・多様な視点で物事を見れるようにする
当ブログの書評カテゴリー。
考え方・自己啓発・着眼点。
このジャンルの書評。
読んでいる本は多いです。
私の基本軸となる部分。
選り好みせずに取り入れる。
頭を空っぽにして読むことを意識します。
科学的根拠を重視している本を読む。
哲学やスピリチュアル的な考えに基づいた本を読む。
本の内容については否定せず咀嚼しながら読んでいます。
今回はどの哲学と宗教が役立つかという視点です。
書名:どの「哲学」と「宗教」が役に立つか
著者:島崎 晋
出版社:辰巳出版
出版社:2020年12月1日
ページ数:240ページ
あなたが抱える問題とは?
あなたの悩みに答える内容。
読む処方箋と言える内容に網羅されています。
それでは私が気になる箇所も含めて私なりの書評です。
・具体的な悩みに関する答えを哲学書や聖典を借りて引き出すように努めた
(P.3) 内容的には「恋愛」、「セックス」、「仕事」、「人間関係」、「成功」、「お金」などから、具体的な悩みに関する答えを、哲学書や聖典を借りて引き出すように努めた。本書が読者の悩みを解消するヒントになれば幸いである。
【目次】
はじめに
第1章:情欲に悩んだとき
第2章:人間関係に戸惑ったとき
第3章:逆境にあえいでいるとき
第4章:不安に苛まれたとき
第5章:欲望が抑えられないとき
第6章:金持ちがうらやましくて仕方ないとき
本書の概要と目次でございます。
人間が悩むことを哲学や宗教の視点で解決する。
その手助けをしてくれるのが本書です。
章立ても網羅されている内容かと思います。
なるべく幅広く章を見るように書評させていただきました。
(P.43) 相手のためを思うのなら、相手に考えさせるような質問をすべきとする考え自体はいつの世も、現在においても有効であろう。思考を放棄する人々が多くいる状況ではなおさらのことである。
最近のネットを見ていると特に思います。
マナー違反と思える人も増えている。
しかし、マナー違反をしている人は違反と思っていない。
なぜかと言うと考えずに行動だけしているから。
私はそのように最近は考えるようにしています。
マナー違反ですよと言う前に前段階がある。
思考を放棄している人に思考する機会を与えると言う部分。
考えさせるような質問をすることは大事だと昨今は感じています。
(P.101) 頭の中で考えるだけでなく、失敗や周囲から浮くことを恐れず実行に移せ。それができない者は怠け者と、ブッダは温厚なようでいて、なかなか手厳しい。逆にいえば、何もしないより、実行して失敗したほうがまだまし。失敗は恥じることでも、恐れることでもないということである。
変化の時代。
新しいことがどんどん出てくる時代。
だからこそ早く手を付けて経験する。
その経験が失敗に終わることもあるでしょう。
しかし、それは体験したという意味で失敗ではない。
知っていることは大きいと思います。
失敗は恥じることでも恐れることでも無い。
肝に銘じて恐れずに邁進していきたいです。
(P.139) 流れに身を任せるのも手ではあるが、状況が目まぐるしく変化する状況では、受け身に終始してもおられず、進んで選択しないことには、自分の立ち位置さえ把握できないときもある。争いごとは嫌いな人であろうと、否が応でも矢面に立たされ、腹をくくるしかないときが必ず訪れることを命じて置かねばならない。
私は基本的に平和主義者。
議論や討論はしません。
人それぞれの考え方がある。
この辺りをよく言っています。
しかし、引用視点で言うことは分かります。
ネットにいると矢面に立つことはあります。
そのときは腹をくくって自分も話します。
これはもう1つの視点もあるからです。
「威張っちゃいけない。舐められちゃいけない」
この人は舐めて掛かってきてる?
そのように思う人も中にはいらっしゃる。
こちらが何も言わないから軽く見てる。
そういうときは言うときは言いますよの意思表示もあります。
(P.159) 成り行きに身を任せ、臨機応変に対処せよというのだが、差偽や意図的なことをすべて排除するのは難しいから、初心者は無謀や無茶、誇大妄想を避けるところから始めよう。地に足ついた行動に徹していれば、不安で何も手につかないということは起きまい。
ここ数年で特に増えたと思うこと。
陰謀論者の人が増えている。
特にSNSで活動している人にです。
SNSで個人の声が強くなった悪い面。
負の側面も出ているんじゃないでしょうか。
大事なことは他人を気にせず地に足ついた行動に徹していく。
自分に集中して自分の地盤を作ることが大切です。
【どの「哲学」と「宗教」が役に立つか】
・哲学の視点や宗教の視点を取り入れる
【新刊】 読む処方箋 島崎晋のどの哲学と宗教が役に立つかでした。
本書は古今東西の哲学者や宗教家の名言。
そこからの現代風に著者さんが噛み砕いた解説書でもあります。
哲学などに触れて現代に応用する視点も大切と改めて思いました。