・軽率な買い物を減らす視点が満載
財布の紐が硬い人。
財布の紐が緩い人。
衝動買いしやすい人。
買い物と言う部分です。
人それぞれの個性が出るんじゃないでしょうか。
普段は買い物上手な人でもです。
後から後悔した買い物ってあるかもしれません。
生きている上で大なり小なり避けられないこと。
生活のなかにある買い物だと思います。
少しでも買い物上手になれる視点。
本書から勉強していきましょう。
書名:9割の買い物は不要である 行動経済学でわかる「得する人・損する人」
著者:橋本之克
出版社:秀和システム
出版年:2021年9月3日
ページ数:256ページ
まとめ買いは本当にお得なのか?
サブスクは大損しやすい?
「返品無料」は無料じゃない?
世界TOPの頭脳が認めた損を避ける技術。
損を避けるというところがいいですよね。
私も襟を正したいと思えることが多く見つかりました。
・本書はよりよい買い物の本
(P.7) 本書では、行動経済学の理論をわかりやすく紹介しています。人間心理の弱点を丁寧に解説し、悪い買い方や、いい買い方を例示しました。極力、具体的に取るべき行動まで察しています。ぜひ、暮らしの中で実践してみてください。この本を通じて、一人でも多くの人が、いい買い物をしていただけることを、心から祈っています。
【目次】
はじめに
第1章:ネットの買い物で失敗しないコツとは? ~便利そうで意外と不便? リアルより得するおススメの買い方
第2章:「損したくない」という人ほど損している ~「損した」と思うと、その2倍は「得した」気分が必要になる
第3章:買い物での選択で間違えないポイント ~「どうしようかな?」と迷ったときに頼れるエビデンス
第4章:絶対に後悔したくない「大きい買い物」 ~家、保険、ギャンブル……大金が動くときに使える知識
おわりに
参考資料・書籍
本書の概要と目次でございます。
目次の項目からしても気になりますね。
日常生活においても買い物は避けられない。
少しでも損失を回避したいのは人間心理としてあります。
私も目からうろこと思えた視点が満載でした。
(P.24) 買い物をする際に、膨大な情報をすべて網羅して判断することは無理ですから、そもそも情報収集時点でかたよりが生まれる可能性はあります。その状況はコントロールできません。しかし、情報の取捨選択時に確証バイアスを避けることは可能です。その影響を無意識のうちに受ける可能性を、自分で認識しておけばいいのです。
世の中には色んな手法がございます。
そして人間として生きていたらバイアスは避けられない。
このバイアスを避けることはできません。
だからこそ認識をすることが大事になってきます。
私も心理学やマーケティングの本を読む。
これって本に書いてあったあの効果でやっている。
これって本に書いてあった○○バイアスに影響を受けそう。
そういう風に自分の気づきになることも増えました。
(P.92) 「払い放題」は、買い手のみならず、売り手にもデメリットを与える可能性があるということです。もちろん、買い手が退会し忘れてムダな会費を払ったならば、それは買い手の注意不足によるものです。しかし、売り手がそれを防ぐことは不可能ではないはずです。むしろ、それを放置することは、長期的なデメリットにつながる可能性があります。買い手の「払い放題」によって、売り手が「利益獲得し放題」となる構造は、よい売り買いとは言えません。ひいては、サブスクの普及や発展を阻害しかねない危険さえはらんでいるのです。
皆様はサブスクの経験どうでしょうか?
私は現代はサブスクは登録していません。
過去にはいくつか登録していたことがあります。
ただ、無料期間が終了でしっかり解除しました。
そういうわけで引用部分は語れます。
退会フォームは分かりにくい会社は多いです。
ネットでも○○は登録解除わかりにくい!と怒っている人。
自分だけでなく感じる人も多いんだなって思います。
これはサブスク以前からの問題だと感じます。
その昔は携帯電話に公式サイトというのがございました。
月額300円くらいでいろいろ使い放題になる系のサイトです。
これも一種のサブスクと言えばサブスクかもしれませんね。
この時代の登録解除フォームと言ったら本当に分かりにくい。
分かりやすいサイトが少ないからこそ解除しやすいサイト。
解除するときにいつも企業イメージアップしました(笑)。
それくらい真剣に売り買いって部分でユーザー目線で意識してほしいですね。
(P.101) 価格が安いと、ついたくさん買いたくなるものです。これを避けるための最大の注意点は、「損失回避」の心理が働いて「買わないと損」と感じる心理に注意することです。次に、買う物やタイミング、保管場所、購入後の使用などについて、十分に考えて判断しましょう。これらをきちんとできるなら、安く買えるのはもちろんいいことです。どうせ同じ商品を何度も買うなら、まとめ買いすればいいのです。その際は、賞味期限や、使用するまでのタイムラグを読む精度を上げることです。そうすれば、まとめ買いは「いい買い物」になるでしょう。
実家を思い出してしまいました。
賞味期限や使用するまでのタイムラグ。
うちの場合は良い買い物では無いですね。
分かりやすく月末を起点として話します。
ティッシュ4箱くらい。
トイレットペーパー18ロールが2個くらい。
毎月、多く余っていることが大半。
賞味期限は無いので確かに気にすることは無い。
置き場的に場所を取るくらいですからね。
ただ、そもそもの話になります。
歩いて5分くらいの距離にドラッグストアあるんですよね…(汗)。
買わないと損と感じる心理にこれはなっているんだろうなと分析しております。
(P.158-159) 買い手にとっての「ダメな買い物」は何でしょう。まずフレーミングに惑わされて、本当に得な選択がどれかわからない状況です。あるいは、保有効果とは何かも知らず、漫然とポイントを貯めている状況もよくありません。現在では売り手が、買い手の「無意識の心理」に仕掛けるケースは増えています。また、その手法も多様になり、洗練されてきました。したがって買い手も、心理に関して知らなければ、同じレベルに立つことができず、よい関係を結ぶことも難しいでしょう。「いい買い物」をしたいのであれば、知識を備えることは必要条件だと言えそうです。
著者である橋本之克さんが仰る通りになります。
昨今は企業側も色んな手段を仕掛けてきています。
例えば、そこら中にポイントサービスも当たり前にあります。
値引きなども手の込んだ値引きをしてくる場合もございます。
知っていて購入するのか。
知らずに踊らされて購入するのか。
ちゃんと自分で知っていて購入したいですよね。
そのためにも本書のような書籍を読む心理を知ることは大事です。
(P.167) 「いい買い物」をすることは容易ではありません。さまざまな条件が必要になります。最低限、選択肢をむやみに広げると、決定麻痺に陥る可能性があることは覚えておくべきでしょう。さらに買い物では、まず真剣に選択すべきかどうかの判断を、先におこなっておくことも大事です。もし重要でない買い物ならば、パターン化するなどによって決断のストレスを避けることも検討するべきです。
選択肢をむやみに広げる。
決定麻痺に陥る可能性がある。
実際に経験したことある人も多いでしょう。
私自身も決定麻痺になってしまったことはあります。
対象を絞っていく。
決断するときは選択肢は広げすぎない。
何よりも決定麻痺があると自覚しておく。
決断のストレスを減らしていきたいです。
【9割の買い物は不要である 行動経済学でわかる「得する人・損する人」】
・損を避けると言うことは得をする
【新刊】 損を避ける技術 橋本之克の9割の買い物は不要であるでした。
1つ1つの損に対して意識的になる。
損についての経験値を溜めていく。
徐々に不要な買い物をしないようにしていく。
それが将来の得に繋がっていくと感じました。