【新刊】 お見合い35回にうんざり→アメリカへ→僧侶になる

・書名を見た瞬間に読みたいと思えた新刊

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本書の書名はすごいです。

 

「お見合い35回にうんざりしてアメリカに家出して僧侶になって帰ってきました。」

 

内容がかなり気になりませんか?

私は気になって気になって読んでしまいました。

最初にお見合い35回という部分。

これだけでもインパクトあります。

 

そこからアメリカに家出する。

アメリカに行って帰国ではない。

「僧侶になって帰ってきた」

本当に驚きの展開ですよね。

読むのをワクワクしてページを開きました。

 

 

お見合い35回にうんざりしてアメリカに家出して僧侶になって帰ってきました。

 

 

書名:お見合い35回にうんざりしてアメリカに家出して僧侶になって帰ってきました。

著者:英月

出版社:幻冬舎

出版年:2020年6月2日

ページ数:179ページ

 

 

この人生ヤバいくらい波乱万丈。

生命力がすごすぎる尼さん。

どんな流れでそうなってしまったのか。

そして人生訓として聞いておきたい話がてんこ盛りでした。

読んでいて楽しい新刊を私なりの書評をしていきます。

 

 

・人生に行き詰まりを感じておられる方の心が少しでも軽くなることを願って

 

 

(P.9) 過去の私がそうであったように、人生に行き詰まりを感じておられる方の心が、少しでも軽くなることを願って、綴っていきます。あなたのために、そして、過去の私のために。

 

 

【目次】


はじめに

 

第一章:地獄 ここではないどこかへ

 

第二章:貧・瞋 がむしゃらに生きる

 

第三章:癡 わかっていないことがわからない私

 

第四章:光 気づかされる私

 

第五章:浄土 「今、ここ」を生きる

 

おわりに

 

 

本書の概要と目次になります。

書名からして惹かれる内容。

どういう成り行きで今の英月さんがあるのか。

過去のエピソードを踏まえて書かれています。

 

 

(P.22) 「私は正しい」というお互いの思いがぶつかっていたのです。正義と正義がぶつかり、争いが起こる。これは洋の東西を問わず、昔も今も変わらないこと。だから私は、その環境から逃げ出すようにして、家出をしたのです。って言ったら、格好よすぎて、ちょっと恥ずかしい。正直、アメリカまで家出をした直接の原因は、お見合いでした。お見合いを強要されることによって、耳が聞こえなくなるほど精神的に追い詰められたのも事実です。けれども、そのことによって、私の心の中であぶり出されてきたのは、「空しい」ということだったのです。

 

 

正義と正義がぶつかり合う。

この場合は母親とぶつかったそうです。

お見合いを強要されて耳が聞こえなくなるほど精神的に追い詰められる。

そこからアメリカに家出をする。

本書を読んでいると感慨深くなります。

 

 

(P.45-46) 先行きが見えないというのは、自由に進めるということ。つまり、言葉を変えれば「こうならなければいけない」「こうしなければいけない」という決められた方向性から解放されたということ。そう、どこに進んでもいいのです。女優を目指しても、たとえそれが荒唐無稽でも。そして、痛烈に心に刻まれたこと。それは、もう二度と、お金がなくてチャンスを断念するような思いはしたくないということです。お金がないと、挑戦さえできない。お金は生き抜くための道具だと、道具は多ければ多いほどいい。私は、がむしゃらに働き始めました。道具としてのお金を貯えるために。

 

 

先行きが見えないのは自由に進める。

とても素敵な視点だと思います。

そして後半のお金がなくてチャンスを断念するような思いはしたくない。

この気持ちは私も痛いほどわかるタイプです。

 

それだったら動いていくしか無い。

1日1日を大切にしてがむしゃに動く。

私も本書を読んでみて自分自身を磨いていきたいと感じました。

 

 

(P.101) 「私は何を求めているのか?」との問いは、私の人生はどこに向かっているのか?ということです。それは「いのちの方向」であり、一般的な言い方をすれば「人生の目的」。そして、「何が本当に、私の人生を満足させるのか?」は、先に述べた空虚を埋めるパン以外のもののことです。このことがハッキリしないことには、たとえ他人が私の人生を評価したとしても、空しい人生です。少なくとも私にとっては、そう感じられたのです。

 

 

深い質問だと感じます。

すんなり答えられる人。

自分軸がしっかりある人かもしれません。

私は引用の質問。

 

「私は何を求めているのか?」

 

質問をしても思いつかない。

ハッキリしていないと思うので肝に銘じたい。

質問の答えをしっかり考えておきたいです。

 

 

(P.169) 悲しいこと、辛いこと、苦しいこと、腹が立つぅ~との思いは決してなくなりません。起こった事実は変わらないし、変えられません。けれども、過去の全てが大切なことだったのです。私にとっては不都合な問題でも、大切な問題。そして、その不都合な出来事の、どれかひとつが欠けても、今の私はいないということ。無駄なことなど何ひとつないのです。それが人生の種明かしによって、私が知らされたことです。

 

 

すごいストーリーでした。

書名以上のインパクトが本にありました。

過去のすべてが大切なことだった。

私もこのように思えるような視点。

早く持てるように視点を保っていきたいです。

 

 

【お見合い35回にうんざりしてアメリカに家出して僧侶になって帰ってきました。】

 

 

・内容が驚きの展開が満載でした

 

【新刊】 お見合い35回にうんざり→アメリカへ→僧侶になるでした。

自分の人生は自分だけのもの。

他の人生を歩むことは出来ません。

しかし、本を読むと追体験的に人生訓を学ぶことができます。

本書からもありえないような体験を教えていただきました。