・「逃げる」選択肢も忘れない
本書の逃げる技術。
人間らしさを取り戻す技術とも言えます。
そもそも逃げたって別にいいんです。
必要以上に周りを気にして逃げられない。
縛られたまま生活しちゃっている人もいるんじゃないでしょうか。
そのような人に新しい道筋を開いてくれるのが本書。
ギリギリまで我慢する前に逃げるという選択肢。
その選択肢を取れる人の方が生きやすいと思います。
新刊である本書から学んでいきましょう。
書名:ギリギリまで我慢してしまうあなたへ 逃げる技術
著者:根本裕幸
出版社:徳間書店
出版年:2020年8月21日
ページ数:224ページ
あなたの取り巻く人生のすべて。
後先考えずやめていい。
とは言えいろいろ考えてしまうのが人間。
だからこそ本書のような視点を提供してくれるの有り難いです。
あなたの常識を変えてくれる1冊になるかもしれませんよ。
・逃げてもよくて全然それは恥ずかしいことではないとの気づきを
(P.11) 本書を通して「逃げてもいいんだ。全然それは恥ずかしいことではないんだ」と感じていただき、さらに「自分らしい生き方をするために今、何ができるだろうか?」を考えていただく機会にしていただけたらと思っています。
【目次】
プロローグ:今の時代「逃げる技術」が求められている
第1章:なぜ逃げられないのか?
第2章:あなたは今すぐ逃げていい
第3章:考えない、思い込みを手放す
第4章:逃げる技術
終章:ほんとうのあなたを手にする自由
逃げる技術を活かすための20の質問集
本書の概要と目次でございます。
逃げてもいいのに逃げない。
逃げるのは悪いことと思いすぎてしまう。
現代において強迫観念を持っている人もいるかもしれません。
本書が逃げても良い気持ちを後押しするキッカケになるかもしれません。
(P.24) 私たちは逃げることをダメなことだと思う風潮によって、「逃げる」ということをタブーにしてしまっているのかもしれません。倒れるまで、限界まで頑張るのがすばらしいことで、途中で逃げ出すのは情けないこと、と思っているとしたら、あなたは「逃げる」という選択肢を持っていないことになります。
最初に簡単な質問がかいてあります。
該当する人も多いと思える質問です。
なぜなら引用に書いてある視点になります。
「私たちは逃げることをダメなことだと思う風潮」
これってまだまだ根深い。
逃げる=悪いことのレッテル貼る人は多いと感じます。
逃げるという行為についての解釈変更する。
生きやすさを改めて考える機会にもなるかもしれません。
(P.33-34) 彼らが見せてくれたのは、典型的な「逃げられない理由」の数々です。すなわち、頑張ることが好き、自立の問題(人に頼れない)、期待に応える、頭で考える、罪悪感(自分が悪い)、意地とプライド、我慢することが癖、無価値感、とても厳しい自己評価基準(まだ大丈夫という過信)、理想主義、犠牲といったところでしょうか。皆さんにも当てはまる要素が少なからずあるかと思いますので、その一つ一つをさらに深く掘り下げていくことにしましょう。
ここでは3つのケースが紹介されています。
どれかのパターンに当てはまる人。
書かれている通りで典型的な逃げられない理由。
理由として自分の中にある人もいるのではないかと感じます。
本書では一つ一つをさらに深く掘り下げる。
そしてどのように対処すればいいのかの対処方法。
著者である根本裕幸さんが詳しく解説されています。
(P.38-39) 特に「考えることが癖」だったり、周りから「考えすぎだよ」と言われることが多い方は何かと「これは正しいのか? これはほんとうにいいのか?」あるいは、「ここではどう振る舞うべきか?」などと考えていることが多いと思うんですね。そうして「考えている」ときって、ほぼほぼ「感情」は無視されるので、このタイプの方は心の中にあらゆる感情をため込みやすくなるのです。そして、知らず知らずのうちに感情のダムが決壊し、涙が止まらなくなったり、身体が動かなくなってしまったりするのです。
考えることが癖。
考えること自体は悪いことではございません。
要は、その考えるという行為。
考え方が問題になってしまう場合があります。
頭の中だけで悶々してる部分や不安などを考え続ける。
堂々巡りで解決の糸口が見えない考え方をし続ける。
このことを岡田斗司夫さんが思考のジャグリング的なことを仰っていました。
同じことをクルクルと回しているイメージです。
考え方を変えてみる。
私がよく言っている視点変更というやつです。
それに紙に書いてみたり今までと違う考え方をする。
考えることが癖が悪いのではなく考え方が悪いと思ってみる。
多様な価値観や考え方を入れておくと楽になる部分ありますよ。
(P.52) 正義感を主張するためには、悪人がいなければ成り立たないのです。そうすると「逃げる」ことをよしとしない文化の中では、逃げる=よくないことであり、逃げる人=悪人と定義づけられます。つまり、逃げることは間違っているわけですから、自分がどれだけしんどくて、自分がどれくらい追い詰められていても、自らの正義感から逃げることができなくなり、限界まで自分を追い込むことになってしまうのです。
私の書評スタイルは私なりの書評。
私が感じていることをここでは書いていきます。
正義感の主張という部分です。
SNS疲れやネット疲れの原因になり得る部分と感じます。
自分の中の正義感を上手くコントロールする。
正義感を抑制できるようになると気持ちが落ち着きます。
色んな人がいるのがインターネットの世界。
相手に正義を押しつけても相手も正義と思っていたらイタチごっこ。
自分は自分の考え方があり、相手は相手の考え方があるで良いかと思います。
【ギリギリまで我慢してしまうあなたへ 逃げる技術】
・逃げられない理由と逃げても良いという視点
【新刊】 人間らしさを取り戻す技術 根本裕幸の逃げる技術でした。
これはあくまで私の印象になります。
上手くかわして逃げられる人より逃げられない人。
やっぱり、逃げられないタイプの人の多いのが人間社会だと感じます。
本書を視点の1つとして取り入れて少しでも気持ちが楽になったら幸いです。