【新刊】 時には甘える 石川幹人の生物学的にしょうがない

・表紙からして本書は気になる1冊

 

 

最初に言いたいこと。

難しい部分は確かにあります。

 

とは言え、生きていたらです。

自分を否定してしまうようなことを言う。

自分を裁いて苦しめてしまうことを言う。

 

要は自分に厳しくなり過ぎる人も多いと思うんです。

自分に甘く他人に厳しくの人も確かにいらっしゃいます。

ただ、そういう人はあくまでも少数派だと私は思っています。

人間っていろいろ有り自分を責めて裁く人が多いと感じます。

だからこそ、本書の視点って良いなって思った部分あります。

 

 

 

生物学的に、しょうがない!

 

 

 

書名:生物学的に、しょうがない!

 

著者:石川幹人

 

出版社:サンマーク出版

 

出版年:2021年6月15日

 

ページ数:271ページ

 

 

 

相田みつをさんの有名な言葉。

だってにんげんだものですね。

人間の生物的に仕方ないと言う部分あります。

今日はゆるーく自分をゆるす感じで書評していきます。

 

諦めることで見える景色がある。

こういう新刊なので楽しく行きたいです。

そこを踏まえての私なりの書評していきます。

 

 

・どれを見極めるべきかを考える視点

 

 

(P.14-15) 本書では、生物学的にがんばってもしょうがない、代表的な51項目をご紹介していきます。諦めるために使ってもよし! 逆に、あなたにとってその項目が難なくできることなら、それは間違いなくあなたの武器であり、個性になりえます。「がんばってもしょうがないこと」と「がんばればどうにかなること」の分岐点で迷わないよう、本書はあなたの人生の地図となるはずです! それでは本編、スタート!

 

 

 

はじめに

 

第1章:人間だから、しょうがない!

 

第2章:ダラダラしたいの、しょうがない!

 

第3章:気にしちゃうの、しょうがない!

 

第4章:欲望がわくのは、しょうがない!

 

第5章:自分をよく見せたくなっちゃうの、しょうがない!

 

第6章:生きるのつらいの、しょうがない!

 

おわりに

 

 

本書の概要と目次になります。

 

「しょうがない!」

 

ここまで言われると自分をゆるしたくなります(笑)

だってにんげんだものと言う部分。

もっとゆるく自分を裁かず生きていく。

そういう意味でも本書の視点は参考になるかもしれません。

 

 

(P.44-45) 衝動買いは、未来よりも現在を大事にする近視眼的な姿勢の表れなのですが、じつはそのほうが経済にとってはよいのです。「将来何を買おうかな」と考えていると、その間はお金を使わず、お金の流れが止まります。すると、人々の分業体制が滞るのです。衝動買いで経済がよりよく回るので、社会としては「衝動買い=奨励される行為」となります。だから、「別の物を買ったほうがよかった」と思ったら、またがんばってお金を稼ぎましょう。

 

 

この視点は本当にいいですね。

優しい視点だと思っています。

ただ、筋はしっかり通っている意見だとも感じます。

 

最後に書かれていることもいいですね。

別の物を買ったほうがよかったと思ったらまたお金を稼ぐ。

ごもっともでございますの視点じゃないでしょうか(笑)

 

 

(P.105) 遺伝子として後悔するけど、社会としては後悔してもしょうがないのです。もう、後悔を気にせずにやり過ごすしかありませんね。「それでもやり過ごせない」という方も、それすらしょうがないのです。

 

 

禅問答みたいでおもしろいですね。

後悔することは本当に多い。

私も色んな本を読んで知見を入れる。

それでも後悔してしまいます。

 

その後悔すらも気にしない。

それでもやり過ごせない場合。

それすらしょうがない。

そう言われてしまうと心が軽くなります(笑)

 

 

(P.162-163) 決断ができないことを「優柔不断で決断力がない」などと批判する向きがありますが、失敗ばかりする決断ならば、しないほうがよいに決まっています。「占いなんて」と軽んじる人は、時には、占い師に相談するくらい慎重になってみるのがいいでしょう。アメリカの歴代大統領の一部には専属の占い師がいたと伝えられていますが、占い師もあながちバカにできない、確固とした職業なのです。

 

 

こちらは私的に思う部分。

理にかなうと思います。

何事も上手く行かない人。

 

決断したことで結果が出ない。

決断したことで空回りしてしまう。

 

逆説的に考えてみる。

そういう視点でも良いかなって思います。

こういうゆるく考えてみるのもときにはいいですね。

 

 

(P.198) ウソをつかないことよりも大切なのが、誠実な人づきあいです。たとえ、知ったかぶりをしても後からフォローし、どうにもならなくなったら、素直に「思わずウソをついてしまいました」と謝罪をする。それによって人間関係の修復をする。そうした覚悟を持って、知ったかぶりをするのが望ましい姿です。

 

 

本書で言う知ったかぶりとは違う視点。

ただ、知ったかぶりと似てるようなことです。

 

私のネット遍歴は長いです。

ブログやツイッターも2014年から運用しています。

つまり、過去のことをある程度は話せるわけです。

 

しかし、詳細に覚えているとは限らない。

これは本の内容を後からツイートするときもそうです。

数年前のことは記憶から落ちてしまうのが人間です。

 

「うろ覚えですが」

私は発信するときに言うことがあります。

間違っていても、うろ覚えだから許してねの予防線。

自分から予防線を張るタイプだったりします。

 

生物学的にしょうがない。

本書で言うところのしょうがないになります。

 

 

【生物学的に、しょうがない!】

 

 

・気楽に読み進めていきましょう

 

 

【新刊】 時には甘える 石川幹人の生物学的にしょうがないでした。

 

昨今は肩肘張り過ぎている人が多い世の中だと思います。

自分自身をもう少しゆるめていく。

もっと甘えるところは甘えてもいいと思います。

生物学的にしょうがないって視点は素敵だと感じます。