書き出していくのです。朝起きたら、まずコーヒーを入れて飲む。瞑想をする。散歩に行く。帰ってきたら英語の勉強をする……というように、理想の一日に含まれる行動を全部書き出しましょう。
朝起きたらコーヒーを入れて飲む。
瞑想して散歩する。
帰ってきたら英語の勉強はしてません。
英語の勉強以外は私のルーチンワークと言ってもいいことです。
ただ、それが理想の1日かどうかは別問題ですよね。
自分が描く理想を考える意味では書き出しておくことは大切だと思います。
(P.65) 何もないところからのイメージが苦手な人もいると思います。そんな方におすすめなおもしろい方法があります。これは、もともとは習慣的思考から逃れるために行われるエクササイズとして考えられた方法です。携帯のアラームを1時間に1回鳴るようにセットします。アラームが鳴るたびに、今、どこで、何をしているかをメモします。手帳を使ってもいいですし、携帯のグーグルカレンダーを使うのも便利です。このメモのポイントは、どこにいるのか、何をしているのか、に加えて、もう1項目を加えることです。「そのとき、別のことを考えていなかったか」を記入するのです。
グーグルカレンダーを活用する。
メンタリストDaiGoさんはグーグルカレンダーをめちゃくちゃ有効活用しています。
そういう意味では参考になる部分が多いです。
さすが、私の中で師匠と言えるポジションの人だと思います。
とにかく、メモ、メモ、メモで書き出す。
そこに習慣的思考から逃れるためにすること。
別のことを考えていなかったかを書くことを勧めています。
確かに書き出しておくことによって客観視出来ますよね。
ここは習慣を変えたい人にとってはすごく重要部分だと思います。
(P.80) スピードを上げるのではなく、やることを減らして集中すべきなのです。たとえば、忙しいビジネスパーソンを中心に、速読を身につけたいという強いニーズがあります。ここで私の考える"最高の速読"とは、読まない速読です。本の最初から最後まで、愚直に目を通してはいけません。まずは読む価値のある本か、ない本かを即座に判断し、読むべき本に時間を集中して使えるようになることです。どうでもいい本を自分の周囲から追放し、本当に自分に必要な本を、ゆとりを持って読むことが必要なのです。
何のために速読するのか。
速読という言葉だけに飛びついてはいけません。
私も最近は読むべき本と読まなくていい本の見分けがだいぶつくようになりました。
まえがき、あとがき、著者プロフィール、目次をよく見るです。
古典的と言えば古典的な方法だと思います。
でも、本を何1000冊と読んでいるとこれだけでだいぶ変わります。
この部分に労力をそそぐだけで時間短縮にかなりなります。
自分に必要な本をゆとりを持って読むことができる。
そういう意味でも理にかなっていると思います。
(P.109-110) 何かを買いたくなったら、「お金が無限にあったら、本当にこれを買うか? もっといいモノを買うのではないか? 」と自分に質問してみましょう。この質問をすると、中途半端なモノを買うことが劇的に減ります。
(中略)
このことからわかるのは、人はお金があるからたくさんモノを買うのではない、ということです。お金があって「いつでも買える」と思うと、心に余裕が生まれて人はモノをそれほど買わないのです。お金が少ないからこそ、人は衝動的に安いモノをたくさん買ってしまうのです。
大富豪になったと考える。
私も100円ショップのものをついつい衝動買いすることはあります。
そこを大富豪になったと思ってこの質問します。
そうすると買わないなって思い直しますね。
そういう意味でこの質問の効果は抜群だと思います。
今すぐに実践できることですし迷ったときにこの質問。
「お金が無限にあったら、本当にこれを買うか? もっといいモノを買うのではないか? 」
この質問を頭の中に常に置いておきたいですね。
(P.119) 大事なのは、なんとなくお金や時間を使うのではなく、自分にとって大切なことにリソースを投入すること。そのための、ほしいモノ変換思考なのです。自分なりの「ほしいモノ変換」のパターンを見つけられると、余計なことをしなくなりますし、節約のためのつらい我慢もなくなります。より価値の高いお金や時間の使い方を自然に選択できるようになっていくのです。
節約のための我慢をしないこと。
飲み会を全部が全部キャンセルしなくていいんです。
その飲み会を本人が楽しいかどうか思えることが大切です。
時間を惰性的に使用している飲み会。
交友を深めたり情報交換したり有意義な飲み会。
日常生活に置いていろんな時間が存在しています。
この飲み会の例をとってもパターンがあります。
1番大事なことは本人が大切なことに時間を使えているかということ。
その時間はあなたの人生をよりよくする時間ですか?
こういう時間的な考えはしっかりと意識しておきたいですね。
(P.173) 私も、書斎のデスクで仕事をしていて映画が観たくなることがあります。けれども、その場でパソコンから動画サービスにアクセスして映画を観たりはしません。必ずパソコンを持ってリビングに行き、そこで映画を観ます。こうすることによって、デスクに向かったときは仕事や読書をする、そこで映画を観るなんて思いもよらない、という状態を保つわけです。
集中できる環境に整えた。
道具も効果がある商品や人気商品を揃えた。
それだけではダメです。
1番は本人の意識です。
せっかく素晴らしい環境を整えてもムダになってしまいます。
でも、回避する方法は簡単なので安心です。
ムダにしない方法は簡単です。
集中できる環境はとにかく集中するときのみに使用する。
ある意味でゾーンになりますしこれは効果抜群ですよ。
間違っても手軽に昼食を取ろうとカップ麺を食べる。
休憩にお菓子をボリボリ食べながらキーボードを叩く。
そのようなことはしないようにしましょう。
本書のことで言えば、遊び用のタブレット端末を持つ。
このタブレット端末は遊び専用で使用する。
そういう使い方をするのもやっぱり有りなんだと思いました。
最初にも述べた通りでモノを減らすだけが片づけではありません。
片づけることによって人生を最大化し幸福を手に入れるためを意識したいですね。
【人生を思い通りに操る 片づけの心理法則】
・まとめ
人生を思い通りに操る 片づけの心理法則。
メンタリストDaiGoの著書を読んだ読書感想文でした。
「片づけ」という言葉の概念が変わる。
大げさでもなくそのような著書でした。
ただ単にモノを減らせばいいってわけではない。
何のためにモノを減らすのかを考える意味でもすごくタメになると思います。
今の時期だと師走で大掃除をしようと思っている人も多いでしょう。
大掃除の前にまずは読んでおいて損はない著書だと思いますよ。